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映画「夢みる小学校」

2月4日(金)から公開のオオタヴィン監督による『夢みる小学校』の上映にあたり、1月22日(土)に、もったいなくも公開前のオンライントークイベントに出演させていただきました。

Hillock初等部スクールディレクターの蓑手章吾さんからのご推薦で貴重な機会をいただくことができました。
蓑手さんには、ただただ感謝感謝です。

初めての体験で、緊張もあってうまく話せませんでしたし、いただいたご質問に正対できていたか反省点はたくさんでした。
ただとにかく楽しかったです。
「話す」「聴く」ということにもっと磨きをかけないとなぁと、目標ももつことができました。

トークイベントでは、私が余計なことを話してしまい、映画の中身に触れながらうまく話を進められませんでしたので、この投稿で、改めて映画の感想をお伝えしようと思います。

映画の中で、和紙づくりの体験中におんぶをされている子、子どもと大人が仲間同士のように語り合う様子、いじけている子に時間をかけて寄り添う子たちなど、人と人との温かさや子ども本来の表情を目にすることができたと感じました。

和紙づくりの時や子どもが自由に出入りできる職員室での大人と子供との身体的接触から、子育てのことを考えました。
よく「抱っこぐせがつく」と、子どもへの抱っこはなんとなく甘やかしやちょっとした悪みたいなことを言う方がいらっしゃいますよね。
もしかしたら、そういった弊害もあるのかもしれませんが、特に親と子のスキンシップは、子どもが子ども時代における心の安全基地を獲得できる大切なふれあいではないかと考えます。
子ども時代の親との触れ合う経験は、大人として自立していくための原動力にもなるのではないかと思います。
ベタベタするではなく、大人と子どもが自然と心も体も寄せ合えるって、とても大切だと思うのです。
そういった自然な触れ合いが、この「きのくに子どもの村学園」にはあることを知りました。

また、「きのくに子どもの村学園」では大人が子どもと胸襟を開いて語り合い、子どもたちが決めることに、大人もしっかり一票を投じるなど、大人と子どもがまるで仲間同士です。
そのシーンから、私が子育てや教育で大切にしてきている「ただ褒める」ではなくて、子どものしたことに「受けとめて興味をもつ」ということと、なんとなく見てて重なりました。
そして、「きのくに子どもの村学園」もそうですが、映画の中に出てくる長野県の「伊那市立伊那小学校」の先生が「待つ」ことの大切さをお話されていました。
私は、以前、実際に伊那小に見学に行ったことがありますが、まさに子どもたちのことを「待つ」という姿勢が、この学校にはあります。

私は、つい長男を急かしてしまうことが時々ありますが、「あ、まずい」と何度も思いながら、過ごしています。
この映画を見て、改めて「待つ」という難しさと大切さを感じました。

長々とまとまりなくダラダラ書きましたが、映画「夢みる小学校」について何かご参考になれば幸いです。

公開前のトークイベントや、劇場公開後も映画の中でご出演の素晴らしい方々とオオタヴィン監督とのトークショーもございます。
詳しくは、シェアしましたページをどうぞご覧ください。

https://www.dreaming-school.com/?fbclid=IwAR03QIdGCmQKfsAwFphL0w1qTnfG71jt0OkHM6Aey54rNOz6UbPlNvvSAfw


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