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俳句

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テレビ番組のプレバド特に夏井さんのファンで俳句の面白さ、奥深さに感心していました。そこで私も無謀な挑戦を始めます。でも俳句と呼ぶのも恥ずかしいので誰かさんを見習ってタイトルは 「… もっと読む
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2023年4月の記事一覧

犬の糞そっと袋に花水木

犬の糞そっと袋に花水木

去年も今ごろ花水木の絵を描いていました。最近は絵がだいぶいい加減になって来たように思います。下の去年の投稿を付けましたが見た目はどっちもどっちなので、進歩がないのがばれてしまいますね。

せめて俳句だけでも進歩しているでしょうか?

犬の糞そっと袋に花水木ワンちゃんと散歩中の御婦人がワンちゃんの糞をそっと持っている袋に入れて片付けていました。今では当たり前と思われるかも知れませんが、昔はそのままの

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薄暗きテーブル赤き薔薇の束

薄暗きテーブル赤き薔薇の束

この薔薇はバラでは売らないよ!冷蔵庫に入れているのはなんて花だい?そりゃあヒヤシンスだよ!お前なんで花のダジャレばかり言うんだよ!アネモネ!なんて子供の頃に花のダジャレや魚のダジャレなどを友達と言い合っていました。

テーブルにバラバラの薔薇置かれおりこれは薔薇のバラバラ事件ですか?いやこれから活け花を始めるところです。そうなんの事件性もありません。う〜ん!それでは俳句になりません!バラバラは止め

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静寂や射手のうなじに滲む汗

静寂や射手のうなじに滲む汗

何を描こうかなとヤフーを見ていたら懐かしい青山祐子アナの写真がありました。御歳50才、香港でお子さん4人に囲まれ、一般人のご主人と楽しく暮らしているそうです。幸せが顔に溢れていたので、ついつい描いてしまいました。

いつアナウンサーを辞めたのかなとネットを見たら2019年にNHKを退社とありました。でも退社までの7年間ずっと出産、育休で休んでいたので最近見ていないことに合点が行きました。ちなみにそ

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午後一時ありがたきかな藤の棚

午後一時ありがたきかな藤の棚

今日は写真で見つけた野田の藤の絵です。江戸時代には吉野の桜、高雄の紅葉と並んで三大名所を言われたそうです。今でも藤としては牛島の藤(春日部市)春日野の藤(奈良市)と合わせて日本の三大名藤と呼ばれています。野田は関西以外の人には聞き慣れない地名かと思いますが、大阪駅のある北区のすぐ隣り大阪市福島区にあります。野田の藤棚は阪神野田駅の近くにあるそうですが、残念ながら私は行ったことがありません。

日本

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語らいに花咲く女子や鳶尾草(とびおぐさ)

語らいに花咲く女子や鳶尾草(とびおぐさ)

近くの駅の花壇にあやめが二輪咲いていました。今頃咲くあやめは早咲きのあやめでイチハツと言う種類だそうです。その年一番に咲くので「一初」と書くそうです。でもキゴサイ歳時記では「鳶尾草・いちはつ」と書いてありました。他にも「一八」と書いたり、「こやすぐさ」「水蘭」などとも言うようです。日本には文目(あやめ)に花菖蒲(はなしょうぶ)杜若(かきつばた)といろいろな種類がありますが、それぞれにもいろんな名前

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春北斗幼き頃の夢今も

春北斗幼き頃の夢今も

今日は漫画の似顔絵を描きました。デフォルメも練習しないといけないと思って描いたのですが、ヘアスタイルを描くだけで直ぐに分かる人を選んで良かったのかどうか?顔はと言えば、顎がどこにあるのかよく分からず、濃いめのところを顎と見立てました。でもここが顎だとすると顔が小さ過ぎますね。そう思って眺めていたら顔の下半分はマツコ・デラックスさんだと気が付きました。ついでに頭は黒柳徹子さんを思い出しました。

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焼き春筍屋台に香る天満宮

焼き春筍屋台に香る天満宮

筍は夏の季語になっています。でも京都では3月の早堀りから始まり4月が旬です。乙訓地域では畑の半分は筍畑になっているほど筍栽培が盛んです。そのほとんどが孟宗竹で1654年に中国から来た隠元和尚が宇治黄檗山に植えたのが最初と言われています。京都の筍栽培は特別にふかふかの土壌で育てることでとても柔らかい筍を作り出しています。寺町通りの「とり市」では筍の季節になると店先には立派な筍が並びます。高くて手が出

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クレソンやあの日も同じレストラン

クレソンやあの日も同じレストラン

春の季語「都わすれ」を描きました。
父、後鳥羽上皇と共に起こした承久の乱に破れ、佐渡に流された順徳天皇がこの可憐な花を見ることで都を忘れようとしたことから「都わすれ」と言う名前が付いたそうです。当時、順徳天皇はまだ24才でした。実は挙兵の1月前に4才の息子仲恭天皇に譲位していたので正確には順徳上皇です。息子の仲恭天皇は3ヶ月持たず廃位されているので歴史上最短の天皇となりました。順徳上皇は佐渡で21

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野遊びや孫のほっぺにご飯粒

野遊びや孫のほっぺにご飯粒

いつも私の描く肖像画は顔の色がよくないので思い切ってピンクを使って見ました。子供の方がピンクが似合うかなと思ってネットにあった子供の顔を描いて見ました。今までとは違って淡い色を使っています。目玉の大きさは子供も大人も同じなので目が小さい子供は、結果として黒目の部分が多くなります。初めて皺もほうれい線も無い顔を描きました!

野遊びや米粒一つ孫の頬ピクニックに出かけて際の情景です。お弁当のおにぎりを

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強気には倍返しせり雲丹の棘

強気には倍返しせり雲丹の棘

今日の絵は雲丹です。雲丹を晩春の季語で見つけたので描いて見ました。シドニー湾で雲丹を採っていたのは間違いなく夏でした。でも寒いと海から出た後、体が冷えるので勝手に夏に行っただけですね。

というわけで調べて見ると、雲丹は種類や場所によって採れる時期が違うようです。バフンウニが1月から4月、ムラサキウニが5月から8月、エゾバフンウニは6月から11月、アカウニが10月から11月とバラバラです。でも一番

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厨来て来た訳思案おぼろかな

厨来て来た訳思案おぼろかな

今日は田原総一朗さんの絵を描きました。何故彼かと言う最近ツイッターでドイツのことを褒めながら日本は何してるというコメントをした際にあり得ないような間違いをしたからです。ドイツは白黒がはっきりしていて、「安全保障でもNATOに加盟していない」と書いてしまったのです。勿論彼の勘違いですぐに修正されたようですが、それに芸人のホンコンさんが噛み付いていました。

戦後、ドイツは東西分裂状態が長く続きました

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茶摘女の手拭い白し青き空

茶摘女の手拭い白し青き空

新茶や走り茶は夏の季語ですが、茶摘みや製茶は春の季語です。「夏も近づく八十八夜、野にも山にも若葉が茂り・・・」は有名な茶摘みの唄ですが、この八十八夜は立春から数えて八十八夜なので今年は5月2日です。と言うことは季語の上では夏である5月にずれこんでいますね。なんて話どうでもいいですね。基本は「夏も近づく晩春」です。

水彩画のお茶は濃くなりすぎました。新茶のイメージは無くなってこれは古茶ですね。そう

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孫が手を広げヒコーキ蝌蚪の紐

孫が手を広げヒコーキ蝌蚪の紐

今日の絵は長崎の眼鏡橋です。長崎に行ったのはもう10年くらい前のことでしょうか。移住地探しで訪れたものの坂が多いので諦めました。風光明媚なところは坂が多いのですね。京都は山に囲まれながらそこそこの大きさの盆地で坂もほとんど感じないくらい緩やかです。北から南に徐々に下る地形はきれいな地下水を緩やかに街じゅうに運んでくれます。勿論今は井戸水を飲んではいませんが、老舗の料理屋や豆腐屋などは今でも京の軟水

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合掌の村に一列ダリアかな

合掌の村に一列ダリアかな

今日は時間がなかったので絵はありません。久しぶりに行った中華料理屋はコロナの間に店が移転していました。元あった場所には別の店があり仕方がないので引き返したら、10メートルくらい手前に同じ名前の綺麗な店を発見しました。少し前に通り過ぎたはずなのにその時は全く気が付きませんでした。店に入ったあと聞いて見ると昨年末にこの場所に移転し新装開店したそうです。飲食店がコロナで苦しむ中、この店は休業補償をもらい

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