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僕が家族の最先端だった!?

僕は学生時代とオトナになってから20代の半ばくらいまでど田舎で生活していました。
ど田舎って言っても、信号機はあるし国道は通っているし、大学もあるようなところだったので「そんなに田舎じゃないよ」と言われるかもしれませんが、なかなかな田舎具合でした。


当時僕は音楽を聴くことにハマっててCDをよく買っていたのですが、ちょっとマニアックなものだったりインディーズで活躍するようなグループの音楽はほとんど聴けません。

そんな時に、ちょうど家でパソコンを買ってみて母親がそれを使っていじるようになります。
なんでも“インターネット”とかいうものでいろんな情報を仕入れることができるらしいじゃないですか。

僕らはちょっとだけ夢中になってやれアレはどうなっているんだとか、コレはどうだとか、いろいろ画面を覗いていたのを覚えています。


ふと、何かで聞いたのでした。


インターネットで買い物もできるらしいよ。

ふうん。
あんまり興味はなかったのですが、なんとなく気になったことがあって調べてみることにしたのでした。
そうすると、なんてことない、通販とほぼほぼ変わらずにいろんな買い物ができるんだということがわかり、欲しいものがたくさんある僕は、インターネットショッピングをやってみようとチャレンジしたのでした。


今じゃもうみんなが使っている「Amazon」って通販サイトがあるらしいと調べて、自分の気になるものが置いてあるかどうかも調べてみると、なんとまぁまぁたくさんあることに気がつきます。


すげーなインターネットはよ!


欲しいものは…あの曲が入ったあのCDだろ。こいつとあいつと…そうそう、コレも外せない。

というか無いものがほとんど無いじゃないかよ。


すげーなインターネットはよ!


今名前を挙げると恥ずかしくなるようなバンドのCDなんかも置いてて、なんだかすげーなすげーな!と言いながら購入ボタンを押しました。
当時はまだあんまり便利な機能とかシステムじゃなかったのですが、とりあえず代引きにはできるから、ちょっと安心です。
カードじゃなきゃ買い物ができないなどというシステムだとまだまだ不安な時期でしたね。

数日後。
頼んだCDが家に届きます。まじでワクワクした。

不思議そうに見る家の者ども。
「見ろやい、インターネットで買い物をしてみたんだ。」


おお、それはすげーなと言い、どうやって買い物などしたのかと事情聴取のように聞かれまくり、そしてその方法を学んだ我々の一族は、熱心にインターネットショッピングを始め出したのでした。


まさにこの家の中でブームが起こった瞬間です。
YouTubeも僕が先行して見出しました。だからなんだと言いたいけど。

僕の家族は、興味がありはするけど、そのちょっと勇気の必要ないっぽを踏み出せない特質を持っています。
失敗してもいいので、誰かが何かをやり始めるまで待っているのです。そういうところが僕はあんまり好きじゃないのです。


その捨て駒的存在が、おそらくは僕だったんでしょうね。
興味を持って何かをやりだすのはいつも僕だったような気がします。
初期のスマホをいじりだしたのもそうだし、料理をやりだしたのもそう。
ひとり旅をしたり、ひとり暮らしをはじめたのもそう。
LINEで通話とか、グループを作るというのをやりだしたのも僕でした。(それはひとり暮らしの後でしたけど)
iPadを使いだしたのもそうでした。


家族の中の好奇心と行動力を握っていたのはもしかすると僕だったのかもしれませんね。


すげーな、インターネットはよ!


今じゃそれも普通のことになりましたよね。
インターネットを使っていろんなことができるようになりましたけど、この回線はどんな未来に繋がっていて、僕らにどんなものを見せてくれるんでしょうか。……




機械に詳しくなりたい、これからの僕は。

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