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死亡届から葬儀まで "やること詳細" 実務・手続きのもろもろ【 二七日(14日)ぐらいの現実 】


   
  
最近、親の葬儀とか、義実家じまいとか、その辺が話題になっていて、実際にその辺を経験したので、さらにリアルな詳細を、ここで共有したいと思います。
 
 

まず、速攻やらなけれならない、"役所事務手続き"は、4つ、あります。

 

1 死亡届提出
2 自治体返却物提出
3 葬儀費用の証明書提出
4 年金事務所への届け出

 
 
そして、さらに 速攻やる "葬儀手続き" は、4つ、あります。
 
 

1 仮通夜・本通夜( または安置 )
2 火葬
3 告別式
4 法事( コロナご時世的にやらなくて可 )

 
 
地元役所に行かなければいかない回数も手順により変わります。
では、解説していきましょう。

  
  


  
 

そう、最近、たくさん葬儀関連サービスのCMを見るし、ネットでも下記コンテンツがバズっていたのを知っていました。
 

⇩ これとか


⇩ これとか

 

私が葬儀をはじめて体験したのは、高校生の頃。 家族は地元の名士と言われる地方の中小企業経営者で、小高い丘の上に建つ告別式会場の寺には300m以上もの参列者(首都圏から大臣経験者まで)が列を成し、そして四十九日に至るまで相当数のお茶を毎日出すほどの弔問客が自宅を訪れているような環境でした。(当時は)

 
 

その後成人し、また数々の親戚が亡くなっていくと、仕事柄プロデュースなどの経験により、手配・調整が効くので、昔ながらの盛大な葬儀について、関係各所・利害関係企業、都度都度葬儀屋と打合せしたり段取りを取ったりしました。 

 

同僚や友人・知人の葬儀にも参列して、いろんな話も聞きました。 

  

そして最近は、コロナ禍で普遍的になったとっても小さな葬儀についても経験したので、葬儀イベントとして経験は結構網羅された感じがします。
ということで、せっかくなのでここに共有したいと思います。
  
 

※ さまざまな宗教によって日程などはいろいろな数え方がありますが、いまの日本で最もポピュラーな印象のある仏式日程で書きます。タイトルに付随する【 二七日 】は、初七日を過ぎた次の7日目のこと。
要するに2週間経過したときってことです。 

  
  

1 どこで亡くなったかで違う ≪ 死亡届 ≫

 

◆ 病院で亡くなった場合

病院で亡くなったか、自宅で亡くなったか、それとも出先かで直後の手続きがぜんぜん違うってことは、下記コンテンツが教えてくれました。

   

病院の場合は、すぐ医師が 「 死亡診断書 」を書いてくれて、ナースがエンゼルケアをしたのちに、病院の遺体安置所へ移動されます。

  

病院にはだいたい葬儀屋さんがついていて( お付きの葬儀屋営業が待機 )、ご依頼されますか?? みたいに聞かれることもあるようですが、田舎の場合はだいたい、先祖や親戚とのおつきあいのある葬儀屋さんがあるものなので、ごめんなさいをして、そちらにお願いすることが多いようです。

    

ただ、深いお付き合いがあるからと言って、価格も織り込んで安くしてくれることはありません。( その地域の?? )相場です。 しようとする葬儀の規模、宗派、なにをどこまでやるかで全然変わってきます。

  

価格をしっかり管理したい方は、数社から見積を取ってすすめるのがいいと思います。

  

※ ちなみに今回( 小規模家族葬儀 )は、生前から親戚を通して付き合いのある会社や、勤務中の自社の福利厚生施設などの数社を検討していましたが、折り合う金額が見つけられず、結局ネット検索して2社から見積もりを取りました。

  
   

◆ 自宅で亡くなった場合

  

自宅で主治医などが看取ってくれた場合には、病院と同じになると思いますが、そうでない場合は、地元警察署に連絡が必要になります。

  

すべての案件でそれが必要です。
病弱で自宅療養していても、医師等に看取られない限りは、警察案件となるそうです。 ( 実際知人のケアマネージャーに聞いたのですが )自宅にヘルパーさんやケアマネが来ていて、その方たちが逐一お世話をしていて詳しく知っていても、彼らの立ち合いのもと、そうなるそうです。

  

( このコンテンツにあるように )事件性がないか状況調査等きっちり他方面まで調べられたあげく、遺体は警察署の遺体安置所へ移動され、そののちに警察指定の医師の死亡診断を受けます。【 検視 】

  

( ※ 遺体の確認を担当した警察官から、警察が行う手続きについて説明するリーフレットをもらうこともあるようです。 )

  

※ 場合によっては、鑑識のお世話になること(【 検死 】)もあるんですね。そうすると、またちょっと次の手順を踏めるまで日数がかかることになるかと思われます。

  
  

◆ 死亡診断書は、タダではない

  

こうして死亡診断書が作成されると、「 書いた医師の勤務する病院で発行される 」と警察から【 検視 】結果の連絡が来ます。 比較的すみやかです。 死亡診断書を受け取るため病院にアポイントを取ると、「 発行費用は、100,000円(近く)となります 」とも告げられますので、心の準備と予算の用意をしておきましょう。

   
  

2 死亡診断書を5部コピーする

  

この記事でバズったことも手伝って知っていましたが、死亡診断書の複写については、前手順で葬儀屋さんに予備連絡しておいた方の場合は葬儀屋さんが自動的にやってくれる場合があります。その際、例の死亡診断書発行の10万円近くの費用は、最後に、葬儀の費用にコミコミで請求されることが多いと思います。( 確認することをおすすめします )

   

5部コピーといいますが、この時点では、活用する機会はないです。 ゆくゆく活用するための、5部です。

 
 

◆ 葬儀屋を決める

   

死亡診断書を受け取るのと同時かまたはその直前で、葬儀屋さんを決め、手配をします。

 

葬儀屋さんには、病院または警察の遺体安置所からの引き取りをお願いしなくてはならないんです。

  

そして次の段取りまで、遺体をどこに安置するのか、自宅か、通夜をする会館か、葬儀屋の安置所か、決める必要もあります。

  

お願いする葬儀屋さんが決まったら、まずそれらを相談します。

  

( 葬儀のプランによって )安置の仕方に関してもどうしたいのか要望を聞かれると思います。死化粧して布団に寝かせるのか、棺に入れるのか、またそのときに周囲に置く祭壇をどんな規模にするのか。

 
 

◆ 斎場の予約を入れる

  

それと同時に、葬儀屋さんに斎場( 火葬 )の予約を入れてもらいます。結構混んでいるのでここで気を揉むこともあると記憶の隅に置いておきましょう。

  
  

◆ 死亡診断書 ≪ 死亡届 ≫ を役所に届ける

   

死亡診断書を5部複写しておいて、 原本を 市町村役所に届け出ます。

  

はい、これが1度目の役所訪問になります。

  

死亡診断書(A3)の左側は、死亡届になっています。市町村役所窓口でここに必要事項を記入して届け出れば、大事なひとつ目の手続きの完成です。

  

葬儀屋さんにこの事務手続きの代行をお願いすることもできます。

  

ただし記入事項は相続人の誰かが書く必要があるので、記入欄でわからないことがあれば、葬儀屋さんに聞きながら書くと良いでしょう。
( この手順を葬儀屋さんにお願いした場合は、別途事務手続き費用として、葬儀費用に手数料コミコミでのちのち請求されます )

   

これを届けると、「 火葬許可証 」等、一式が市町村役所から発行されます。( 取得には無料、またはそれに近い額 )

  

上記これら火葬書類一式は、葬儀屋さんが斎場手配をするのに必要なので、葬儀屋さんに渡すことになると思います。
( 葬儀屋さんが事務手続き代行する場合は、葬儀屋さんが市町村窓口で受け取っています )

  

そうそう、死亡診断書発行の費用については、領収証も病院からレセプトで発行されているので、それはしっかり受け取って保管することも忘れずに。

 
 

3 火葬手配 ( 通夜・安置所 )

  

◆ 火葬まで

  

斎場の予約日まで、遺体は自宅( 仮通夜・本通夜 )・ 通夜会場の会館、または葬儀屋で持っている安置所に置かれることになります。

 

このころ、葬儀屋さんが、初七日までの予定を作成してくれます。

  

( 六曜 = 友引がダメとかその他 )などに配慮して、( また、葬儀屋さんや寺社の予定も加味した上で )告別式などの日程を決定してくれるのです。よく相談して決めてください。

  

生前から寺社の檀家となっていて、菩提寺が決まっている場合は、葬儀屋さんにあらかじめ伝えておく必要があります。菩提寺( お寺のお墓等 )にゆくゆく納骨するのに、告別式を別なお坊様・神父or牧師様( ネット葬儀屋に契約しているなんちゃって坊主や神父・牧師だったりして?? )にやってもらうのもどうかと思いますので。

  

また、それぞれ寺社でも、経由会社によりけりの料金プランがあるようなので、金額をきっちり管理したい方は、それを葬儀屋さんに確認する必要があると思います。

  

( 仏式の場合 )のちに付ける戒名の具合によっても、値段に差があります。

  

また、通夜の弔問を遠慮してもらいたい場合は、安置所のある葬儀屋にお願いし、家族だけで火葬まで見守るのも悪くないと思います。
( 遺族にもいろいろ事情がある場合がありますから )

  
  

◆ 斎場にて

  

通夜を行ったプランではその会場に葬儀屋さんが火葬の予約時間を見越して霊柩車で遺体を迎えにやってきます。安置所にお願いしたケースでは、そこから予約時間までに斎場にくる葬儀屋さんと待ち合わせることになります。

  

火葬許可証が発行された際に、注意書きが添付されているのでそれを読み、棺桶に同梱できないものを確認して、準備しておきましょう。

  

各斎場によって違いますが、約2時間、待合室でごくごく身近な方々と、ちょっとしたお茶と菓子など持参( または葬儀屋が用意 )して、故人の思い出話などにふけりつつ、収骨を待ちます。

  

↑ ↑ 地域によってこのようにすることもあるようです。

  
  

◆ 斎場使用等の領収書は複写して保管

  

火葬の一式の儀式が終わると、斎場利用の料金を納入する用紙を渡されます。( それが葬儀屋のプランに含んでる場合を除く )

  

斎場の提携銀行または、斎場を運営している行政組合事務所で直接納入するのてすが、領収証のコピーを取っておくといいと思います。
( あとで役立つことがあります。)

  
  

◆ 埋葬許可書は移動しないように

  

斎場の収骨室で骨壺に骨を納めると、埋葬許可証は骨壺を納める箱に同梱されます。納骨時に必要になるので、移動しないようにしましょう。

 
 

4 告別式~初七日( 弔問客対応・香典返し )

  

◆ 告別式

  

寺社や教会に告別式の実施を自分で手配した場合は、予定と・準備物・段取りの確認が必要ですが、葬儀屋さんにお願いした場合は、プラン料金の範囲内で、その際は、すべてお任せで大丈夫です。

  

葬儀屋さんという人をあの世へ送り出すプロが、すべてを取り仕切り、告別式などもスムーズに執り行ってくれます。

  

寺社や教会を知っていて、自分で手配できるのなら、それでやっても全然OKだと思います。費用は全然違ってきますので、お布施( お坊様が受け取る祈祷代 )や、献金( 神父or牧師さんが受け取るお祈り代 )はどのくらいにするのがいいのか、直接妥当と思う額を交渉したっていいと思います。

  
  

◆ 祭壇 ( 家にくる参拝者対応 )

  

最低でも、両脇に 、中央に 白布を引いたテーブル に、 骨壺 と 遺影 があればいいです。

   

仏式で焼香してもらうなら、線香立て と 鈴(りん)も必要かな。

  

線香立てと鈴は葬儀屋から借りることもできるので( 有料 )、四十九日までそうしても。 いっそ、自分たちも各命日に参るのに必要だったら、小さいものを買った方がいいかと思いますけど。

  

位牌は戒名をもらった場合は戒名が書かれます。
キリスト教式なら、愛読の聖書を祭壇に添えてもいいでしょう。

    

ちなみに、仏式がポピュラーな日本ですから、遺族の都合でキリスト教式で祭壇をつくる、弔問客は至極混乱します。
( 田舎なら特に。弔問客は「 線香ぐらいはあげてやりたい 」と思っているので ) 
祭壇には線香立てと鈴ぐらいは置いてもいいかもしれません。しかし敬虔なクリスチャンだとそれも敬遠するでしょうから、周囲はそれを理解して各人を認めつつ、対応するのがいいと思います。

  
  

◆ 遺影

  

遺影を作る場合ですが、葬儀屋に写真を持ち込めば、理想の遺影に加工してもらえ( 有料 )ますが、自分でやりたい場合、全国カメラチェーン店で当日~数日で加工してもらえます。数百円から数千円と明朗会計なのもうれしいです。

  

⇩ 例えば今回お願いしたのが、これ!

  
   

◆ お茶 ( 家に来る弔問客対応 )

  

四十九日以内に、香典を持って線香をあげ故人を偲びにくる弔問客が多いと予想されるお宅は、大きめの急須とポットを買いそろえることがおすすめです。地元のホームセンターなどにあるのではないでしょうか。普段づかいのいつもの小さい急須だと、ひっきりなしにお茶を出しては茶殻を変えて、かえって無駄が増えてしまうと思います。煎茶の葉も十分に用意しましょう。

  

弔問客が多くない家でも、ちょっとしたお茶菓子や果物がテーブルの上にあると、あいさつなどもしやすいです。

  

あと、最近は、正座できない方も多いので、それに対応できるほどよい高さのあるクッション( 高さのある座椅子 )みたいなものなんかも、弔問客対応としていくつか必要になるかもしれれないですね。

   
  

◆ 香典返し

    

弔問客で香典・お清めなどを持参くれた方々には、香典返しを用意します。

  

葬儀屋さんに手配を頼めば、香典返しに添付するお礼状を含めて用意してくれます。

  

急ぎの場合でも、次の日までそろえてくれることも多いです。お礼状の校正も打ち合わせのその場までFAXを取り寄せてくれたりします。

  

予算的には通例、香典に対して満額またはそれ以下の品物を用意するようなので、香典返しのセットを集めたカタログも 2,000円台の商品ラインナップが多いと思います。

   

香典返しは、持ち帰り用の手提げ袋を含めて、納品と同時に支払いが生じますが、四十九日のあとあたりに、余った在庫を引き取ってもらい、差額が清算できることが多いです。納品個数を依頼する際に、どこまで清算できるか否か、確認するといいと思います。

  
  

◆ 法事 ( 故人を偲んでの会食 )

  

コロナ前までは、告別式を終えるとすぐ、( 主に喪主中心で家族以外の )僧侶や参列者を招待して会食しながら故人をしのんでもらう「 法事 」と呼ぶ会食の儀式が、地元料理旅館や料亭などで盛大に行われていました。 
※ 地域によりお斎( おとき )とも。

  

コロナ禍で、家族葬が多い現在は、家族で出前やテイクアウトを注文して、好きなようにやるのがいいと思います。

  

四十九日、月命日など、各法要のあとも、家族で好きなように日程を決めて行うのも素敵です。

  

コロナ5類移行で法事がどのように復活するのかどうなのか、したい方はぜひ地元料亭や料理旅館で盛大にやりましょう。地元経済にお金を回すことで故人もよろこぶと思います。

  
  

5 市町村役所手続き

  

◆ 健康保険証・介護保険証、その他自治体支給物の"返却"

  

市町村市役所への来庁、2回目です。

  

後期高齢者であれば、後期高齢者医療保険証介護保険証、それから、自治体が高齢者サービスで支給しているタクシー券やバスの定期券、印鑑証明などがあれば、一切合切返却します。 ( ※保険証関係以外は若干遅れても大丈夫です )


後期高齢者保健・介護保険ともに、費用が口座から引かれていたり、高額医療の対象になっていたりすると、それがタイミングによって戻ってきますので、それを受け取る相続者の口座番号が必要になります。

  

口座番号を提出する相続人は、届を出した人でも、喪主でも、誰でも構わないはずです。

  

その他にも、相続人に自治体経由で戻る様々なお金がありますから、オープンにしてみんなで確認するならどの口座にするか、相続人同士で話し合って決めておくといいかもしれません。

  
  

◆ 年金関係 ( "要"添付書類 )

  

A3見開きの、紫色のフォームが渡されます。それに必要事項を書いて最寄りの年金事務所 に 持参または郵送 で、手続きできます。

  

年金手帳など支給されたものが行方不明であれば、そう申告するチェック欄があり、もし見つかった場合でも廃棄でいいと書いてあります。

  

ただ、この書類の提出には、戸籍関係の正式資料 や 免許証等証明書の写しなど若干の書類の添付が必要です。
(取得料 ¥1,000-以下で済むと思います)

  

★ この場合の戸籍関係の資料は、死亡届が受理されたのちに戸籍にそれが反映されている必要があるので、死亡届を出した次の日に役所窓口に行くと、苦い顔をされてかなり~数日待たされるかもしれませんので、ご注意を。
( いつ反映してくれるのか、確認・要望するといいかもしれませんが、ケースバイケースの対応だと思います )

  

★ また、この紫のフォームの真ん中あたりに、マイナンバーを書く必要があるらしいので、取得されていない方は、自分がお住まいになっているマイナンバー付きの住民票をあらかじめ取っておくとスムーズかと思います。

  

また、この届出は、該当事項を照合するのに、とても時間がかかるらしいです。記入を間違えると、都度都度戻ってきて面倒かもしれないと、役所窓口担当者は話してました。郵送できますが、年金事務所に直接行って、説明されながら書いてもいいかもしれません。その際は、添付書類にモレがないか、持参物をしっかり確認したほうがいいと思います。

  
  

◆ 葬儀代金補助 ( 健康保険から定額支給 )

 

ここで市町村役所窓口に来るのを2度で済ませることができるか、3度にするか、はたまたさらにもっと増えるのかが違ってくるかもしれませんので念のため。

  

火葬のときに支払った「 斎場使用関係 」の領収証の複写を、市町村役所の窓口に提出すると、健康保険から定額で補助がある葬儀代金が支給されます。( 一律¥50,000- ) もちろん普通は、葬儀がすべて終わって一式モロモロ・コミコミで含んだ葬儀屋の領収証を出すそうなんですが、すでに済んでいる火葬関係の領収証で全然大丈夫なので。

  

※ そりゃ、いままではそうでしょう、ぜんぶ一式コミコミで葬儀屋に任せてきたんですから、途中であの領収書よこせとか言われても、突然対応できないですよねー。

 

葬儀にかかった費用がどんな額でも、どんな内容でも、定額支給されるので、何度も役所窓口に行くのが嫌だという人は、一番先に済んだ葬儀費用としての、火葬費用の領収証が提出できます。


どっちの取得が速いか検討となるのでしょうが、また別の週に有給休暇を取って提出しに来庁するより、初七日( 忌引き休暇 )内でできるなあと思って私はすぐに提出できるように準備しました。

  
  

◆ ここまで、二七日(14日)以内で可能

  

スムーズにいけば、5日かかりません。
火葬を終えた段階で一式終えることも可能です。

  
  

◆ 本人のマイナンバーカードはまだとっておく

  

以上が、一番先にやる、やらなければならない事務手続きです。

  

銀行や保険、税務署・法務局などの手続きは、もうすこし後でぜんぜん大丈夫です。

  

( 故人本人口座での不具合がないなら )四十九日を過ぎた頃を目安に、まず、銀行関係と保険から着手するのもありだと思います。


死亡届が出ると、自然と故人本人の口座は凍結され、引き落とし・振込は出来なくなりますが、インフラ等が止まらなければ、整理するのを焦らなくても大丈夫と、どこからも言われますし、罰されることもありません。

  

口座などの整理のときに、証明書類が必要となるので、本人のマイナンバーカード免許証を用意し、手続きしている方( 相続人 )の証明書はどんなものが必要か、事前に確認・用意しておくと良いと思います。

  

※ うちは、生前に不動産登記や水道・光熱関係も名義変更( 相続 )できていたので、ぜんぜんゆっくり処理してました。( 下記に近いかなー )

  
 

6 ちなみに 【 コロナ罹患者対応 】

   

現在コロナは第9派、2類から5類に移行され、感染者若干増の状況ですが、葬儀関係に関しては、まだまだ対応・料金が違うだろうと思いますので、一応経験した例( 8派 )を記しておきます。

  

感染者が亡くなると、対応は超速攻です。

  

病院ではまず、エンジェルケアのあと、長く安置はできないので、すみやかに火葬場( 斎場 )は対応しなければなりません。 時間外開場します。 通常時間より遅い時間で、もう他の利用者も誰もいなくなった夜に火葬されることになります。( 実際にウリ坊 - イノシシの子ども - が出てる時間で焦りました )


また、棺の顔の部分は開きますが見えるだけでシールドがきっちりされており、思い出の品の同梱はもちろんできません。


火葬の作業にあたる作業員の方々は、防護服着用・消毒等の手間もかかるためなのか、費用は火葬場の使用料だけで一般のときの15倍もかかりました。

   

また、棺の仕様や霊柩車の消毒、葬儀屋担当者の防護服などの準備代金も上乗せされていたかもしれません。

  

それと、院内感染だったにもかかわらず、死亡診断書には「 コロウイルス罹患 」みたいなことは一切書かれません( 全国的に有名な"と"がつく医療財団法人の場合 )でした。

  

なにも、だれも、気持ちの整理がつかないまま、どんどん事が運んでいき、見積とって検討するヒマもなく、告別式前までは、費用が雪ダルマ式にみるみる増えたので、みなさんは気を付けてください。

 
 

7 まとめ 【 手順の整理 】

  

意外と結構やることあって、それが済むまでは故人を偲んで涙が流れるひまがないものです。

  

1 死亡届提出
2 自治体返却物提出
3 葬儀費用の証明書提出
4 年金事務所への届け出

    

2 は、葬儀屋さんはやってくれません。  3 も、時期的にタイミングが悪くなることがあるので、面倒と思うなら、調整して早めにやれるようにしておくと煩わしさがグンと減ります。

  

上記事務手続きに、下記葬儀日程が重複して進んでいくことを理解し、気持ちの整理をしておきましょう。

  

1 仮通夜・本通夜( または安置 )
2 火葬
3 告別式
4 法事( ご時世的にやらなくて可 )

  

その分、このあとから、感情的なものがじわじわ来るかもしれないので、自分の性格もよく理解して、どよーんと暗い環境に身を置かず、できるならリモートワークもやめて、出社して、誰かに常に、会っているようにしたほうがいいかもと思いました。


このあとやること( ほか諸手続き )に関しては、この辺 ↓ を参考に、自分たちの場合の該当箇所をエクセルにでも抜き書いて、チェック表を作り to do していくのでもいいと思います。

↑ ↑ このコンテンツ、手続き地獄なんてタイトルで言っていますが、ここまで終わってしまえていれば、もうだいたい大丈夫です。

  

( 相当な資産家でない限り、ですけども。苦笑  ま、そういう方々は相続人同士で結構もめるってことはよく聞きますので、そういう意味では悪い印象しかないでしょうけども。。。)

 

これ、テレビでも、ネットでも、バズってるので自分も心配になりますが、彼の父は相当な資産家だから、相続税たっぷりあるんで、こうなるのは必至です。
 
 

が! 日本のほとんどの相続人は、控除制度により、90%ぐらいの人々は相続税を支払う対象にはならないそうですよ。 だから罰金とかには多分だいたい該当しない!  あとは、土地建物の名義変更、それら資産処分・登記関係などの手間と手続き代金が発生するぐらいと考えて大丈夫だと思います。

  
    

3年以内を目安に、払い戻しや控除制度もあるので、確定申告を毎年することを意識し、毎年微妙に制度修正のある事柄も確認しながら、相続・登記の手続きができますよう、願っています。

  
  

ちなみに、私の家族は、政令指定都市の近郊市町村在住でした。

  

まずは、共有まで、それではまた。

  
  


  
  

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