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グラレコ講座に行ってきた #イベントレポ

近年注目度が上がってきているグラフィックレコーディング。
noteでも 清水淳子さん や くぼみさん など 発信されている方が増えていますね。

私もずっと気になっていて、noteは追っていたんです。
でも講座などに行くことに対して踏み切れていませんでした。

・どう身につければよいのか謎
 → 絵を描くスキルとは異なるスキルが必要そう
・身につけた後どう活かせるかボンヤリ
 → イベントレポとか?でも仕事で使いたいんだよな…

たまたま職場でその話をしたら、グラレコしている知り合いがいるよ!と紹介してもらえることに。

\はらだ みやび さん/

グラレコ講座+お話をさせてもらえる機会をいただけたので、私と同じような人に向けて記録を残しておきたいと思います。


💬 このnoteはこんな話

・グラレコとは何か・役割
・グラレコに必要なスキルとは
・グラレコをどう学んでいくか
・グラファシとの違い
・グラレコ講座の感想と関連情報

🙋‍♀️ このnoteはこんな人向け

・グラレコって何か知りたい
・グラレコの学び方が知りたい
・人の話をグラフィックで伝えるためのヒントが知りたい


----- ✍️ここから本題 ✍️ -----


🤔 そもそもグラレコって何だ

グラレコ
=グラフィックレコーディング
=Graphic Recording

人々の議論/対話を 図や文字や絵を組み合わせたグラフィックを用いてリアルタイムで可視化する手法のこと(by.清水淳子さん)
📝参考note:最近よくあるグラフィックレコーディングへの誤解の考察。

その場で発せられる音声を目に見えるようにする、言うならば通訳です。

グラレコ講師のみやびさんは、もともと相手の言葉を描く議事メモとして使っていた手法だと仰っていました。


🤔 グラレコの役割って何だ

グラレコってイベントレポートなどでよく見かけるので、イベントに参加できなかった人向けのものかな〜と思っていました。

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しかし、どちらかと言うと当事者の方が効き目がある。
もちろん初見でイベント内容を掬うのにも活用できますが、当事者がどんな内容だったか思い出すログとしても効果的なのです。
(だからみやびさんは、議事メモと表現していたんですね。)


🤔 グラレコのスキルって何だ

名前から連想すると、絵を描く技術!と思いがちだけれど、少し違いました。

グラレコに必要な絵 = 上手い絵 < 伝わる絵

📝参考note:伝わる絵を手早く描くコツ

通訳なので、話を聞きながら数秒で絵を描いていきます。
つまり、描き込みができません。

そんな中求められるのが、この3つ。

① 話の動きの可視化
② 見えない気持ちの可視化
③ 数字を描く

① 話の動きの可視化

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ポスターのように決まった情報を伝えるのではなく、グラレコでは動的な情報を伝えるのがポイント。

時間の流れや場所の移り変わりなどストーリーがわかるように描き残して行くため、用いるグラフィックも変わってきます。
(🤔💻📅アイコンや矢印、ふきだしなどがよく使われる)

② 見えない気持ちの可視化

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身近なのがマンガの表現ですね。
心臓が飛び出そうとか、表情が青ざめている効果とか。
テキストよりもグラフィックの方が、パッと見ただけでどんな状況かがわかります。

③ 数字を描く

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プレゼン資料にも応用できるのが数字のグラフィック化。
グラフや状態を表わすアイコン(例えば🌂と☔️)で直感的に内容が理解できます。

直感的な話の理解や、その場の空気を思い出すキッカケになるようなグラフィックが求められるんですね。


 🤔 グラレコってどう学べばいいんだ

グラレコ講師のみやびさん曰く、
グラレコはブラインドタッチと同じ!
聞きながら描く をひたすら練習する!(量が速さにつながる)

まさかのスポ根的結論!と一瞬びっくりしましたが、考えてみれば何でも練習しないと上達はしないよね〜と納得してしまいました。

練習する上で意識すると良いのが、時間内に諦めずに描き切ること。
時間の制約から効率的に描くための工夫が生まれるそうな。

例えば…
・ペンの色に意味を持たせておく
・よく出てきそうなモノを描けるようにしておく
・ポイントだけ描いて、後から情報を追加したり装飾する

これ、思い返せば板書スキルですね。
こう言う場合はこう描く!みたいなマイルールが増えると、イレギュラーな対応もアドリブで乗り切れそうです。


🤔 グラファシとの違いって何だ

グラレコについて調べていると、少し似ているグラファシの存在に気づきます。

🐶「会議でグラフィックを使いながら話を可視化していきたいんです」
👩「それならグラレコではなくグラファシですね」

グラファシ
=グラフィックファシリテーション
=Graphic Facilitation

名前の通り、話の促進にグラフィックを使っていきます。
グラレコと目的や手法は同じですが、ファシリテーションの役割が主になります。

近しい体験で言うと、
授業で先生が図を描きながら説明してくれましたよね?
あれを行います。

----- 例えば、会議で -----

🐭「A、B、Cの3つのプロジェクトがバラバラで動いている状況ですが、統合して進めた方がそれぞれの相乗効果が生まれて良いのではないでしょうか。」

🐶「ふむふむ。なるほど。(描く)」

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🐶「Aプロジェクトリーダーの🐻さんはどう思いますか?」

🐻「そうですね、私は〜」

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描きながら進めることで、役職など関係なく意見を促しやすくなる効果もあるようです💡


🐶 グラレコ講座の感想

今回私が受けたグラレコ講座では、グラレコの"きほんのき"を学びました。

グラレコ講座の概要(2時間半)
・講師 はらだみやび さんがグラレコを始めた理由
・ワークシート+実践で学ぶ
STEP1:道具を知る
STEP2:仲間を知る / 仲良くなる(共通のイメージ共有)
STEP3:3つのメガネ(感情や数字の可視化)
STEP4:グラレコの歩き方

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マーカーはPROCKEYがベスト。
黒や青など3色ボールペンのカラーに加えて、 グレー と うすだいだい が使いやすくて良いよ〜!と教えてもらいました。

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ワークシートとスケッチブックを使って、実際にたくさんグラフィックを描きました。
講座には私を含めて5名が参加。
それぞれ描いたものをみんなで見合うのが新鮮でした。
(なるほどそうきたか!このワザいただき!な場面がたくさんありました)

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「グラレコ=かんたん!」って思って取り組もう!と、講師のみやびさんも途中途中で加わりながら解説してくれて、本当に楽しかった。


講座受講前
・どう身につければよいのか謎
 → 絵を描くスキルとは異なるスキルが必要そう
・身につけた後どう活かせるかボンヤリ
 → イベントレポとか?でも仕事で使いたいんだよな…

↓ ↓ ↓

講座受講後
・どう身につければよいのか謎
 → 聞いて描く!練習すれば身に付く
・身につけた後どう活かせるかボンヤリ
 → 会議で使える(グラファシ寄り)


その他感想
・バナー作成などで培った表現スキルに近しい(色彩、視覚誘導)
 └ 完全にTopeconHeroesさん(アイコン矢印など)
・プレゼン資料つくる感覚に近い(グラフ表現とか)
・PROCKEYは太い方を使うと良いとだんだんわかってくる
 └ 線の太さや表情が見栄えに大きく影響する
・瞬間的な聴覚情報からの記憶が求められるので、認知特性が聴覚優位者、聴覚言語な人は得意かもしれない
・他者のグラフィックは学びであふれている
・ノンデザイナーこそ学ぶと色々応用できて楽しいのでは
・TPOや自分の特性に合わせて道具を選択したい
 └ 私はめちゃくちゃミスるので、ホワイトボードが適してそう(それかiPad欲しい)

----- ✍️ -----

講座を受けたことで、次に自分が何をすれば良いかがハッキリしたのが一番の収穫でした。
(グラフィックスキルよりもレコードスキル、ファシリテーションスキルを伸ばす)

加えて、会議でホワイトボードを使うようになりました。
まだテキストメインですが、書きながら話を進めることで参加者の認識のズレがなくなったり、効率よく会議が進行できるな〜と感じます。

ノウハウを貯めて、社内で勉強会開くのが次の目標です。
(そしたらユカイnoteで情報まとめるぞ〜)


💁‍♀️ 関連情報


📚 参考書籍


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