タカシクエスト 第4章
僕と絹枝はコンビニエンスストアの外のガードレールに寄り掛かりながら先程購入した食べ物を食べていた。
絹枝は3種類のパン。僕はブルーベリージャムだ。
ブルーベリージャムは、ポリフェノールの摂取するのに最適な食べ物と言える。
そしてそれらの物を食べながら、綺羅カーン軍団を倒す為の作戦を話し合った。
すると1人の青年が僕たちの方をジロジロと見ているのに気が付いた。
そしてその青年は、僕の正面まで近付いてきた。
青年は、僕の顔をじっと見ている。
「お前、カーン?」
青年は僕にこう質問をしてきた。
僕は意味が分からずに無言で青年の瞳を見つめた。
瞳は、黒いビー玉のようだった。
そしてしばらく見つめあった後「いや、違う」と僕は言った。
僕は青年に事情を聞いた。
「20年前、秋葉原で年の離れた兄貴が○された。というのも街をフラフラと歩いていた兄貴が、過って大柄の男にぶつかっちまっただよ。そんで、その大柄の男は激高して兄貴にプロレス技をかけて○しやがった」
僕は青年の話を聞いて20年前にNHKのニュースで流れた事件を思い出した。
オラに力(お金)を分けてくれ~。