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才能が大切か?努力が大切か?

こんにちは、森本といいます。福岡で民間学童きりんアフタースクールを運営しています。

放課後の子どもたちの時間をいかに有意義にできるか、探究的な学びを届けられるか、みんなで頑張っています。

さて、今日は私個人の最近の学びをシェアさせていただこうと思います。子どもたちの学びにも関わる内容になります。

才能と努力のかけ算が大事

私個人の話になりますが、朝の通勤で車内の移動中はVoicyという音声メディアをよく聞いています。「ながら聞き」ができるので、いい情報のインプットになっています。

先日、山口周さんという方のラジオを聞きました。もしご興味があれば聞いてみられてください。

才能と努力のあいだにあるアレが一番大事という | 山口周「ウラヤマグチシュウ」/ Voicy - 音声プラットフォーム

この回の放送で山口周さんが、「努力と才能の間が大事」と結論付けられています。

将棋の羽生さんを例えの一人として出されています。将棋の棋士になりたいという中学生の親御さんに「どうすれば将棋のプロ棋士になれますか?うちの子はセンスはありますか?」と聞かれたそうです。

その回答として羽生さんが「センスだけではなく、1日8時間の将棋の研究を30年間続けられるかどうかです。」と言われたエピソードが紹介されています。

羽生さんに限らず、世間で一流と呼ばれる方は「才能」だけでは片づけられないほどの努力を積み重ねておられます。

野球選手のイチローさんが、アメリカメジャーリーグの年間安打数記録を更新した際のインタビューで「小さいころを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」と語ったことは有名な話です。

「才能」×「努力」のかけ算があってこそ、一流の人は超一流になっていくわけですね。

努力と思わない夢中になれるものを探そう

山口周さんのVoicyの話題のコアは「才能と努力の間」が重要だという話です。

才能だけではやっていけない。そして、努力を「努力」と思ってやっているうちはダメだというのです。

本人は努力をしているつもりはなくても、努力を「努力」と思わず夢中になってやっているうちに、結果的に「努力」になっているという状態です。

夢中になれるものをいかに見つけられるかが重要になってくるというわけです。

いろんなコト・モノに手当たり次第触れてみよう!

山口周さんは、夢中になれるものは先見的には分からないので、たくさんのことに触れてみることの大切さを話されています。

この部分は、非常に共感できる部分がありまして、私たちが大事にしたい点とつながりました。

夢中になるということは、時間も忘れて没頭できたり、自分なりの探究をすることに心理的な負荷がかからない状態を指すように思います。

しかし、多くの人は自分にとって夢中になれるものが何なのか見つからなかったりします。山口周さんも語られている通り、たくさんのことにトライしてみて「これは面白いな」「これはイマイチだな」という取捨選択を繰り返し続けるしかないのです。

「きりんアフタースクール」は、この原体験を得る機会を小学生の子どもたちに持ってほしいと思っています。

私たちは”「好き」を創る”ということをスクールのコンセプトの一つに掲げています。子どもの頃に出会った体験から「好き」なことが見つかったり、逆に「これは得意じゃないなぁ」ということにも気づくことになるかもしれません。

夏休みや日常をアフタースクールで過ごす中で、たくさんの体験をして「好き」を見つけるきっかけを創っていってほしいのです。

才能では片づけられない、夢中になって努力を超越するもの。


そんなコトに出会えると幸せですね。
これからも楽しく学びのある体験を届け続けていきたいと思います。

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