岸田

1950年生まれ、2014年3月まで高校社会科教師、音楽・映画・テニス・山歩きが好き。

岸田

1950年生まれ、2014年3月まで高校社会科教師、音楽・映画・テニス・山歩きが好き。

最近の記事

【こんな映画でした】766.[10日間で男を上手にフル方法]

2022年10月 8日 (土曜) [10日間で男を上手にフル方法](2003年 HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS アメリカ 115分)  ドナルド・ペトリ監督作品。初めて。ケイト・ハドソン(撮影当時24歳)主演。既に[プリティ・ヘレン](2004)と[ル・ディヴォース/パリに恋して](2003)を観ている。相手役の男性は、マシュー・マコノヒー(撮影当時33歳)、[ボーイズ・オン・ザ・サイド](1995)で観ているようだ。  題名とは裏腹になるかなと

    • 【こんな映画でした】765.[グロリア]

      2022年10月 8日 (土曜) [グロリア](1980年 GLORIA アメリカ 121分)  ジョン・カサヴェテス監督作品。主役グロリアをジーナ・ローランズ(撮影当時50歳)。相手役となる子どもフィルをジョン・アダムス(撮影当時7歳)。親子でもない二人の人間関係というか、やりとりが面白い。もっともギャングたちからの逃避行なので、そう面白いとばかりは言ってられないのだが。  エンタテインメントであるが、内容的にはシリアスであり、彼女もフィルを守るためにピストルの使用もた

      • 【こんな映画でした】764.[プリティ・ウーマン]

        2022年10月 1日 (土曜) [プリティ・ウーマン](1990年 PRETTY WOMAN アメリカ 120分)  ゲイリー・マーシャル監督作品。3作目となる。しゃれた描き方だが、主人公の女性は「街の女」(street girl)と言うわけで、そういう意味でもなかなか意欲的な作品だろう。そのような職業に就かざるを得ない人への慈しみのこもった描き方とも言える。  さてその主人公をジュリア・ロバーツ(撮影当時32歳)、そしてリチャード・ギア(撮影当時40歳)。女性はメイキ

        • 【こんな映画でした】763.[偉大なるアンバーソン家の人々]

          2022年 8月19日 (金曜) [偉大なるアンバーソン家の人々](1942年 THE MAGNIFICENT AMBERSONS アメリカ 88分)  オーソン・ウェルズ監督作品。26歳くらいか。よくこれほどまでに嫌味な人間を描くことができるな、と感心した。その嫌味なジョージ役はティム・ホルト(撮影当時22歳)、[駅馬車](1939)にも出ていたようだ。本来、もっと長い尺であったようだが、今は失われているということだ。  すでにここでは将来的に、自動車による様々な害が出

        【こんな映画でした】766.[10日間で男を上手にフル方法]

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          【こんな映画でした】762.[エンゼル・ハート]

          2022年 5月 6日 (金曜) [エンゼル・ハート](1987年 ANGEL HEART アメリカ 113分)  アラン・パーカー監督作品。ミッキー・ローク主演、ロバート・デ・ニーロとシャーロット・ランプリングが脇役で出ている。  宗教がらみのオカルト映画、あるいはホラー映画ともいえるのかもしれない。今の今は、まだこれは一体何なんだろう、という思いのみ。  原題は「ハリー・エンゼルの心臓」か。原作は『堕ちた天使』(Falling Angel)とか。映画の題名として変更

          【こんな映画でした】762.[エンゼル・ハート]

          【こんな映画でした】761.[フライトプラン]

          2022年 5月 5日 (木曜) [フライトプラン](2005年 FLIGHTPLAN アメリカ 98分)  ロベルト・シュヴェンケ監督作品。[きみがぼくを見つけた日](2009)を観ている。ジュディ・フォスター(カイル・プラット役)主演。相変わらずだが、上手い演技だ。やはりジュディ・フォスターファンには見逃せない一本だろう。  保安官ガーソン役をピーター・サースガード(撮影当時33歳)、結構観ている。[終わりで始まりの4日間](2004)・[17歳の肖像](2009)・

          【こんな映画でした】761.[フライトプラン]

          【こんな映画でした】760.[刑事コロンボ 死者の身代金]

          2022年11月16日 (水曜) [刑事コロンボ 死者の身代金](1971年 RANSOM FOR A DEAD MAN アメリカ 95分)  リチャード・アーヴィング監督作品。今作は「夫殺し」で、妻レスリー役はリー・グラント(撮影当時46歳)。そしてピーター・フォーク(撮影当時44歳)。これはパイロット作品の二作目とのこと。以後、シリーズ化されていくようだ。  犯人を最初に見せておいて、コロンボがどのように追い詰めていくかというパターン。これは[古畑任三郎]もそうで、彼

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          【こんな映画でした】759.[身代金]

          2020年11月 7日 (土曜) [身代金](1996年 RANSOM アメリカ 122分)  「RANSOM」とは「身代金、賠償金、解放、受け渡し」といった意味とか。「ransom money」がまさに「身代金」。凝った作りの映画で、お終いまで目が離せなかった。上手いものだ。内容的としては、子どもの誘拐事件なのだが。ともかく、そんな手があったのかと驚かされた。もちろん成功するとは限らないが。  中で真犯人というか、そのボスのセリフは黒澤明の[天国と地獄]を思い出させるも

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          【こんな映画でした】758.[シャーロック・ホームズの殺しのドレス]

          2020年12月18日 (金曜) [シャーロック・ホームズの殺しのドレス](1946年 DRESSED TO KILL アメリカ 69分)  ロイ・ウィリアム・ニール監督作品。初めて。シャーロック・ホームズものの監督として有名であったようだ。11作はあるようだ。そのうち多くは主演ベイジル・ラスボーンということで(今作は撮影当時53歳、他の監督のものも入れると14本くらいか)。  ワトソン博士はナイジェル・ブルース。[レベッカ](1940)で観ているようだ。犯人役のドレスの

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          【こんな映画でした】757.[パリよ、永遠に]

          2020年12月 4日 (金曜) [パリよ、永遠に](2014年 DIPLOMATIE フランス/ドイツ 83分)  アマゾンプライムで。監督が[ブリキの太鼓]のフォルカー・シュレンドルフということで観る。6年前の公開とのことだが、記憶がない。原題は「外交」の意。内容はまさしくその通りであった。  「1944年8月24日深夜から25日朝」とテロップが出るが、まさにパリ解放の前夜から当日にかけての話。おそらく実話なのであろう。フランスの協力を得ているわけだが、ドイツからの第

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          【こんな映画でした】756.[道]

          2020年11月 3日 (火曜) [道](1954年 LA STRADA イタリア 108分)  最初にいつ観たのか、記憶がない。少なくとも1974年11月4日には観ているようだ。もっと前に、つまり学生時分に観たような気がしていたが、錯覚だったのだろうか。このような古い、しかも名作といわれる映画の場合、こういうことが起こる。  フェデリコ・フェリーニ監督作品。アンソニー・クイン、撮影当時38歳くらいか。そしてジュリエッタ・マシーナは撮影当時34歳。監督と同年齢だったようだ

          【こんな映画でした】756.[道]

          【こんな映画でした】755.[デーヴ]

          2020年 4月12日 (日曜) [デーヴ](1993年 DAVE アメリカ 110分)  「ロトントマト」での評論家は95%。これは納得。ただオーディエンスで72%というのは、やや意外。アメリカ人は、現実にはそれほど大統領に期待してないのだろうか。私この映画を観て、やはり人々は真っ当な政治家、それも特に大統領の出現を期待しているものなのだと解釈したのに。  当のアメリカ人はさておき、私などはやはり羨ましく思う。世のため人のためというと青臭いと言われるが、それでもやはりこ

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          【こんな映画でした】754.[アンジェラの灰]

          2022年 4月15日 (金曜) [アンジェラの灰](1999年 ANGELA'S ASHES アメリカ/アイルランド 146分)  アラン・パーカー監督作品。エミリー・ワトソンが母親役、撮影当時30歳。父親役をロバート・カーライル。「ASHES」には「遺灰」の意味があるようだが、結局どういう意味なのだろう。  ともかく観ていて辛い映画の一つであった。気位だけ高くて、生活能力も責任感もない父親を見ているのは辛い。ただ幸いなことに、長男であり原作者でもあるフランキーには愛す

          【こんな映画でした】754.[アンジェラの灰]

          【こんな映画でした】753.[約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語]

          2022年 2月26日 (土曜) [約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語](2009年 THE VINTNER'S LUCK フランス/ニュージーランド 126分)  ニキ・カーロ監督作品。四作目となる。ここにきて私にはちょっと分かりにくい映画とぶち当たった感じ。なんせ天使というか、本人は(?)堕天使と称しているそんな男性(?)が登場するのだ。それも重要な役で。  主人公ソブランをジェレミー・レニエ(撮影当時27歳、2010年のカトリーヌ・ドヌーヴの[しあわせの雨傘]に出

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          【こんな映画でした】752.[ムーラン・ルージュ]

          2022年 2月24日 (木曜) [ムーラン・ルージュ](2001年 MOULIN ROUGE! アメリカ 128分)  バズ・ラーマン監督作品。ニコール・キッドマン主演、相手役はユアン・マクレガー。私には楽しめない、絵空事の映画であった。もっとも映画というものは絵空事なのではあるが。ジャン・ルノワールの映画[フレンチ・カンカン]のようなのを期待していた私が悪いのだろう。  とまれ、この二人の俳優が好きな人には、もってこいの映画だろう。

          【こんな映画でした】752.[ムーラン・ルージュ]

          【こんな映画でした】751.[モスキート・コースト]

          2022年 1月18日 (火曜) [モスキート・コースト](1986年 THE MOSQUITO COAST アメリカ 119分)  ピーター・ウィアー監督作品。この監督の作品も5本目となる。やはりひと味違う。文明を批判し、自然回帰したいという現代人というか、中でもインテリの思考とその実践といったところか。それをティピカルに描く。なおロケ地は中米ベリーズのようだ。 *  発明家アリー・フォックスをハリソン・フォード(撮影当時43歳)、ヘレン・ミレンがその妻(撮影当時40歳)

          【こんな映画でした】751.[モスキート・コースト]