北村有

映画&ドラマ好きライター。可処分時間をドラマや映画につっこんでいたら、俳優さんや映画監…

北村有

映画&ドラマ好きライター。可処分時間をドラマや映画につっこんでいたら、俳優さんや映画監督さんにインタビューするライターになってました。

マガジン

  • 解像度

    2020年~の頭の中

  • できない自分、でも生きてる。

    料理できない、掃除できない、節制できない、「適度に休む」ができない。いろいろな「できない」に囲まれながらも生きてるし、一周まわってそれでもいいやと思えている自分。「自分を丸ごと愛する」ができるようになる日までを綴るエッセイ。そんな日は一生来ないだろうけど。

  • ひとみ知りひとり旅

    国内ひとり旅の記録 2020/09~ ひとみ知りひとり旅シリーズ!ぜんぶひとり旅だよ!

  • ゆうゆう不定期マガジン

    生きるのがちょっと楽しくなる。 不定期に投稿する日記やエッセイを詰めました。 研究中のTwitter運営法についてもたまに書きます!

  • 1000文字SSシリーズ

    1000文字前後で書いたショートストーリーを集めました。

最近の記事

  • 固定された記事

結婚について、28歳。

いま、28歳だ。 今年で29歳になる。 同年代の、特に女性ならわかっていただけると思う。 「結婚はまだしないの?」 「若いうちじゃないと、子ども産めないんだから」 ことあるごとに、こういうことを言われる気持ちが。 年末年始や盆の帰省が憂鬱でならない。主に「仕事」というまっとうな理由をつけて全力で避けていきたい。 私も例にもれず帰省避け組だったのだが、昨年から訳あって実家暮らしになったのでそれさえも適わなくなった。あらゆる方向から被弾している。 「結婚はいつ頃?」

    • 早すぎる、速すぎる

      なんだかまだ上手く言葉にしにくいのだけど、いよいよついていけなくなってきた。世界が速すぎる。いい加減ついていけない。気づいたらオリンピックが始まっていた。この調子じゃ気づいたときにはオリンピックが終わっているし、次の冬季オリンピックだって知らないうちに始まって終わってしまう。 世界が速い、というかたぶん、インターネットやSNSが速いんだと思う。こんなに速くなくていい、疲れた、止まりたい、少し休ませてほしい。AIとかChatGPTとかもう、わけがわからん。 いやAIとかCh

      • カラスは鳴くもの

        カラスが鳴いていた。すごく鳴いていた。たぶん複数羽で、まるで競い合うように鳴いていた。不協和音のような騒音から、少しずつ、だんだんと、カアァ、カァと、一定のリズムを得た音楽のように響きはじめていた。 そこに、子どもが通りかかった。お母さんらしき女性と手を繋いだ、3歳くらいの男の子だった。 「カラスがいるね」と言った。「たくさんいるね」と。 そのとおり、カラスがたくさんいて、一斉に鳴いているので、私はつぎに、その子どもはカラスの鳴き真似をすると予想した。カアァ、カァと、そ

        • そういうもんだ、が足りない

          去年の夏はどんなことを書いてたんだっけ? と思って過去のnoteを探してみたら、あんまり書いてなかった。一昨年はどうだったっけ? と思って探してみたら、やっぱり書いてなかった。 たぶんあまりにも暑すぎてやる気がなかったんだと思う。 それは今年の夏も同じで、むしろ一昨年よりも去年よりも暑いはずなんだけど(多分)、このまま夏だけぽっかり空いてしまうのは、未来の私が寂しい思いをするので、なんでもいいから書いておこう。 それでいいんだ、そういうもんだ。 かっこいいことを書こう

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        結婚について、28歳。

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        • 月刊旅する書評家
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        記事

          たとえばそれは、一杯のコーヒーだったりする

          いかに汗をかかずに一日を終えるか、が最近のミッション。なるべく汗をかきたくない。外に買い物に出なければいけないとして、3分置きくらいに避暑できる場所をマップ上で見繕い、小休憩しながらじゃないと外出さえできない。命の危険を感じる。 「部屋のなかでも熱中症になる危険があります、部屋を涼しく保って、こまめな水分補給を!」とか言われるし、もうどうしたらいいかわからない。生き延びたい。 なんだかもっと、自分のことに集中できればいいんだろうな。 暑いのは嫌だとか。汗をかきたくないと

          たとえばそれは、一杯のコーヒーだったりする

          からあげ

          からあげって「唐揚げ」ですか? それとも「空揚げ」ですか? はたまた「から揚げ」? 近所に新しいから揚げ屋さんができたんです。今日は日曜日だし、いっちょ食べてみるか! と思って初めて買ったんですよね。気合を入れて5個入りのから揚げ弁当。新しいお店だからか店員さんも新入りのバイトさんっぽくて、注文してから揚げるのが売り文句みたいだから、できあがりまでどれくらいかかるかなあ、と密かに心配していましたが、5分で出てきた。すごい。 今日のお昼はから揚げだ〜と思いながら、ルンルン

          にわかに始まった保湿通信(春になりかけ)

          前回の保湿通信から約2ヶ月経ちました。そろそろ経過報告の時間です。 まずは前回、ハンドクリームの話をしたついでに話題に挙げた「ユースキンのリリップキュア」について。 まず一言、とても、良い。出先で唇に塗ろうと思うと、鞄から出して蓋を外して指にちょっとつけて塗って、また蓋を閉めて……と少々の手間がかかるので(リップクリームでも大して変わらないけど)、もっぱら自宅用にしている。しっかり保湿してくれるのにベタベタしすぎない。唇が切れちゃったときとか、割と本気で乾燥にやられてしま

          にわかに始まった保湿通信(春になりかけ)

          そんなドラマみたいな夜があってたまるか

          下北沢で飲んだ。定期的に会ってお酒を飲む相手がいることは、どう考えたって幸せだ。一軒めで食べたカルボナーラうどんと、チーズ&フルーツの盛り合わせが声が出るほど美味しく、近くのTSUTAYAでザッと本を眺めてから二軒めに行った。カフェオレ酎とロイズチョコレートを出してくれる気さくな店で、下北沢は遠いけどまた来よう、通おうと思った。 帰りの電車に乗るためホームで待っていると、私の後ろに複数人の若者が立った。たぶん4〜5人で、全員男の子。男の子、としか言えない大学生くらいの集団だ

          そんなドラマみたいな夜があってたまるか

          ここにいてもいいんだろうか

          新しいカフェとか入ったことのない飲食店とか、行ったことのないところへ行こうと思うときにまず思うのは「私に合う場所だろうか?」「私がいても空気を壊さない場所だろうか?」ってこと。 ふらりと新しい場所に足を踏み入れるということは、少なからずその場の分子が変動するということであって、影響を与えてしまうぶん迷惑をかけてはいけない、と配慮する変な癖がある。別にあんたのこと誰も見ちゃいない。わかってはいるけど、観察してしまう。合わなさそうだな、と思ったら入るのをやめる。 そんな性質な

          ここにいてもいいんだろうか

          人生むずい

          POISONじゃないけど、健やかな人間関係のためには言いたいことはスッと言えたほうが良くて、最近の私は我慢していない。フッと思ったことを、大丈夫そうかもと判断したら割とゆるくすべてを口にしている。 もちろん明らかに相手を傷つけることとか、不要に貶めるようなことは避けるけれど、恋愛でうまくいっていない友達の話をうんうん聞きながら「あなたにはこういう良くないところがあるよね」と思ったら、そのまま言うようにしている。友達だからって忖度しない。共感100%では終わらない。私だったら

          人生むずい

          大切な人は幸せでいて

          とある人に「肌が綺麗」「色白」「上品なのにおもしろい」と言われて、言葉をもらったのは少し前のことなのに、まだじゅうぶんに効果が続いている。ルッキズム的視点から言うと前者の二つはアウトなのかもしれないけど、どちらも私が普段から気をつけていることの結果に触れてくれているので、シンプルに努力を褒めてもらえて嬉しい。そして最後の一つなんて、これ以上ないってくらいに最高な言葉だ。 大切な人、好きな人には、幸せでいてほしいと思う。 自己肯定感という言葉があるけど、そして流布しすぎて若

          大切な人は幸せでいて

          働きたくて働いています、みたいな顔

          カフェオレが好きなんだけど、ちゃんと砂糖が入っているTHE・カフェオレを毎日飲んでいるとさすがに身体に悪い気がするから、3回に1回くらい糖類ゼロの身体に良さそうなカフェオレを買う。んだけど、それはそれで変に人工的な甘い味がする。人類の手、科学によるなんらかの力で無理やり甘くさせられているカフェオレを飲むくらいなら、最初からTHE・カフェオレを飲んでおいたほうが精神には良いのかもしれない。 それはそうと牛丼の話がしたい。厳密には、牛丼屋で働く人の話がしたい。 個人的ベスト牛

          働きたくて働いています、みたいな顔

          レイトショーを観に行く体力がある

          自分でもびっくりなんだけど、なんと今週はほぼ毎日映画館に行っている。日中は(これでも)仕事をしているので、行くのはもっぱらレイトショー。「レイトショー」なんて、正直言って直近まで私の辞書には収録されていなかった言葉だ。 夜が苦手、なわけではないんだけど、厳密にいうと夜に出歩くのがあまり得意ではない。 日中に活動しているぶん、夜は少し体力も気力も落ちてるし、それによって判断力も思考力も鈍ってる気がするし、そんな状態で人の目がある場所に出かけていくことは自らゴリゴリ精神を削り

          レイトショーを観に行く体力がある

          興味ないの、バレてます

          この前とある知人と話をしていたら、それはもう、明らかに、誰がどこから見てもまるっとお見通しなくらい、「私の話、興味ないんだろうな〜〜〜!」っていうのがバレバレな聞き方を、相手がしていた。 私の話を聞いて、うんうんと相槌は打っているんだけれども、目線は右手のスマホ画面にロックオンされていて、しだいに相槌も適当になっていく。 あなた、人の話に興味ないの、めちゃくちゃバレてるよ。 それはひとえに、私の話がおもしろくなかったのと、相手の興味の範囲にある話ができていなかったことに

          興味ないの、バレてます

          ままならない低気圧日記2

          低気圧やPMSの症状うんぬんで、月に1〜2度はどうにもこうにも使い物にならない時期がやってくる。ただ苦しんでいるだけじゃくやしい、ということで、このままならなさを日記として記録しておこう、という試み。 ちょうど昨日(19日(月))も「爆弾低気圧」なるものがやってきていたらしく、案の定、ただ寝ていることしかできない存在になっていた。 そんななかでも私はリモートで業務委託の仕事をしていたし、なんだかんだで横になる暇なんてなかったんだけど、つねに鈍く痛む頭を抱えながら仕事をする

          ままならない低気圧日記2

          ままならない低気圧日記

          ここ数日、わかりやすく低気圧にやられ、使い物にならなかった。 ただ「体が重い」の4文字で済ませることはできないくらいの重さ、怠さ。脳天に10kgくらいの分銅を10個くらい乗せられてるとしか思えないくらい、抗えない頭痛に苦しんでいた。 単純に低気圧にやられているせいなのか、PMSの症状が重なっているのか定かじゃないけれど、私には月に1〜2度こういう日がやってくる。 もう、何をやってもダメ。気力&体力がない。ただ座っているだけでもみるみるHP(ヒットポイント)を削られていく

          ままならない低気圧日記