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私の推しの子


もう数年、KPOPのオタクをやらせてもらっているが、とあるアイドルご意見番のYouTubeを見ていて思ったことを書いていく。

私の推しはstraykidsという8人組のボーイズグループ。韓国アイドルならではのカムバを控えて、少しずつ新しいアルバムの情報が日々SNSに上がっている。今回、例のご意見番はこの新アルバムに絡んだメンバーたちの写真を見て、コメントしていた。

「6年目のアイドルがこの衣装・コンセプトはどうなん?」

私は彼らを推して3年目だが、そっかもう6年目なんだ。とそのコメントに少し驚いた。知らないわけではないが、そんなことを意識したことがなかった。


彼らの作る音楽は奇抜で面白い。その音楽に負けないくらい、衣装やMVも奇抜だ。メンバーたちが新人アイドルではないからその音楽に合っていないかというと、バチバチに毎度コンセプトを消化してくる。ベースの部分は変わらず色をガラリと変えてくる。曲を聞くと「あ〜っぽい!」となる。

ご意見番は、年数を重ねたアイドルたちが今まで見せてきた、落ち着きと大人な雰囲気を求めているようだった。

大人は尖っちゃいけないのか。

20代後半に差し掛かるが、強いラップと派手なダンス曲が大好きだ。straykidsのライブは本当に楽しい。彼らの音楽が流行って、聴く人が増えているのはその奇抜な色を楽しむ人が増えているということではないのか。


straykidsの前は、BTSを推していた。ラップが多い曲が好きなのか、バラードもハードなダンス曲も最高に楽しかった。団体活動の休止の頃、曲をメインで作っていたリーダーが「自分たちの作りたいものがわからなくなった」的なコメントをしていたのが記憶に残っている。事務所の作ってきた大きなコンセプトは、青年が大人になって本当の愛を知るといった壮大な物語だった。後半の落ち着きと柔らかい雰囲気の曲たちも好きだったが、心臓を揺さぶられなかった。

大衆に受けるのも必要かもしれないが、「らしさ」を失ってほしくない。これもファンのわがままなのかもしれない。もしかしたらご意見番の、「大人なコンセプトが見たい」も似たようなものなのかも。


アイドルの曲は毎朝気合いをくれて、仕事終わりには開放感を加速させてくれる。夜中の考え事のお供にもなってもらっている。曲に込められた彼らのエネルギーが消えてしまわないように、今回のカムバックも全力で応援したい。

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