演目『土蜘蛛』(つちぐも)
『土蜘蛛』とは能楽や歌舞伎、小生の大好きな神楽(里神楽)など伝統芸能で演じられる定番の演目であります。
時は平安時代、大和国の守である源頼光(みなもとのよりみつ又は、みなもとのらいこう)と彼に従う四天王による妖怪退治のお話です。妖怪が蜘蛛の糸を投げつける派手な演出で知られています。
源頼光とは後の源氏の興隆の礎を築いた実在の人物です。古典芸能の『酒呑童子』『戻り橋』『茨木童子(いばらきどうじ)』などの武勇伝に登場します。妖怪退治の代名詞のように言われていますが、これらは頼