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【書くこと】#3 小説を音声入力で書いてみた結果


最近、仕事関連の動画でちょっとおしゃべりしたのですが、あとで見てみたらお腹から声出てなさすぎて笑いました。まじで腹筋鍛えよう。

声で思い出したんですが、数年前にアナウンサーの方と話したとき、私の声は息の配分が多いから、なかなか「響く」声に近づけるのは難しいと教えてもらったことがあります。落ち着いて聞こえる代わりに、溌溂!元気!な感じを出しにくい。声が小さいのもあります。

でもそんな私の声でも、スマホの音声入力は割と正確に拾ってくれる。

ということで、今日は音声入力について考えてみました。(こじつけ)


タイピングし続けると、手が痛い


パソコンでタイピングし続けてると、たまに手が痛むんです。一時間以上、休みなくタイピングし続けると、ピキッと痛みが走る。私は怖くなって手を休めてしまう。いいところだったのにな…と思いながら。

でもまだピキっくらいなら、かわいいもんらしいです。ばちばち書いてる職場の先輩たちは、タイピングしすぎて腱鞘炎になったとか言ってた。もう怖いです。


iPhone で音声入力したら楽なのでは、とやってみた


で、最近思ったのだ。小説も、音声入力じゃダメでしょうか?

ということで、iPhoneのメモ帳に小説を音声入力してみた。

文字数としては、10分で600文字くらい進んだ。小説のプロットをもっと作り込んで、書くことを確実に決めていたら、もっと多い文字数を書けていたと思う。1時間で3600文字だと考えると、まあまあ効率いいかもしれない。

労力的にもかなり楽だった。しかも、話し言葉に近いので、リズムのある文章になる気がしている。原稿を書き直すとき、私は心の中で音読して直していくので、それを考えるとプロセスが1つ省けることになる。お得だ。

口伝で伝承されてきた「古事記」の執筆の様子ってこんなかんじだったのかなと思ったりした。

音声入力で小説を書くデメリット


デメリットは、2つあると思った。

1つ目は、漢字が誤変換されたりするので、入力後の修正が面倒くさいこと。「」を入力するとき、いちいち「カギカッコ、カギカッコトジ」とか言わないといけない。客観的にちょっと面白いので、家族にはあんまり聞かれたくない。

2つ目は、文章の密度が軽くなること。薄揚げせんべいみたいな、軽くてふわふわな文章になって、なんだかいつも自分の文体じゃなかった。文章を書いているときと話して組み立てる文章では、多分使っている脳みそのパートが違うんだろう。

リズムはあるけど、心情や情景説明など、色んな言葉から一つ一つ選んでぴったりな語彙を選んでいくべき時には、やっぱり手を使いながら書くのが向いているみたいです。

音声入力とタイピング入力を使い分けるのがベストかも

ということで、私が辿り着いた結論は

・音声入力⇨状況説明や人物同士の会話、リズム感の必要なシーン
・タイピング入力⇨心情や情景描写

に分けてみることです。

小説を書いている皆さんは、タイピングと音声入力どっちで書いてますか?
タイピングが圧倒的に多いイメージだけど、実際音声で書いてる人いるのかな、気になる。


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