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接眼レンズを落下させたくない。(簡単な接眼レンズホルダーを作ってみた。)

天体望遠鏡を使って肉眼で天体を見るには接眼レンズが必須です。接眼レンズと言うのは対物レンズが作った像(焦点像)を見るためのレンズです。アイピースとも呼ばれます。主に倍率を変更するために使われる大切な部品で、小さいのから大きい物、覗きにくい物や見易い物、そして見える視界が狭かったり広かったり、当然ながらお値段も安価な物から高価な物までピンからキリでございます。

対物レンズの性能を活かすのも、接眼レンズとの組み合わせでいろいろな見え味が変わりますので、同じ倍率となる接眼レンズが数種類となってしまったりして、いつの間にか増えてしまったり揃えてしまったりすると「一本の望遠鏡に複数個の接眼レンズ」を使う事になる訳です。

しかも、昭和の時代の接眼レンズであっても、レンズのカビやクモリが無ければ当時の性能を維持している物がほとんどで、「小さい・覗きにくい・視界が狭い」事に慣れるか我慢出来れば「倍率や像質」は今でも一線級の像質で天体を見せてくれる接眼レンズが多く、好んで使っている人も多いと聞いています。

2023年5月に「じわじわと接眼レンズが増えているの何故?https://note.com/kiss_a_ten/n/n1c9b22f86321」という記事を書いています。実は、あれ以降もじわじわと増えてしまっているんです。倍率を変更して観望するだけでなく、同じ倍率でも接眼レンズによって見え味が変わるのを楽しんだり、見ている対象(天体)によってよりハッキリと見える接眼レンズの選択もあって、こうなると、天体を見ているのではなくて「接眼レンズを見ている」んじゃないかと思う事も多くて、ほんと困ったものです。(笑)

接眼レンズをとっかえひっかえしていると、知らぬ間に十数個の接眼レンズを使ってしまっている事もあります。深夜の暗い中、テーブルの上やケースの外に小さな光学製品が出ているんですよね。転がしたり落下させないように気を使うのが大変です。自分のミスで転がしたり落下させたりするのは自分のせいですが、周りにいる人が気づかずに転がしたりすると…と考えると、そんなところに置いていた自分のせいでもありますが、周りの人を当事者にはしたくないです。

転がしてしまったり落下させてしまうリスクを少しでも減らすために、ちょっとした「接眼レンズホルダー」を準備してみました。アルミアングルを組み合わせて安価に作っちゃいました。これが役に立つか、使い勝手はどうなのかはまだわかりませんが、安価にできたので作り直したりするのも別な方法を選択するのもこれからとなります。当面の間はこれを使ってみようかなと思っている訳でございます。

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