『0歳からずっと子どものために頑張ってきたけど…、もう疲れた』ママがすべきこと
発達凹凸・育てにくい子がいても、自分の人生を心から満足して幸せに生きたいママのため
マインドフルネスをベースにした講座を実施しています。小林ふみこ(臨床心理士・マインドフルネス)です。
そんなふうに一生懸命頑張っているママさんに大切なことを今日は書いていきます。少しでもお力になれたら幸いです。
本当にお疲れ様です。
これまでとても頑張ってきましたね。
様々な方法を学び、実行されてきたと思います。よく頑張ってきましたね。
その頑張りを誰にも評価してもらえなかったり、
母の頑張りをよそに、子どもの逸脱行動や暴言が増えたりしたら、
それはそれは辛いことです。
一旦このまま走るのはお休みしましょう。
仕事と家事の合間に、子どもとできる限り時間をもつ。テレビやゲームは専門家にしないように言われているから、アナログゲームをする。できるだけ怒らないように落ち着いて話している。
こんなに頑張ってるのに。
これまで頑張ってきたことが無意味だったの?
このままだと、心が壊れてしまうかもしれません。
だから、このままを頑張るのは一旦おやすみしませんか?
既存の育児法の穴。
これまでの一般的な育児法は、しっかりとした一般的な正解があり子どもの問題行動を改善するための方法(行動)を実行していくものです。
それらの専門家は、逸脱行動に対しても対処法を見出します。
だから、真面目なママほど、家庭で実行したのにうまくいかないと、ママのやり方がうまくないせいかも…、自分のせいだと自責の念に駆られやすい性質を持ち合わせています。
でも、専門家は24時間ずっと一緒にはいません。母という親子関係ではありません。家ではなく整備された環境です。一人がうまくいかないとき別のスタッフが対応するなど支え合うことができます。だから、ママ以上にやれて当たり前なんですよね。
それに、どの本にも、どの助言にも、「ママが倒れたら大変だから、無理しないで。ママができる範囲で」が含まれていることを忘れがちです。
ママが「無理しない、できる範囲で」は第1選択ができない場合、しかたなくというニュアンスがあるような気がしています。「無理しない、できる範囲で」はママに委ねられています。でも、実際に「無理しない、できる範囲で」といういい塩梅が自然にできるママはどれほどいるでしょうか。
今第一にしてもらいたいこと。
それは、ママ自身がママの心と体を労わることです。
*
一般的に正しい!と言われる労わり方ではありません。
あなた自身が、ほっとなんだか力が抜けること、自然と口角が上がること、自然と目の奥の力が抜けること、あなたそのものが、ゆるんだ感覚がする労わりの行為を探してみましょう。あなた自身が本当に必要なことを必要な分だけ取り入れる。
ママが積極的に休むことを習慣に。
その間、お子さんには、「ママは今充電が必要」と伝えて、ひとりで過ごしてもらってもよいし、預かり保育などがあれば預かってもらって、できるだけ距離をとることがおすすめです。
ママ自身が休む習慣がないと、子どもはいつものパターンではないので「ブーブー」文句を言ってくるかもしれません。でも、今は休むことが必要不可欠です。
どんなにブーブー言われても、ママ自身を労わることを優先しましょう。時間はかかるかもしれませんが、どんなに「ぶーぶー」言ってもママが反応しないとわかると、落ち着いてくるはずです。
罪悪感や焦りはあってOK。
その間に子どもに「申し訳ないな」「子どもの成長に寄与していないのでは」と焦りや罪悪感が産まれてくるかもしれません。それも当たり前の反応です。そのネガティブな感情もただありのままそこにあるのを赦しながら、ネガティブな感情がそこにあっても体はふと和らぐことができると気づいていきましょう。
それでも休むことは子どもの育ちに不可欠。
ママ自身が休むことは、おこさんの成長に実は効果的です。
ママが子に与えるのをやめるとき、自発的に育つ芽が働きだします。
ママが子に与えるのをやめるとき、しまった土壌からふかふかの余白を含んだ柔らかい土壌になります。これまでママが与えてきた栄養たっぷりのふかふかの土壌です。
お子さんを信頼して、お子さんに与えない選択をしてみましょう。
休み方のコツを知る本。
もし、この方法をちょっと本で知りたいなと思ったらコチラがおすすめです。
○「改訂 精神科養生のコツ」神田橋譲治
○「忙しいお父さんとお母さんのためのマインドフルぺアレンティング」スーザンボーゲル
まとめ
がんばってもがんばっても、ぜんぜんいい方向にいかない!
そんなときは積極的に立ち止まることがおすすめです。
立ち止まっていると焦りや不安が出てきますが、それをもあることを受け止めて、休んでいく。
ママがこころから休むことは、お子さんのためにもなります。だから、頑張りすぎなくても大丈夫。あなたのペースを大事に、どうぞご自愛ください。
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