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こつこつと、飽きずに何かをやってきたのかなぁ。日常のあれこれやらを気分次第で文字にして…

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こつこつと、飽きずに何かをやってきたのかなぁ。日常のあれこれやらを気分次第で文字にしておくのもいいのかな。 話題は広い方ではないので、読まれた方は飽きるかも....そう思いながらも自分の気分で文字起こし。

最近の記事

古い機材で地球の自転を感じる。

近年、天体観測や星空の撮影をやっている人が増えているような気がします。InstagramやX(旧twitter)などのSNSへアクセスするとごく普通にデジタルカメラで撮影された「天の川」の画像や天体望遠鏡で撮影された系外銀河を目にします。 天体望遠鏡もパソコンやスマートフォンからの操作で天体を自動導入できる製品が多くなり、高いハードルであった「天体導入」が容易になった事も要因だと思います。自動導入で天体を導入し、その天体が地球の自転による日周運動で動いて行くのをそのまま捉え

    • 更に小さい子が復帰。(40mm屈折望遠鏡)

      市販の初心者用望遠鏡よりも小さな天体望遠鏡を所有しています。既に販売されていない望遠鏡です。ポータブル赤道儀に付帯されていた、いわゆる「ガイド鏡」です。世界に名を轟かせている高橋製作所(現:タカハシ)の「H40型赤道儀」の鏡筒です。 タカハシの中の人にお会いした機会にお話しを聞いたところ、「あぁ、アレは天体望遠鏡だよ。みんなガイド鏡って思ってるけどな、確かに接眼部分はガイド鏡としか使えない造りになってっけど対物レンズは天体望遠鏡の設計だぁー。試しに100倍くらいで見てみ?星

      • 接眼レンズを落下させたくない。(簡単な接眼レンズホルダーを作ってみた。)

        天体望遠鏡を使って肉眼で天体を見るには接眼レンズが必須です。接眼レンズと言うのは対物レンズが作った像(焦点像)を見るためのレンズです。アイピースとも呼ばれます。主に倍率を変更するために使われる大切な部品で、小さいのから大きい物、覗きにくい物や見易い物、そして見える視界が狭かったり広かったり、当然ながらお値段も安価な物から高価な物までピンからキリでございます。 対物レンズの性能を活かすのも、接眼レンズとの組み合わせでいろいろな見え味が変わりますので、同じ倍率となる接眼レンズが

        • 小さな望遠鏡(60mm屈折)への部品を取り付けた。

          2023年9月に小さな望遠鏡(60mm屈折)が来てからというもの、この子を活用するのにいろんな部品を検討し、追加取り付け致しました。 使い始めた頃には「とりあえず使えればいいや。」と死蔵していた鏡筒バンド(ユニバーサル鏡筒バンド)を取り付けていたのですが、ハッキリ言って重たいのと鏡筒の向きが微妙に合わない状態だったため、市販の「鏡筒バンド(スターベース80用、3,340円)」を購入しました。これにより380グラムほど軽くなりました。 導入の目安として取り付けていた照門照星フ

        古い機材で地球の自転を感じる。

        • 更に小さい子が復帰。(40mm屈折望遠鏡)

        • 接眼レンズを落下させたくない。(簡単な接眼レンズホルダーを作ってみた。)

        • 小さな望遠鏡(60mm屈折)への部品を取り付けた。

          小さな望遠鏡(口径60mm)と目盛環。

          小さな望遠鏡(口径60mm)を使って、自宅アパートの狭いベランダ(幅75cm)にて南東~南西の狭い範囲で天体を見るにあたり、光害が多くてなかなか厳しい場所でございます。経緯台に方位・高度の目盛りを付けてスマートフォンの星空アプリを使って目的の天体を探す事にも慣れてまいりました。光害や月明りがある場所で見る天体と言えば月や惑星、そして二重星が多くなります。それら天体の導入が出来た後には「ちょっと高めの倍率で見たいなぁ。」と思うようになります。特に二重星は星の色が綺麗だったり分離

          小さな望遠鏡(口径60mm)と目盛環。

          小さな望遠鏡(口径60mm)でやっている事。

          9月、うちに来てくれた小さな望遠鏡(口径60mm)が稼働しつつあります。主に自宅アパートの狭いベランダ(幅75cm)にて南東~南西の狭い範囲の空を眺めています。JR駅が目の前にあり、パチンコ屋もあるなど、光害が多くて星を見るにはなかなか厳しい場所であります。 星を見ようと、街灯りが少ない場所へ移動するのもひとつの方法ですが、いくら暗い場所であっても月明りには無力です。そう…「月明りがある夜に楽しむ事を自宅でやれば良いのでは?」と開き直ればどうなるんだろう、そう考えました。

          小さな望遠鏡(口径60mm)でやっている事。

          小さな望遠鏡(口径60mm)で出来る事。

          先月、小さな望遠鏡がうちに来てくれました。口径60mm(焦点距離480mm)の屈折望遠鏡の鏡筒です。 とある望遠鏡SHOPで見かけたジャンク扱いの小さな望遠鏡。鏡筒の上には汚れがあり、至る所も埃だらけ。接眼レンズを差し込む接眼レンズホルダーの内側にも埃。そして、対物レンズの直径4分の1ほどの面積にコーティングのヤケが見られる「ジャンク望遠鏡」だったんです。凄く悲しい雰囲気が纏わりついていました。 「ねぇ。ボクはどうなるの?こう見えても昔は頑張っていたんだ。でも、長いこと宇

          小さな望遠鏡(口径60mm)で出来る事。

          西村彗星(C/2023 P1)と10分セッティング

          2023年8月13日、西村栄男(にしむらひでお)さんが発見した新彗星を見る事が出来ました。発見時の光度は10.4等だったとの事。 2023年9月3日未明。新月期から半月が経って満月を過ぎ、当夜の月齢は17.1となってて夜空は明るい。西村彗星は薄明開始1時間半前の時点で東の空から上ってくる。高度が10度に到達する時刻は4時20分頃。そして薄明開始となる5時00分の時点でも高度は18度との予報でした。 空全面にはウロコ雲があるものの、雲と雲の間にはなんとか星が見えている。 「

          西村彗星(C/2023 P1)と10分セッティング

          星雲や星団を自分で導入するために。その3

          星雲星団などの目的の天体を望遠鏡などの視野に導入するのに天体位置を表示してくれるスマートフォン星空アプリを活用すると比較的楽ですよ?って話を展開しています。 もちろん、ファインダーで探して視野へ導入出来れば導入スピードは速くなります。しかし、そういう天体の数は少なく、ファインダーの視野内に捉えている時でも実視ではうっすらとしか見えていなくてメインの筒の視野へ導入するのは難しいものです。 そこで、スマートフォンの星空アプリを使っての天体導入となる訳ですが、まず活用するのは目的

          星雲や星団を自分で導入するために。その3

          星雲や星団を自分で導入するために。その2

          「天体の導入、得意ですか?」と聞かれても、ある程度見えている明るい天体くらいなら導入できます。としか答えられません。「ある程度」という明るさは小口径の双眼鏡や口径30mmのファインダーで辛うじて見えるくらいの明るさ(5~7等級)の天体になりますかねぇ。見えていなければメインの望遠鏡(フィールドスコープ)の視野に導入しづらいものです。 スマートフォンの星空アプリの中には天体の詳細な情報が表示されている物が増えてきました。中でも「赤経・赤緯」の位置情報は赤道儀の目盛環を使って天

          星雲や星団を自分で導入するために。その2

          星雲や星団を自分で導入するために。その1

          星雲星団などの天体を見たいと思って、望遠鏡やフィールドスコープ、双眼鏡で「天体導入」をするためには、ある一定のスキルが必要です。 月を見る(導入する)。 木星を見る(導入する)。 土星を見る(導入する)。 見えている天体を望遠鏡などの視野に導入するのは望遠鏡に付帯されている「ファインダー」を使って、ファインダー視野の中心に導入すればメインの望遠鏡の視野の近くに目的の天体が導入されます。ファインダーは文字通り「find(見つける)」ための道具です。肉眼でも見えている天体であれ

          星雲や星団を自分で導入するために。その1

          常用の接眼レンズケースをリニューアル!

          MUJI(無印良品)のPPケース「自立収納できるキャリーケース」(https://www.muji.com/jp/ja/store/cmdty/detail/4549738699026)常用の接眼レンズを収納しました。ホームセンターで販売しているゴム系のスポンジを緩衝材(300mm×300mm×厚さ20mm)として、接眼レンズの寸法に合わせて切り抜いて接眼レンズケースとしました。 ゴム系のスポンジって摩擦が大きいのでカッターナイフが引っかかるんですよね。凄く切りづらいんです

          常用の接眼レンズケースをリニューアル!

          常用の接眼レンズを収拾するためのケース

          天体望遠鏡を3本所有すると、それぞれの鏡筒に使い易い接眼レンズが出てきます。とは言え、メインの鏡筒には低倍率用(30mm)から高倍率用(3.3mm)まで10数本の細かなラインナップを奢っています。超高級品ではなく、中庸でありがならキチンと見えて重なる焦点距離の物が無いように、いろんな特徴を持った接眼レンズが揃いました。 (増えすぎて頭の整理が出来ず、収拾がつかなくなりました(笑)) 二重星を見ようとする時に、シーイングを確認するために中高倍率を使い、シーイングに合わせて小刻

          有料
          500

          常用の接眼レンズを収拾するためのケース

          接眼レンズのためのバームクーヘン(笑)

          細長いシナベニヤの端材があったのでノコギリでギコギコと切断し、貼り付けた。さながらバームクーヘンのような棒が出来上がっている。 今日の作業はここまで。 次の作業までに1つの工具が必要なのです。 工具を購入する前までにバームクーヘンの表面を紙やすりで綺麗に削っておきましょうね。 今回は、観望中の接眼レンズを置くためのホルダーを作っています。

          接眼レンズのためのバームクーヘン(笑)

          じわじわと接眼レンズが増えているの何故?

          使っている望遠鏡は極めて一般的な物です。中口径(70mm~85mm)の屈折望遠鏡と中口径(130mm)の反射望遠鏡です。これらの望遠鏡を活かすのは接眼レンズと言っても良いと思っています。 25倍程度の低倍率では大型の星雲(M42やM31)や散開星団(M45やM7/M6)が視野いっぱいに収まります。また、80倍程度の中倍率だと月が視野いっぱいに全部収まりますし、ある程度の離角がある二重星の数が増えてきます。もちろん120倍~200倍の高倍率レンジだと分離可能な二重星は多くなり

          じわじわと接眼レンズが増えているの何故?

          接眼レンズのあれこれ。(次のステージへ)

          小口径屈折望遠鏡と中口径反射望遠鏡に使用している接眼レンズについて、運搬/保管と重量/使い勝手から、いわゆる「アメリカンサイズ(31.7mm径)」の物をメインに使用しています。私の場合、高価な超広視界の物も揃えず、見易い視界(みかけ視界50~60度)や中心部分の像質がある程度良い物を使う傾向があります。 特に中口径反射望遠鏡(口径130mm)の望遠鏡は前後のバランスを均等にして使うフリーストップ式経緯台であるため、120g~180gの個体を意識して選んでいるのも特徴の一つで

          接眼レンズのあれこれ。(次のステージへ)