少女の聖域vol.2|永見由子|たとえ苺がなくても
TextKayoko Takayanagi
少女で在るということは、いばらの道に等しい。
常識の中に押さえこもうとするあらゆる外圧と戦いながら、世界の果てを目指すことだからだ。
傷つき、戸惑い、迷い、それでも少女は進むことをやめない。
その翼に力を蓄えながら、いつでも高く速く飛び立てるように、その機会をうかがっている。
少女を侮ってはいけない。その可能性と瞬発力を見誤ってはいけない。
“Good girls go to heaven, bad girls