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あといつつ

5年前から書き続けている連載小説の最新話があと5PVで100PVに到達する。

「教会と吸血鬼」である。
見知らぬ吸血鬼が女子中学生相手に求婚する小説だ。ちなみにラブコメではない。

もっと具体的なあらすじはこんな感じである。

中学3年の神崎楓かんざきかえでは、学校帰りに黒いフードをかぶった男に首筋を噛まれてしまう。
「私の妻となれ」
楓は男から逃げるため瘴気が感じられないいつもの街を走り回るが、家も、交番も、学校も、総じて様子がおかしかった。
走り回った先にあった白くて大きな教会に助けを乞うた楓は意識を失って―

吸血鬼に教会をぶつけた、なんともありきたりな設定。これでも、我ながら骨太だなと自画自賛している作品のひとつなのだ。
なぜかというと―タイトルに書いてあるわりに、当の本人ヴァンパイアはなかなか表舞台に立たないからだ。

あらすじをもうちょっとだけ深掘りしていくと、この物語は選ばれてしまった者たちの本質で成立している。
メインキャラのかえで大河たいがは、思春期特有のもどかしさをそれぞれ抱えている。二人とも「吸血鬼に見初められた」共通点はあれど、昇華する方向性がまるで違う。
大河は現状を打破しようともがいているが、楓には打破する理由を見つけられていない。それどころか、自分カエデのことさえ分かっていないのだ。

  • なぜ吸血鬼は楓を選んだのか。

  • 楓にはあって大河にないものはなんなのか。

  • 仮面の修道女シスターは一体何者なのか。

この3点に注目して続きを楽しみにしていただきたいと願う。

本音

結局続きの構想が何も思い浮かんでないよー

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