do××moのiPhone
タイトルに違和感ありますか?ないですね。
今から数年前は違和感ありまくりでした。どこの世界のことかと。
みんな大好きアイホーン。ほとんどの日本人が触ったことも、見たこともあるでしょう。でも、ほんの数年前はまだまだ、未知の製品でどこかで聞いたことあるメーカーだな、アメリカだったかな、イギリスだったかな、程度の認知度でした。
do××moは取り扱いが一番遅く、主力は国産メーカーのスマホでした。
そんな数年前の話。
まあ、どんどんいらっしゃる「do××moのアイホーンください」というお客様。
年配の方じゃないですよ、彼らはまだまだガラケー以外興味ありません。20代、30代でも「do××moのアイホーン」と口を揃えておっしゃいます。
「do××moではまだお取り扱いがなく、、」「未だ取り扱い予定はございません」「androidでしたらこちらに・・・」
申し訳なく思いながら、説明しました。お客様の表情が曇ります。
というわけで、割と早々に諦めました。堂々と、カタログを広げて、丁寧に指差しながら、
「こちらが○ニーのiphone、こちらが富士○のiphone、
こちらがNE○のiphoneでございます」
「do××moには、防水・赤外線付きのアイホーンもご用意しております」※
これが最適解でしたね。面白いくらいに円滑に商談が進みます。カラーも豊富なので、どれにようなんて楽しそうに選んでますね。
数年前の大半の日本人にとって、スマホ=アイホーンでした。いいんですよ、「富士○のiphoneください」というお客様の尊厳を傷つける必要はありません。平和に彼らの笑顔のために良い仕事をしているのです。
これが臨機応変な対応ってものです。
※当時のiphoneは防水機能ありませんでした。
※フィクションです。
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