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趣味は商店街を歩くこと

趣味が無い

やる事がない、やりたい事がない、何が好きなのかわからない。
と言うひとがいる。

なんでそんな風に思うのか?
なんでそう言い切れる?

そう言うひとに限って、「じゃあコレはどう?」と聞くと、「興味ない」と言う。

あ、そうだ。
今思いついた。
「何聞かれても、『興味ない』って言う趣味は?」と、今度聞いてみよう。


でもそう言う理由は、わかるよ。わかる。
そう言う時って、興味があるものを探しているわけではないんだ。
見たもの聞いたものにケチを付けるじゃないけど、“自分に合わない理由”をすぐ見つけて跳ね除けている“短い期間”なんだな。

趣味なんて、意外と。
そう。意外と、「受け入れさえすれば」簡単に好きになる“場合”がある。
ただ、「自分にはちょっと…」と心の中で思っているに過ぎないのだ。

少なくとも僕にはそういう時期があった。


だってそうでしょ。
学校のお勉強だって、みんな好きでやっているわけじゃないでしょう?
仕事だってそうだけど。何も好きになったものばかりが身についているわけじゃない。いつのまにか好きだったということだってある。

好きではなくとも続くものがあるはずなんだ。いや、どうだろう。続くかな?
続くかどうかではない、趣味なんて続くかどうかなんて考えないでしょ。何でか知らないけど続いてる、続けてること、それでいいじゃないか。


たとえば、友達と商店街で歩いているとしよう。「何食べたい?」という話になって相談する。

ラーメン? またラーメン?
お好み焼き? 気分じゃない
定食? 和風かぁ
じゃあハンバーグ? 高くない?
回転寿司? あったかいもの食べたい
中華? 重いよね
うどん? いつでも食べられるじゃん
なら、そば? 単純だね
ピザ? 近くにあるの?
タイ料理? 辛いのは無理
焼き鳥? 開いてないでしょ、昼だし
お弁当? それ持ってどこで食べるの?

じゃ…あ…マクドナルドにしよう。
と言うと。
「いや、ラーメンにしよう。さっきのとこの。」

え?戻るの?(マジかこいつ)
なんてめんどくさいことにはなるけど、結局元に戻って“ラーメンを食べる気”にはなったのだ。

そう、いつかはそれをやってみたいという気になったりもするし、強引に連れて行ってみると、案外ハマったりして楽しくなることがある。

大丈夫、世界なんていうのは商店街の続きみたいなもんだ。


やりたくなる趣味は、見てまわって歩いているうちにやりたくなるものが見つかるだろうさ。
いろんなところに出かけて行っていろんな趣味を見てまわるという趣味もあるだろうし、趣味に一生懸命なひとを探しまわるという趣味だってあるのだ。

世界という商店街は広いぞ。

めげずにがんばる、これからの僕は。

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