自家製キムチ in ロンドン おうちで簡単レシピ
自分好みを作る・味の変化を楽しむ
年明けから試作を続けていた、白菜キムチのレシピがやっと仕上がったので、紹介したいと思います♪
キムチ仕込みは冬の手仕事(本場韓国では11~12月にかけてが白菜の旬&仕込みのピークと
いいますから…)ギリギリ春になる前にレシピが完成し安堵!
じつはずっと作ってみたかったキムチ。
英国生活では入手しにくいなぁと感じる食材もあって......どうしたらもっと作りやすくなるのか?本格的な作り方を紹介されている方のレシピをいくも見比べながら、現在の生活にフィットするキムチづくりを研究してみました。
材料のほとんどを、英国の現地スーパーでも入手できるよう意識。
※日本では揃えやすいものばかり!
またグルテンフリーやプラントベースの食生活をしている人にもおいしく食べてもらえるよう、アレンジ可能なキムチを目指して。
とても簡易的な作り方ではありますが、色々な人が食べられる“選択肢がある“ってことも大事だったりするような気がして♪
出来上がりの量も、家庭用の調理器具で作りやすく、冷蔵庫のスペースを占領しすぎない程度に調整しました。
それに、キムチは発酵食品でカラダに良いという印象を持っている人は多いのではないでしょうか?
市販品を購入していた時に感じていたのは、原材料表示を見ると数多くの添加物が使用され、発酵させていない浅漬けタイプの商品が多いこと…
「伝統的な製法で作られた無添加のキムチは殆どなく、あっても高い」
ということ。
より良いカラダづくりのために摂るキムチなのであればなおさら、安心して口にできる安全なものを選びたい!
ごくシンプルな材料で作れて、使う材料の質から選ぶことができるのは、自家製することのメリットのように感じます✴︎
それでは、レシピをご紹介♧
材料
出来上がり目安 : キムチ約750g
※倍量で作るのもOK!
【白菜の塩漬】
・白菜 500g
・水 100ml
・自然塩 (粗塩)20g
【漬け種】
・ラディッシュ 90g(大根OK)
・にんじん 40g
・ねぎ 25g
・チャイブ 25g(ニラOK)
・りんご 50g
・洋なし 50g(和なしOK)
・にんにく 15g
・しょうが 15g
・韓国とうがらし粉 10g
・韓国とうがらし中挽き 10g
・味噌または醤油 大さじ1と1/2杯
・濃縮タイプ甘酒 大さじ1と1/2杯
・タヒニ 大さじ1/2杯(白ねり胡麻OK)
・昆布 約5×5cm(粉末/顆粒こんぶ出汁OK)
[漬け種のオプション]
甘めの仕上がりにしたい場合→上記材料に「ココナッツシュガー 大さじ1杯」を追加して作る。黒糖のようなコクがあるので、一般的な砂糖よりオススメです。日本では黒糖で代用できます。
また、辛みが苦手な人は、中挽きとうがらしのみを使うか、もしくは使用する分量を減らすなど調整してみてください。
プラントベース仕様ではなく一般的な味に近づけたい場合→上記材料の、味噌または醤油を「ナンプラー 大さじ1と1/2杯」に変えて作る。オキアミの塩漬けのような特別な材料は入手しにくいので、ナンプラーを少し多めに加えます。一般的なナンプラーより韓国産ナンプラーの方が味や香りが濃いようです。
また、もし日本食材店などで入手できるのなら桜エビをぱらり加えるのも○
☑︎韓国とうがらしは韓国系スーパーマーケットで入手しました。
☑︎味噌または醤油は甲乙つけがたく…お好みでどうぞ!味噌だとこっくり、醤油だとさっぱりの印象。グルテンフリー仕様で作る場合は、麦・小麦不使用の味噌や、グルテンフリーたまり醤油を使用します。今回はたまり醤油を使って作りました。
☑︎濃縮甘酒は、玄米・白米どちらでもお好みでどうぞ。コクある旨みが生まれ砂糖不使用でも甘みを引き出せるのが好きで加えています。
英国でも入手可能です(欧州圏内も)→CLEARSPRINGのOrganic Brown Rice Amazakeこちらはオススメ。ロンドンでは、日本食材店やWhole Foods Marketで見かけます。
もし入手困難な場合も心配ご無用ですよ〜「味噌 大さじ1/2杯 + ココナッツシュガー 大さじ1/2杯」代用OK!
☑︎昆布は使用前、表面に付いているホコリをはらう程度にサッと拭けばOKです。表面の白い粉は旨み成分です♪
手順
はじめに、発酵食品を作るのは衛生面が心配......という人もいると思います。
手は石けんを使ってこまめに洗い、その都度清潔な布巾で拭きましょう。使用する調理器具・保存容器・調理台は、熱湯消毒/アルコール消毒(食用)などで除菌してから調理を開始することで、雑菌の繁殖を予防できます。
では調理スタート♪
①白菜を塩漬けする
ざっと洗った白菜の葉の部分を、食べやすい大きさにちぎっていく。
次に、芯も食べやすい大きさにちぎる。芯だけのボウルに塩を加え、もみ込む。
そこに水を加えて混ぜ、15分置く。時間になり芯がしんなりしたら、葉も混ぜあわせる。
重石をして2時間ほど漬ける。
②白菜を漬けている間に【漬け種】を作る
ラディッシュ
ななめ薄切りしてから千切りに
にんじん
ななめ薄切りしてから千切りに
ねぎ
ななめ薄切り
チャイブ
2cm幅を目安に切る
りんご ・洋なし・にんにく・しょうが
すりおろす
大きめのボウルに、先ほど切った野菜とすりおろした材料をあわせる。
そこへ、韓国とうがらし粉・韓国とうがらし中挽き・味噌または醤油・濃縮タイプ甘酒・タヒニを加えて、よく混ぜる。
まんべんなく混ざったら、切り分けた昆布を埋め込み、
表面をおおう。
白菜の準備が整うまで、蓋をして冷蔵庫へ入れておく。
③白菜の準備つづき
漬けて2時間経ったらザルにあげ水を切る。両手で包むようにしてギュっとにぎり水分を絞ったあと、ザル・網状のものの上に広げる。
そのまま数時間干し表面の水分をとばす。
(絞ってすぐの状態を【漬け種】と混ぜる方法も可能ですが、個人的に少し干してから混ぜる仕上がりの方が好きです。)
というわけで干す時間はお好みで調整してみてください♪
④キムチにする!
干す時間が終了したら、白菜を【漬け種】とあわせる。
そして、よく混ぜる。※キッチングローブを着けての作業をオススメします!
混ぜたキムチは、清潔な容器に詰める。空気に触れる部分を最小限にするため、食品用ラップフィルムをキムチの表面に密着するようにのせ、
蓋をする。
冷蔵庫に保存し、数日寝かせてから召し上がれ♪翌日に味見してみてもOKです。
個人的には5日目くらいが好みの加減。
(これは冬季間の状態です)
日々、味の変化を楽しめるのが手作りの醍醐味!
キムチ発酵が進むと酸味が強くなってきます。
気になる場合は炒めものなどに活用すると酸味がやわらぎ食べやすくなりますよ〜!
※冷蔵庫保存で1週間~10日を目安に食べ切ってください。
また、お出汁用に加えた昆布も食べられるので、捨てずにキムチスープ・キムチ鍋を作る際にきざんで加え一緒に食べています。
2番だし兼、具材!
漬け種は使う調味料をアレンジすると味の印象も変化させられるので、組み合わせや分量を変えてみるなど自分好みのキムチづくりを楽しんでもらえたらうれしいです♪
それでは、また!
韓国料理はスキです♪
「ケの日の台所」から生まれる
日々の食事を大切に
マクロビオティックをゆるく取り入れた
グルテンフリー&プラントベース料理の記録は
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