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ゆうゆう不定期マガジン

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生きるのがちょっと楽しくなる。 不定期に投稿する日記やエッセイを詰めました。 研究中のTwitter運営法についてもたまに書きます!
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2019年12月の記事一覧

自分の中の戦闘心に気づくことで、人は初めて優しくなれる

自分の中の戦闘心に気づくことで、人は初めて優しくなれる

私は短気だ。

ちょっとしたことですぐにイラッとするし、「どうしてあの人はああなんだろう?」とすぐに敵をつくろうとしてしまう。

燃やそうとしなくても勝手に燃えてしまう着火剤のようなもの。

この火種、いわば戦闘心にいちはやく気づくことで、人は初めて他人に優しくできるのだと思う。

どういうことか?

つらつら考えたことを備忘録として記しておく。



自分の周囲をウロウロとうずまく、人や環境や

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ひとりでいることを許してくれる街・吉祥寺

ひとりでいることを許してくれる街・吉祥寺

吉祥寺に住んで、半年が過ぎた。

半年やそこらで偉そうな顔をして語れるほどに、私はまだこの街のことをよく知らない。

けれど、これだけはいえる。

吉祥寺は、いい街だ。



高校の頃まで函館で暮らし、大学卒業を機に札幌へと移った。

これは私だけかもしれないが、函館で生まれ育った人間は、"ふたつの都会"の間で揺れうごく。札幌と、東京だ。

地方出身者であるが以上、上京に一定以上のあこがれを抱く

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水曜どうでしょうは終わらない

水曜どうでしょうは終わらない

函館出身、大学から札幌に移って29歳になるまで北海道で過ごした私にとって、「水曜どうでしょう」や大泉洋、はたまたTEAM NACSという存在は、キリスト教信者にとってのキリストのようなもの。

といっても、レギュラー放送をリアルタイムで見ていたことはなく、再放送をポツポツと見ていただけの完全にわかなのですが……。12/25から新作が放送されるとのことで、CUTに特集が載っていたのをみつけて買ってし

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言葉を尽くす。言葉で届ける。

言葉を尽くす。言葉で届ける。

同期がミスをして凹んでいる。自分もそうされて嬉しかったから、個包装のチョコレートにメッセージをつけてデスクの上に置いておいた。

家族が浮かない顔をしている。普段は見せない様子に少しだけ気が引けながらも、「大丈夫?」と一声かけてみた。

目の前におばあさんが立つ。ちょうど座れた席を惜しみながらも「どうぞ」と譲る電車の席。

それぞれのたすけあい、ちょっとした親切。

世の中には暗いニュースばかりが

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子育て当事者ではないけれど

子育て当事者ではないけれど

育児を楽しいものにしよう、新米パパ・ママを応援しようというコンセプトで作成されたプロダクト「一寸帽子」。

クラウドファンディング期間が残り1週間となりました。

制作者である中川ケイジさん(@keiji_nakagawa)のお手伝いを細々とさせてもらっている中で、毎日更新されるクラファン日記の添削も担当しています。続々と寄せられる支援に、応援コメント。読み、添削しているうちに自然と力をもらえるよ

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女って、単純だ

女って、単純だ

「美容は自尊心の筋トレ」という本、タイトルだけで興味がわいたにも関わらずまだ読んでいないのだけど、すぐ手に取らなかったのは、タイトルだけで言わんとすることがわかったせいも大いにある。

まさに、美容は自尊心の筋トレだ。

自尊心は、筋トレのように毎日コツコツ鍛えて磨き上げていくものなのだ。

先日、Netflixで配信されている「クィア・アイ」のJAPAN1話を観たのだけど、三鷹で在宅ナースをして

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正義と正義がぶつかった

正義と正義がぶつかった

私がよく行く図書館には、専門書コーナー・雑誌や新聞コーナー・キッズコーナーでざっくり階数がわけられている。どの図書館でも、本のジャンルでなんとなくゾーンが区分けされているのは一般的ではないだろうか。

ついさっき、行きつけの図書館でいつものように本を読んでいたら、甲高い声で泣いている3歳くらいの女の子、その子を必死であやすお父さんがあらわれた。

私がいたのはキッズコーナー。発売されたばかりの「1

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やられたらやりかえすって、悪いことなのかな

新卒で入社した会社でも、その次に事務員をやった会社でも、書店員としてバイトしていた先でも、PC講師として教室にいた時も、わたしはよく「やられたらやりかえして」いた。

理不尽だとおもったら意見したし、横暴だとおもったら物申した。そのせいで、どこへ行っても鼻つまみものというか、なんとなく距離を置かれているのを感じていたし、その自覚は間違ってはいなかったとおもう。

それでも、わたしは後悔していない。

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誠実であること、簡素であること、自然であること

誠実であること、簡素であること、自然であること

つい先日、 #WaseiSalon に入会しました。

「これからの”働く”を考える」をテーマに、対話しながら価値観を共有し合ったり、イベントの場で考えるきっかけを得たり、刺激をもらったりするコミュニティ。

働くって、生きることと同義だと思っていて、だからこそ、日々の忙しさに流されていると、「仕事とは?」「働くって何?」って、見えにくくなることが多い気がするんですよね。

毎日を地に足つけて暮ら

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とまって進んで没頭して、またとまって。その繰りかえし

とまって進んで没頭して、またとまって。その繰りかえし

何も考えない「ただそこにある」自分でいる。とまる時間。ひたすら前を向きながら「主に仕事をする」自分。進む時間。

そして、目の前のコンテンツに「入り込み、味わい、吸収する」自分。没頭する時間。

最近は、この3つのフェーズを意識して行き来し、繰りかえしているように思う。とまる、進む、没頭する。またとまり、進み、没頭する。その繰りかえし。



とまるのは、主に朝と夜。

起きたばかりの静かな時間

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わたしたちが暮らす地球を持続可能にすること

わたしたちが暮らす地球を持続可能にすること

とあるお仕事の関係で、SDGsのカードゲームお披露目会に参加してきました。

SDGsってなんだ?最近やたらと名前だけは聞くけど……という知識感で臨んだ私。恥以外の何物でもなかったです。万が一初見の方がいらっしゃったら、環境問題をクリアするための世界規模の目標、みたいなイメージを持っていただけると早いかと。

このカードゲーム、なんとこのSDGsとは何なのかを肌で体感できるという画期的なものなので

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サンタさんが来なくなった日はいつですか

サンタさんが来なくなった日はいつですか

はじめてサンタさんからクリスマスプレゼントをもらったのは、物心ついた保育園くらいの頃。編みぐるみがつくれるキットをもらった。

ほんとうにサンタさんがいるんだと思えたことが嬉しくて、それから毎年、何をお願いしようかうんうん唸りながら考えていた気がする。でっかいテディベアをもらったときは特段テンションが上がったなあ。

サンタさんが来なくなったのは、たしか、小学校4年か5年くらいだ。

ゲームのソフ

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わたしは時おり、塞がる。

わたしは時おり、塞がる。

スマートフォンを持たずに、本とノートとペンだけを持ってふらっと近くの図書館やカフェへ籠ることが、わたしにはよくある。

感覚としては、自分専用のシェルターへ粛々と潜り込む心持ちだ。あえて外の世界に触れられない環境をつくって、「もう満足!」となるまでひたすら本を読みつづけたり、考えごとをしたりしている。

わたしは時おり、塞がる。



気にして欲しいけれど、放っておいても欲しい気持ちがわかる人と

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選べる立場じゃないのだけれど

お金のため、生活をしていくためだけに、見境なく仕事を受けるフェーズは、もうすでに脱している気がしている。

おこがましいし傲慢かもしれないのだけれど、あえて仕事を選んで余白を生み出している。やっておいたほうが良い仕事よりも、やりたいと思える仕事を。報酬額の多寡よりも、楽しいと思える仕事を選ぶことによって。

選べる立場じゃないのだけれど、選ぶことによって確立させようとしている。生きていくのに十分な

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