管理職に必要な、最低3つのこと

日々、時間に追われる中で、
運よく、
わたしの「同志」の候補たる
古参社員を見つけることができた。

ここからは、
慎重に進めなければ
ならない。


万が一、「同志」の候補と
敵対してしまっては、
部署の運営は絶対的に
上手くいかない。


ここで、ちょっと脇道に逸れる。

管理職になり立て、もしくは
目指している方の
参考になればな、と。


幸運にも、事前に学んでいて
管理職に登用されたときに

大いに活かすことが出来た、
知識と経験を2つ。


1つ目は、ズバリ
『簿記』。


「会計」と書くと、ピンと来る方
もいるかもしれない。

「帳簿記録」から「簿記」となったかはさておき、
資格は取らないにしても、知識として
絶対に必要。


仮に「何それ?」
という方がいたとしたら
今からでも遅くないので、

本などで一度、体系的に
まとめられたもので
学ぶことをお奨めします。


管理職を目指さなくても
営利団体、民間企業で働く方は

ほんとうに読みやすい、簡単な本でも良いので
ぜひ読んでみることをお奨めします。


これは結果論から先に言うと、
ある先輩にお奨めし、実際に勉強をした結果、

「簿記の勉強して、良かった。
社内で何となくやってた処理の意味が、わかった。」

という感想を伺ったから。


どういう事かと言うと、

日々社内で決裁される
経費の精算、

仕入先から納品された商品の
仕入の計上、

得意先へ納品した商品の
売上の計上、

それらは複式簿記で入帳(記録)され、
基幹システムなどで処理される。

簿記知識があると、
それらの処理の理由や
意味がわかってくる。


なるほど、それらを
集計して成績表にしたものが
「決算書」か!

ということもわかる。

商業高校出身の方であれば、
日商簿記の3級を学ばれた方が
ほとんどだと思います。

あれ、です。

経理や財務等の専門職でなければ、
日商簿記3級で学べる商業簿記で十分。

商品の企画系職種で、
生産管理や商品になるまでの
材料の仕入管理などをする職種であれば、

日商簿記2級の工業簿記まで学ぶと
より理解が深まるかと思います。


2つ目は、
『エクセル』。

いわゆる、あのマイクロソフト
オフィスの表計算ソフト、
それ。


表、計算ソフト。
この「計算」部分がキモ。

本当に世の中便利になって、
基幹システムや会計ソフトの
質も格段に良くなった。


でも、会計処理の結果を
見て、分析するのはヒト・ニンゲン。

当然、ひとによって
価値観や考え方が違うので
見方も異なる。


社内で、
「ちょっと、営業は売上いいからって、
経費使い過ぎなんじゃない?」
(変動費であったとすると、売上が伸びれば経費も増える)

とか

「今どき、10万円もしないパソコンじゃ仕事にならない、
なんで、こんなに安いのにしたんだよ~」
(固定資産にならず、単年で損金処理が出来る)

なんて話もそれぞれの視点から見れば、
当然、言いたくなること。


要は、それぞれの視点で
資料を編集する力、が必要。


会計の資料や売上資料、
それらに付随するデータなんかを読み解く際に、

時々、
「何かあやしい数字」
を見つけたりする。

また、
システムから出てきた分析資料とは
異なる角度からの計算・集計方法で
資料を読み解いたりすると、

「何かあやしい数字」
が出てきたりする。


「あやしい数字」は
思いもよらない危機の前兆で
あったりする。

だから、注視する必要がある。

そんなこんなで、
自分自身で

データの集計方法や計算方法を変え、
色々な角度から検証するために、

エクセル知識は、必要。


そして、最後に
管理職として最低限必要なこと、
3つ目。


それは
『定款(規程)』。


わたしは、管理職になった際に
前任から冊子を渡され、初めて存在を知った。

それまで、一度も見たことがなかった。

わたしと同じような状況の
会社もあるのではないでしょうか。

読める環境が整っていても
読んだことがない、
という方もいらっしゃるかもしれません。


でも、管理職になったとしたら、
読んでください、必ず。

「社内の法律」みたいなもの、です。


これは、恥ずかしながら
存在を知らなかったので、

管理職に登用されてから
読んで、確認しました。

「管理職登用規程」というものもあったりします。

「あれ、昇任試験なんて課されたっけな?
ま、いいか笑」

試験なく管理職となった代償も、ありましたが。

『定款・規程知識の必要性』については
次回、解説します。


最後までお読み頂き、ありがとうございます。

マネジメントでお悩みの方、
管理職になって日が浅い方、
上司の考えに「?」と思っている方、
カッチカチに古い体制の会社に疑問を持たれている方、
などなど。

お仕事でそんなお悩みを持たれている方に向けて
発信していきたいと思います。

 きのした



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