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【読書感想】優しい雰囲気の小説「かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち」
こんにちは、今日も連続投稿を継続中の
Yui Kinouです。
今日は投資の勉強の合間の休憩中に
読み終えた本の読書感想です!
優しい雰囲気を味わえておすすめの本です。
かなりや荘浪漫 廃園の鳥たち
村山早紀 (著)
内容(「BOOK」データベースより)
雪のクリスマスイブ。母親が失踪し家を追い出された茜音は、天使のような少女の導きによって古い洋館アパート「かなりや荘」に招き入れられる。そこには心の片隅にさびしい廃園を抱えた人々と、道半ばにして亡くなった天才漫画家の幽霊・玲司がひっそりと暮らしていて…。古アパートを舞台に、歌を忘れたかなりや達が繰り広げる、優しく力強い回復と救済の物語。
🌸購入理由
「少女小説ガイド」という本に
紹介されていて知りました。
著者の村山早紀さんの別の小説、
「コンビニたそがれ堂」を読んだことがあり、
その小説の優しい雰囲気が好きだったので購入。
▼少女小説ガイドについて詳しくはこちら
🌸感想
クリスマスイブに住む場所も仕事も
失ってしまった主人公・茜音が
ちょっとした出会いで優しい住人ばかりの
「かなりや荘」で暮らすことになるお話です。
とはいえ、メインのお話は茜音が
"暮らすようになる前"。
"暮らすことになってから"のお話は、
後半も後半。
暮らすようになってから住人と交流する
ようなことはありませんので、
若干期待外れ感はありました。
主人公は優しいのだけれども、
ちょっとそこまで卑屈にならなくても、とか
自分を置いて消えた母親に対して向ける感情は
母というよりは子ども扱い。
「どうしようもない人だけど優しいから」、って
それ虐待された子ども特有の気持ちでは……と
茜音の心の声にモヤッとする場面が多数あります。
ちょっと気になるところはありましたが、
優しい少女と、少女の周りの人間が
ただひたすらに優しい世界です。
心に傷を持っているかなりや荘の住人達。
その傷の分、優しさを持って茜音と接します。
村山早紀さんの心の描写と、
情景が浮かぶ文章はやはり好きです。
優しい雰囲気を味わいたい人におすすめです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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