のらねこ日記いきもの編パピヨン
フェレットさんを、飼い始めた友達ですが、月日がたつと、やっぱりワンコを飼いたいと思うようになりました。
でも、彼女は仕事のため丸一日家を空けることもあるので、今までは我慢していましたが、いろいろと犬種ごとの性格などを調べて検討した結果、パピヨンの子犬をお迎えすることにしました。
元気いっぱい、活発なパピヨンちゃんは、
『遊んで!遊んで!』と、フェレットさんたちに迫っていきます。
人間年齢だと中年になったフェレットさんは、『しょーがねぇなぁ』と遊び相手になってくれますが、パピヨンちゃんが調子にのって強めにじゃれると、
『なにすんじゃー!』と、パピヨンちゃんの鼻先に食いつき、パピヨンちゃんは、きゃんきゃんと逃げていきました。
こうやって、フェレットおじさんから教育的指導を受けながら、パピヨンちゃんは、すくすくと成長しました。
それから、さらにしつけるために、友達はパピヨンちゃんをワンコの訓練学校に入れました。
そこは、警察犬候補のシェパードなどが訓練を受けていて、その中にまじってパピヨンちゃんもきっちりと訓練をうけました。
年月は流れ、フェレットさんたちは、天寿を全うし、やがてパピヨンちゃんも18才になりました。
この先、パピヨンちゃんも逝ってしまったら、ひとりぼっちは耐えられないと思った友達は、保護犬を引き取りました。心優しいチワワちゃんでした。幸いにも2匹の仲は良好で、翌年パピヨンちゃんは、友達と後輩ワンコに見守られながら虹の橋を渡りました。
人もワンコも幸せな19年と5ヶ月でした。
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