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セール時間を狙って

安売りと聞くと急激に元気になるおばちゃんがいますよね。
それが今まではよくわからなかったんですが、なんとなくわかる気がしてきました。


確かに、安く売っているってすごくありがたいことです。普段の半分だったり、もしくはそれ以下だったり。
「買わなきゃ損」みたいな気持ちにさせられます。

そういう場所に行ったことがあまりなかったのですが、連れられて行ってみると、なんとまぁ激しいこと!

ババアとババアとババアがにじり寄ってくるわ、押し合いへし合いのおしくらまんじゅうです!


20代のはじめくらいにストリートでバスケットをやっていた事があったのですが、そのときの気持ちをちょっとだけ思い出しました。

スクリーンアウトだ!脇から肘を入れて前へ出ろ!

バスケットに「どうぞどうぞ」なんて譲る精神を持ち合わせているとダメです!いいものはひょいひょいババアに取られてしまうのです!


そう、ここは戦場。

その名も「刺身売り場」。


みんな「お安い」「お得な」ものを買いがちではありますけど、それってその日そのときたくさん獲れたものにすぎないんじゃないかと思ったんですよね(負け惜しみかな…)。
確かにお得なお値段になっていたし、お買い得でもありましたが、その時食べたいものがお安くなっているから嬉しいのであって、安いものを必死に買おうとするのであれば米と漬物のコンビでも食べていた方が食費としてはお得です。

しかし、目の前でお魚兄さんが半額シールを貼り出すと、そこいらのババアは急に目の色を変えて俊敏になります。パワーも欲望も倍増!

ちょうこえーよ!



そのまま戦っていては勝ち目などありません。安い魚を目掛けてパワータックル!

僕は負け戦などしたくはないので戦い方を変えることにしました。

ゾロゾロとひとの波をかき分けて、たいして食べたくもないものを「安いから」という理由でチョイスするのはちょっとおもしろくない。
だから、そこでみんなが買おうとしないものをあえてチョイスするのはおもしろいなぁと思ったんです。
もちろん安くなっています。

今回買ったのは「白イカ」のお刺身2パック(1パック300円)と赤貝2パック(1パック100円!)。

白イカなんて…と思ってみんな手に取らなかったのでしょうけど、日本海側じゃあ、けっこうな高級品です。赤貝は貝の中身だけ出してあるもので未処理のものです。1パックに3粒か4粒くらい入っていたでしょうかね。おそらくみんな処理の仕方などがわからなくって手に取らないのだと思いますが、春はこういう貝類がおいしいという事を僕も最近知ったので安く買えて嬉しかったですね。そう、春は貝類がおいしいのです。みんな貝類のお刺身を食べましょう〜。


ひとりあたり400円で高級お刺身が食べられるって、ホントいいわー!
ババアと戦った甲斐があったわ。


あーお得お得。
安いってサイコー!


安くてお得が嬉しい、これからの僕は。

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