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なぜ、営業マンはヤドカリのようにカフェを求めるのか

いらっしゃい。
今日も来てくれてありがとう。

もう6月も終わる。
ついこの間5月が終わったと思ったのに
あっという間に時間が過ぎていく。

きっと来月の終わりも
同じことを言っているかもね笑

営業マンはヤドカリみたいだ

わたしは商社営業として働いている。外勤営業である私は、1日1万歩以上歩いてお客様を訪問し商品を提案している。夏の暑い日は、ハンカチで汗をふきながら歩いている。

ひと昔前の営業は、上司から足で稼げと当たり前のように言われていた。時代が変わり、今は携帯やSNSの普及によってお客様から問い合わせがくる時代になりました。

しかし、いまだに訪問して会うことが大切という風習が残る業界も多い。いや、業界というよりもそれが日本人気質なのかもしれませんね。街中を見れば、分厚いカタログを持って歩き回る営業マンはまだまだいます。


さて、わたしたち営業マンの外回りは、
まるでヤドカリのようなものです。


商談と商談の間。
つまり空白の時間にどこで仕事するかが常に求められます。公園で休憩できれば一番いいですが、夏の暑い日に公園で休憩するのは地獄でしかありません。冬も同じです。

この間、1時間という絶妙な時間が空いたので、まさに公園で休憩していました。商談中に出られなかった電話をベンチに座りながらしようと、お客様に折り返しの電話。すると、隣におじさんが座りました。

おじさんは、鳩に餌をあたえます。
ベンチに鳩が寄ってきます。

クルックー
クルックー


私はお客様と電話中です。


クルックー
クルック―

おじさんは鳩を見ながらニコッと笑います。
私は笑えません。


このようなことが起こりうるので、公園での休憩は選択肢から極力外します。わたしたちはヤドカリのように、休憩する場所を求めてカフェに行きます。


しかし、そのカフェを見つけるのが
一苦労なことも多いのです。


新しい地域に行くたびに、良い雰囲気のカフェを探すのは大変です。時には、地図アプリや口コミサイトに頼り、数軒のカフェを試してみることになります。

ヤドカリが新しい殻を見つけるように、営業マンは新しいカフェを開拓します。


開拓が面倒になると、決まったカフェに入る習性があります。営業マン(ヤドカリ族)が理想とするカフェの環境は、Wifiあり、コンセントあり、トイレあり、喫煙所ありの4つです。

この環境はあくまで理想です。最重要なポイントは安いことには変わりありません。場合によっては1日3回くらい利用しますので。


それらを考慮して、ヤドカリ族の願いを叶えてくれる理想のカフェが、天下のドトールコーヒー様です。

ここのブレンド、アイスコーヒー、アイスティーのSサイズの値段にはどこも敵いません。290円で飲める激安さにいつも感謝しています。救いのヤドと呼んでいいのではないでしょうか。


駅近くで見つけるとラッキーなのがコメダ珈琲です。お値段は高めですが、居心地は最高のヤドですね。ただ、競合相手となる昼下がりの奥様たちとバッティングするので、待ち時間が発生します。

激安で凌いで待つか、少々高くても居心地の良さをとるか。ヤドカリ属はいつも悩んでいます。


昼飯時のヤドも我々にとって大事です。お店の混雑を考えて11:45頃にお店に入ったとしましょう。通常の定食屋で提供から食べ終わるまでを考えれば、だいたい12:15くらいでしょうか。

その時間帯はまだ客先に行けません。残りの時間をカフェで過ごすことになります。追加料金タイムが発生する。


このとき、ヤドカリ族は昼食+コーヒー休憩できるお店を考えます。もちろん、通常のカフェランチも範囲に含まれますが、定食やもうすこしガッツリ食べたい時は難しいです。

このようなとき、最高のヤドとして挙げられるのはガスト様です。ファミレス最強の武器、ドリンクバーが我々に救いの水を与えてくれます。ガストのランチは安く、それにドリンクバーをつけても1000円くらいです。もちろんお店の混雑事情を考えて滞在しますが、ヤドカリ族にとってだいぶ助かります。


もし、昼間にカフェやファミレスで営業マンを見かけたら、「あ、ヤドカリ族だ」と優しい目で見てください。もしかしたら、わたしかもしれないので。

それじゃぁ。


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