薄暗きテーブル赤き薔薇の束
この薔薇はバラでは売らないよ!冷蔵庫に入れているのはなんて花だい?そりゃあヒヤシンスだよ!お前なんで花のダジャレばかり言うんだよ!アネモネ!なんて子供の頃に花のダジャレや魚のダジャレなどを友達と言い合っていました。
テーブルにバラバラの薔薇置かれおり
これは薔薇のバラバラ事件ですか?いやこれから活け花を始めるところです。そうなんの事件性もありません。う〜ん!それでは俳句になりません!バラバラは止めて花束にしましょう!
テーブルに薔薇の花束買ったまま
誰がこんな所に薔薇の花束を置きっぱなしにしたのでしょう?いや着替えが終わったら活けようとしていただけですよ〜!と奥から声が。奥さんは薔薇の花束を買っていたのに亭主はそれにも気が付かなかったのでしょうか?これもある意味事件です。
静寂の居間や散らばる薔薇の花
これは間違いなく事件でしょう!でも事件にはなっても俳句としてはどうでしょうね。俳句なら留守番をさせられたペットの仕業ってところですかね。
薄暗きテーブル赤き薔薇の束
過ちを犯した彼が薔薇の花束を手に許しを請いにやって来ました。そんな話など聞きたくないと彼を追い払った彼女はひとりベッドルームですすり泣いていました。居間には赤い薔薇の花が無惨に束のまま捨て置かれていました。なんちゃって妄想のドラマです。
俳句はやはり見たもの、感じたもの、思っていることを詠うものですね。こんな無理やりのドラマ仕立は邪道ですね。
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