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#10

2024.03

2ヶ月のオフサイクルが明けた。
ここからは薬剤の力も借りながら減量を更に進めていく。今回使用するアナボリックステロイドは「トレンA」と「テストE」である。トレンボロンは非常に強力なアナボリックステロイド故に身体に異常を感じたら即離脱する。その為にショートエステルを使用している。薬剤の使用を辞めれば直ぐに身体から薬剤は抜けていく。

一度肝臓をやってしまった私だ、とくに強力なステロイドの使用には細心の注意を払っている。アナボリックステロイドを使ってみて感じた事、それは薬剤の使用は「綱渡り」であるということ。当然の話ではあるが、効果を求めれば求めるほどにリスクは高まる。体を気遣い使用すれば安全ではあるが、他者と競争するのであれば当然競い合うかのように使用量も自然と増えていくだろう。

考えれば考えるほど非常に闇深い業界であり競技であると感じる。身体を傷つけ破壊して創られる身体。その先に何が待っているのか。どの業界でも成功するのはごく一部の人間である。敗れれば身体へのダメージだけが残り生き場を失う。その時人は何を思うのだろうか。

私は大会などコンテストには参加しない。単純に自己満なボディメイクライフを楽しんでいる。趣味であるならば尚更身体を壊すような無茶な事は避けたいというのが心情である。但し年齢的な部分で焦りを感じているのは正直なところである。

検査を受けながら身体の様子を確認して、効果を確実に得られるように務めている。アナボリックステロイドは薬剤であるが故に副作用が当然ある。副作用の出方には個人差があるので、自分に合った薬剤やサイクルを見つける事が非常に重要である。

アナボリックステロイドを長年使ってきたがまだ自分の最適解は得られていない。ボディメイクそしてアナボリックステロイドの長い長い旅にまだまだ終わりは無い。



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