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【お話しましょう】”認める"ということ

こんばんは、如月伊澄です。
今日は少し真面目なお話かも。

【認めるということ】

最近、講座に参加していろいろと学んでいるのですが、その中で「認める」という話がでてきました。

皆さんは”認める”という言葉から、どんなイメージを持つでしょうか?
私は「評価する」的な意味で、仕事の承認のイメージが強かったのですが。

認めるということは「受け止める」ということだそうです。
それは評価する、とか同意する、とか誰かと比べることではなく、事実を事実として伝えること。なんでもかんでも相手の言うことを受け入れる、とも違います。

例えば相手が髪を切ってきたのであれば「髪を切ったのですね」。(似合っている、いないではなく、事実をありのまま述べる)
ありのままを伝えることで、相手の存在や変化を伝えることこそ、「認める」ということだそうです。

例えば、何かをした結果、誰かに評価されたら嬉しいですよね。
何か行動したり、意欲を見せることで褒められても嬉しい。
では、なにもせずとも「ここにいてもいいよ」と存在を認めてもらえたらどうでしょう?

一番嬉しいと思いません?

自分の利益になる結果を出してくれるから、自分のためになる行動を取ってくれるから、尊重する、ではなく、ありのままを受け入れる姿勢こそ、本当に相手のことを”認める”ということなのかもしれません。

でもそれって「甘え」や「依存」を生むのでは?
利害なしの関係なんて、夢物語では?
そうも考えられるでしょう。

ここでもう一つのキーワード。
ここしばらく「心理的安全性」という言葉を耳にすることが増えてきました。簡単に言えば、対人リスクのない安全な環境、という認識をメンバーが持っていること。

心理的安全性のある組織では
・離職率が低く
・革新的な意見が出やすく
・評価されやすくなり
・創造性が高まります

逆に心理的安全性がない組織では
・離職率が高く
・誰も意見も改善策も述べず
・悪い評価を恐れ消極的になり
・自発性が低下します

心理的安全性のない組織、というのは「認める」の視点で考えたとき、その真逆を行っていると考えられます。

常に評価にさらされ、結果を出すことを最優先で求められ、他者と比較され続ける。そんな環境ではモチベーションの低下からは逃れられないでしょう。

では「認められる」環境ではどうでしょうか?

心理的安全性が高まり、誰もが能力を発揮できるようになります。
結果、自己肯定感が高まり、自分の能力を信じられるようになったり、前向きになれたりするでしょう。

その先はもう、おわかりですね?
モチベーションが高まる=自発性が高まることになるのです。
それは「甘え」や「依存」の真逆に位置するものです。

認める、とやってあげるは違います。
認めるということは「相手の能力を信じて応援する」ということ。
相手の成長や信頼は巡り巡って、あなたにも還ってくるはずです。

【まとめ】

・”認める”は評価や他者との比較ではなく、ありのままを受け止めること
・人は認められることで安心感を持ち、自己肯定感を高めていくことができる。
・安心感と自己肯定感が高まると、次の行動へのモチベーションにつながっていく


この話を聞いて振り返ってみると、相手の話を「受け止める」ではなく「受け入れる」あるいは「拒否する」になっていることが多かったな、と。

まだ「認める」スキルは練習中ですが、意識することで無駄にイライラしたり、言い過ぎたと後悔することが減ってきた気もします。

今回の文章も多少、文章力講座で学んだ内容を意識して書いてみました。
心理的安全性の部分は昔勉強したことなので、小さな嘘をついていて読者の皆様に白い目で見られる可能性がありますが、職場に参考文献を置いてきたので、今回は許して下さい。


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