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批評家絶賛のユ・テオ主演の韓国映画『Past Lives』を観て思い出したこと【復縁なんて本当は簡単♡】

近所のインディ映画館で
話題の韓国映画『Past Lives』が上映されていたので
つきあいで観に行ってきました。


上のフォーブスの記事によると、この作品はセリーヌ・ソン初監督作品。子どものころに深い絆でつながれていた韓国の男女が、家族の国外移住によって離れ離れになった後、大人になり再会する物語を描いたロマンス映画。メタクリティックのスコアは94点、ロッテン・トマトは97%。
と、ものすごく評価が高いのです。

観た感想は、
俳優のユ・テオがとってもキュートでファンになりそう♡笑


子供のころの初恋の相手と大人になって再会するというシンプルな設定なんだけど、もしかしたら、これを見ている誰もが、どこかの場面で自分の体験に重ね合わせてキュンとするんじゃないかな、と思いました。


ということで、今回は
ねたバレしないように気をつけつつ、この映画というよりは、
再会ロマンスのテーマについて書いてみようかなと思います。

今の時代、
ネットを駆使すれば、初恋の人とか、以前つきあっていた人、好きだった人を探し当てるのは不可能じゃないですよね。

海外に住んでいたり、ネットを使っていない人だと難しいかもしれないけれど、1通の手紙が郵送中に紛失してしまったために連絡が途切れた、なんてことが起こりえた数百年前の時代に比べれば、【再会】なんて簡単なはず。

なので、当然、
そこから生まれる実体験ストーリーも数えきれないくらいあるわけです。


ちなみに、
みなさんは昔の恋人と再会したことはありますか?
または、自分のパートナーが昔の恋人と再会するのは嫌ですか?

私の場合でいうと、パートナーが今年の冬にスキーをするためにコロラドにいる親戚宅に泊まりに行ったとき、昔の恋人に再会してました。私はスキーをしないので別々の旅行には問題ないし、彼が30年近く??前につきあっていた彼女と再会するのも全然構わないどころか、よかったね♡と思いました。ここで不安になるのは、普段から溺愛されてないし、信頼もできてない証拠。
彼女も今は幸せな結婚をして、ビジネスも大成功を収めてるとのことで、ハッピーな再会だったようです。
 
私自身も、20年以上も前につきあっていた元彼からSNSを通して連絡があり、会いたいとも言われています。
みんな海外在住なんだけど、南米に住んでいる人がフロリダにセカンドハウスがあるらしくて、会いたいよーと毎年連絡が来ます。


 

再会ロマンスは頻繁に起きてる?


復縁というより、【つきあったことはないけれど、以前知っていた人】と何年間も時を経て再会してロマンスが始まるというのは、すごく良く聞く話です。みなさんはどうでしょうか。
周囲にそのような人たちがいたりしますか?


先日ご紹介した、空港でプロポーズした78歳のお医者さんも、まさにそうでした。同窓会がきっかけで再会し、遠距離恋愛がはじまったそうです。

年配の人たちが伴侶を失ったとき、
同じく伴侶を失った昔の知り合いと再会して、一緒になった♡
という人に知り合ったことも何度かあります。

この映画の場合には、
主人公が子供時代に、外国に引っ越したことでお別れになったということで、その後の別離が単に時間と距離だけの話ではなく、アイデンティティや人生観、言葉の違いなども絡んでくることで、物語に深みが出ています。


 

実は復縁なんて簡単


自分や知人たちの多くの体験上、つくづく思うのですが、
別れたあとに未練タラタラになるのは、絶対に男性の方♡

「女性は上書き保存」「男性はフォルダ保存」
という言葉を見たとき、
すごい!!と声が出そうになりました。

まったくその通りだと思いませんか??

男性のほうが女性よりも未練が残りやすいし、自分に新たな出会いがないときや寂しいときには、復縁を期待しがち。新たに出会った誰かと破局したときも、昔の彼女の優しさが恋しくなったり。

だからこそ、あなたが女性だったら、復縁なんて本当に簡単ですよ!

私自身も、元彼やデート&友達からも、数えきれないほど連絡が来てた時期が続いていました。別に私がすごく特別な存在だったからではなく、男ってそういうものだから。それに、私以外の【元カノ】【前のデート相手や知り合い】にも連絡していた可能性もあります。

復縁が簡単なのは、女性側が、【重たい女】でなかった場合です。

執着を手放して、自分で自分を満たしていると、再会ロマンスや復縁は起きやすくなるし、その後もうまくいきやすいです。




私が愛する【再会】ロマンス映画

ちなみに私にとっての、【再会ロマンス映画】の名作はこれ↑
(アマゾンでレンタルする)

上映されてから、もう20年の月日が経ってしまったなんて信じられない!
当時は映画館で見て感動して、人生で一番好きな映画となっていました。

あまりに好きすぎて、引き寄せの法則が働き、
あるときフロリダにバケーションに訪れたときに、導かれたように訪れた美術館に行ったんです。そこで、猛烈ななつかしさに襲われました。

なんと、この映画が撮影された場所でした。
映画撮影は、大がかりな内装工事が始まる寸前に行われ、私たちが訪れたときはまだその状態のままだったので、映画の面影を見ることができて大感激。ラストシーンの場所が、まったくそこまま残ってたんです。
私にとってもある意味、映画との再会ロマンスでした。

その後、さらに引き寄せが起きて、
私はそこから車で5分のところに住むことになったのも、不思議な縁。
当然、その場所が私のパワースポットとなりました。

そういう意味でも色々と思い入れがある作品なんですが、

初恋の相手をいつまでも引きずる純粋な男性が、前述の韓国映画に重なるんです。どちらもNYが舞台だし、女性の方がちょっと複雑。
でも、こちらの方がもっとドラマティックで、たまらない!
ハリウッド映画とはいえ万人受けしない内容だと思いますが、今でも私のお気に入りです♡



幸せな思い出に浸ると老けない!?



あなたは、過去を思い出すのが好きですか?
人生の中で一番幸せだった時期が過去のどこかにあり、
そこに戻りたいと思ったりしますか?

楽しかった学生時代を懐かしんで、昔の友達と連絡を取ったり、
昔話で盛り上がるのが好き??

私は過去を振り返らない性格みたいで、
貴重な思い出はたくさんあって大切にしているけれど、
卒業アルバムをめくることもなく、断捨離で処分しちゃったし
学生時代のことなどは、ほとんど覚えていない状態。

しかも、
宇宙の法則を知ってからは【今を大切にしながら、望む未来にフォーカスする】という意識を大切にしてるので、過去を振り向くことがますます少なくなってきてるんです。

でも、【昔話ばかりする人"が実は「老けない」という衝撃】という、
タイトルからして衝撃的なコラムを目にしたときは、
なるほどな~と思いました。

昔の懐かしい写真や、昔使っていた馴染み深いものなどに触れながら、そのときの経験や思い出を語り合うことで精神的な安定感が得られ、認知機能にもよい影響を与えるとされています。
現在、回想法は認知症の症状に対する、薬を使わない療法として活用されています。自分の過去を話すことで、記憶をより鮮明に思い出すことができるためです。

なるほど。

もちろん、映画の主人公たちは青年なので、老化の心配はないわけですが、
過去ばかり見て前進できない=時間を無駄にしてる
と一言ではいえないことなのかもしれませんね。

過去への執着を断ち切れずに、なかなか幸せになれない人も世の中にはたくさんいますが、過去の幸せな時間を眺めて純粋な喜びを感じることができるなら、それは脳機能の活性化につながる。という素敵なデータがあるようです。




 

この映画で泣く人の特徴


さて、冒頭で少し触れたことですが、
私自身のもとに、海外に住むかつての恋人やデート相手から
SNS経由でなんどかメッセ―ジをもらうことがありました。

それは一度や二度ではなかったので、
過去の思い出が蘇ったり、再び連絡を取り合えたことに縁を感じたり、
再会について考えたことがあったのも確かです。
40代のころでした。そういう気持ちになるときは、人生がうまくいっていなくて、ちょっと不安的なときでした。

反対に、物事がうまくいっていて、自分の気持ちが満たされているときには、すぐに返事もしないし、頭の中からそのことも消え去り、全然思い出しもしないんです。今が、まさにその状態。

再会ロマンスに、年齢は関係なくても【今の精神状態】はすごく影響していると思います。

【今】がとても見たされていて、自己のとつながる感覚があり、望む世界に意識を向けているときは、過去の喜びが愛しくても、そこに浸る時間があまりなかったりするのです。
少なくとも、私はそう。
だから、再会と言われてもあまり考える余地がないのですが、近くまで来る予定があるならランチをするかもしれないし、まだ、わかりません。特に興味もないんです。

ただ、もしかしたら、今の私があまり幸せでなかったら、
この再会のチャンスに運命的なものを感じていたかもしれません。
だからこそ、復縁や再会って本当にタイミングですよね。

この映画を見て泣いてしまったり、心が動かされた人は、もしかしたら【今】に喜びを見いだせていない時期だからかもしれません。

私も涙ぐんでしまった場所はありました。

それは、今の私が共感したからではなく、
過去の私がそこに共感していた。。。
それを思い出して、切なさに襲われてしまったんです。

ということで、さまざまな体験をした、色々な人たちが、いろんな角度から感情投入できる作品なのかな~と感じました♡

日本の上映状況は分かりませんが、
みなさんの感想も教えてくださいね!






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