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がぶ飲み注意!その水の飲み方危険です!

暑い日が続きますね!この記事を読んでくださる皆様は熱中症予防にしっかりと水分摂取をしているでしょう。
しかし、その水の飲み方は大丈夫ですか?
間違った水の飲み方は逆に体に害になります。
今回は正しい水分摂取について解説していきます。

1日の摂取するべき水分量

目安は1.5~2ℓです。しかし、水分の必要量は体格や活動量、環境によって個人差が大きいですので一概には言いにくいですね。
患者さんには、喉が渇く、おしっこの色が濃くなっている時にはすでに水分不足と話しています。

間違った水の飲み方

・食事の前後や食事中に大量の水を飲む:食物を胃に取り込む段階で大量の水分を摂取すると胃酸が薄まり十分な食物の消化ができなくなり消化不良を起こします。栄養を効率的に吸収できないのでこの時期は夏バテの原因にもなります。
また、胃酸は寄生虫や細菌の体内への侵入を防ぐ役割があります。胃酸が薄まると体内への最近の侵入を許してしまい食中毒の原因になります。

・喉が渇いてから水を飲む:前述の通り、喉が渇いた段階では既に水分不足の場合があります。水分は体内で様々な生体反応にかかわっています。十分な水分が体内にないと不具合を起こしてしまうかもしれません。
それにこの時期は熱中症のリスクもあります。

・冷たい飲み物ばかり飲む:熱いからと言って冷たい飲み物ばかり飲むと胃の血流が悪くなったり、胃腸の運動機能が低下したりします。消化機能の低下は様々な体調不良の原因につながります。

・大量の水分を一度に飲む:胃酸が薄まる、消化器運動の低下、水分が急激に体内に入ることによる心臓、腎臓などの負担増、体内のナトリウム濃度が下がることによる頭痛や倦怠感、吐き気と様々なデメリットがあります。

正しい水分摂取
・食事中はコップ一杯(200ml)程度、飲み物で食物を流し込むように食べずによく噛んで食べてください。喉が渇いている場合は食事の30分前までに水分補給を済ませると胃酸が薄まるのを防げます。食後のお茶などは短時間で飲まずにゆっくりと時間をかけて飲みましょう。

・胃腸を冷やさないよう常温以上のものを飲む。とはいえ夏は冷たい飲み物を飲む機会も多いです。がぶ飲みはせずゆっくり飲みましょう。

・水分は小分けに取る。常に手元に飲み物があるのが理想ですね。1日のトータルで1.5~2ℓ程度になるように、少量を細かく飲んで喉が渇かない状況にしましょう。私は水筒を常に携帯しています。

・飲み物に気を付けてください。当然、甘い炭酸飲料やジュースばかりでは糖質の取りすぎになります。また、水分ばかりとっても塩分を補給しないと熱中症につながることもあります。水分以外の栄養素にも注意を向けましょう。

まとめ

いかがでしょうか。皆さんは正しい水分摂取はできていたでしょうか。ちなみに私は食事中にはコップ一杯程度の水分ではとても足りません。
筋肉量が多い方は水分が多く必要ですし、女性では2ℓだと飲みすぎな場合もあります。自分の体調と相談しながら適切な水分摂取をしてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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