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きんくま 1月31日~2月4日週 損益実績と投資戦略

こんにちは、きんくまです( @KINKUMACH
様々な記事がある中、きんくま週次報告をご覧いただきありがとうございます。1月31日~2月4日の損益実績は+1,514,259円となりました!
累計すると+10,269,362円となります。
前回のマイナスを吹き飛ばす大きなプラスで終わることができました!
ワー!ぱちぱちぱち!!

2021年9月27日以降の週次損益

きんくまは、毎週損益を計上し、レポートしております。
是非とも先週の損益の記事についてもご覧になってください。

損益の詳細と今後の戦略

1/31週の投資状況を振り返り、2/7以降の投資戦略について考えます。
短期投資の判断の材料になるかと思いますので、是非とも最後までお読みになってみてくださいね(*゚▽゚)ノ

NASDAQ100の投資結果

先週のnoteを確認いただけるとわかりますが、半値戻しからの下落をメインシナリオとしてとらえておりました。
首尾よくこの展開になったため、含み損10枚の買ポジション⇒15200で決済⇒14750で売り⇒14500で決済という順番で、往復で利益を獲得することができました。(*゚▽゚)ノ

ついでに15200ドルを超えたときに、SVXY(米国VIベアETF)の全部と、UVXY(米国VIブルETF)の半分を決済し、利益確定できましたので、これで134万円の利益確定することができました。

VIX関連銘柄で134万円の利益確定

つまり、NASDAQを15000越えで損切り(ー66万円の損失確定)した金額と相殺してプラスにもっていく、という作戦は成功に終わった形です。
やったぜ!!!!!

なお、14750あたりから売りに入ったポジションですが、細かいデイトレを挟んで合計27万円の利益確定になりました。
したがって、NASDAQの損失確定はー39万円まで抑えることができました

先週に一時200万円を超える含み損があったときは、リアルももうダメかもと思った時期がありましたが、なんとか乗り越えることができました。
地味に14000を切った4回ほどは、「終わった、、、」と思いました。
なんとか上げに転換できて首の皮一枚つながった良かった(´;ω;`)

さて、NASDAQに関してはポジションをスッキリさせた形ですが、来週以降の展望を予想してみます。

NASDAQ100の予測

予測するにあたって重要なポイントが4つありますので、これを抑えておきます。

✅ 消費者物価指数(CPI)の推移
✅ 米国10年債の金利の推移
✅ FRBのバランスシート
✅ 2018年のQT(量的引き締め)場面でのチャート確認

アメリカの消費者物価指数(CPI)推移

予測に対して欠かせない要素がCPIの推移です。
2月10日にCPIの発表があります。現時点では、さらにインフレが進んでおり、CPIが7.3%という結果になると見込んでいます。

これは明らかに過剰な水準です。
FOMCが考えるインフレ率の目標は2%超の水準です。

2020年8月28日 野村アセットマネジメント出典

そうなるとインフレ率をかなり下げなければならないわけで、ある程度の無茶せざるを得ない状況になってきます。
2018年では3%近くあったインフレ率を2%に戻したQT施策も、大分大きなインパクトになった、にもかかわらずです。

したがってNASDAQ100は当面、CPIを抑えるQT施策実施のため、ベースとして常に下げ圧力がかかっている状態と言えます。

米国10年債利回り推移

米国10年債の金利が1.9%を超えるなど、また金利が上げ始めました。
さて、ここで一般論としてですが、10年の長期期間を投資するにあたって、どちらが優位か考えてみます。

もしあなたが1000億円の運用を任されている場合、どちらを選びますか?
1⃣ 平均リターン6%/年のS&P500に投資する。
2⃣ 金利1.9%の米国債に投資する。

S&P500のリターン6%は魅力的ですが、それなりにリスクも大きくなります。顧客から大切な資金を預かっている機関投資家は、原資を減らすわけにはいきません。

*原資を減らすと、顧客から契約解除になり運用資金がが減る⇒機関投資家の利益が減る。

あなたが運用する場合でも、昨今の悪いセンチメントの中では、顧客の資金を守るため運用資金を1⃣⇒2⃣へシフトするのではないでしょうか。

つまり金利が増えると安全なかつ原資が減らない米国債の魅力が高まってきます。特に10年長期投資が前提となっているとなおさらです。

したがって、機関投資家の巨大マネーが株式市場から国債市場へとシフトしていく結果として、株式市場は下落の圧力にさらされることになります。

FRB バランスシート

さて、FRBのバランスシートですが、コロナショックから急激な金融緩和が開始され、9兆円超えと2倍になっております。

つまり、それだけ株価の買い支えがあったということで、NASDAQ100の上昇圧力となっていました。

しかし、この量的緩和は3月でSTOPすることが確定しています。

さらに、バランスシートの縮小(QT)、すなわち株式市場からの資金の回収がはじまるのが最短で5月になることが報告されています。

前回、この資金の回収があったのは2018年です。
具体的には2017年の12月から回収が始まっています。
したがって、当時のチャートと突き合わせるとQTの開始とともに、15%ほどの調整があったことが分かります。(VIXショックですね)

2018年の週足チャート QT開始直後にVIXショック発生 

2018年QT開始の当時は大き目の調整はあったものの、しばらく株価は復帰しており、10月から再度下落へ進んでいます。
分かりやすく言うと、2022年もこういう相場になります。

ただし、2018年と状況が異なるのは、急激に上昇したBSのヨコヨコ期間を設けず、急激下げる点です。
現段階では、どれくらいBSを見直されるのかもわかっていません。
これまでの資金の流れが一変するため、センチメントは悪いまま継続することになります。

以上の要素が出そろっていて、NASDAQ100がこのまま継続して上昇するシナリオは考えにくいです。

今後、短期的には2つのシナリオがあると考えています。

今後のメインシナリオとサブシナリオ

✅ メインシナリオ
 センチメントの悪化で調整が継続し13000ドルを目指す
✅ サブシナリオ
 一旦15600~16000ドル前後まで反発し下落に向かう

13000ドルまで下がっても、せいぜい22%の調整です。
①異常なCPI、②金利の急激な上昇、③BSの急激な見直し、④2018年のチャートの4つを考えると、もっと調整があってもおかしくありません。
したがって、下落が継続するのをメインシナリオとしておきます。

ただ、ハイテク企業の業績が良いパターンが継続していること、材料が出そろうことで、もう少し回復する可能性もあると考えています。
ただ、このセンチメントの中突き抜けることは考えにくく、少し上昇した後に90SMAなどでブロックされるシナリオもあると考えています。

下落と上昇の両方をにらむ必要がありますので、30分~1時間足をみながら、流れていく方に順張りしていく、というのを作戦にしたいと思います。

✅ 今後の作戦
下落をメインシナリオに置きながらも、短い時間足をみながら流れに沿ってエントリーをおこなっていく。


コモディティー:エネルギー

今週は主に天然ガスを取引しました。

天然ガス4時間足

1/31のオープンで天然ガスは5ドルを突破していました。
先週の目論見から、そこからショートエントリーしていき、一時は含み益が42万円程度になりましたが、一気に踏み上げられ、46万円の含み損になりました(´;ω;`)

去年の欧州ガス危機の際に6.4ドルまで上昇しましたが、今回は(ウクライナや寒波の襲来などは)そこまでの危機というほどでもないだろう!と踏んでいたので、ショートの積み増しを継続。

無事に値が戻っていき45万円の利益確定です。

2/5の現段階ではまだ70枚ほど売り玉を保有していますので、含み益が31万円ほどあり、合計で76万円の評価益となります。
どちらかというと、急激に上がって急激に下がるというボラティリティの大きさに助けられた格好です。

米国EIA発表 天然ガス貯蔵量 

確かに、厳冬といわれるだけあって、天然ガス在庫の減り方は急峻なものになっています。
それでも5年平均値に収まっている状況で在庫が足りていないという状況にはなっていません。

NOAAの発表によると、向こう1週間の寒さを耐えると、そのあとは相当に暖かい気候になることが予測されています。

2月4日NOAA発表の天気

暖かい天気の予測になったから、急激にガス価格が下がったのかな・・・
とも思っていますが、いかんせん不明です。天気に左右されているとは思っていますが、今後下げる、上げるが予測しにくい状況と言えます。

ただ、ベースとして天然ガスは保管コストがかなり割高な商品であるため、先物はショートする方が期待値が高くなります。
*先物価格は理論上、保管コストの分だけ毎日減価するため

欧州ガス危機が発生した6.4ドルは超えないであろう、という前提でボラティリティの高さに震えながら、上がったら売り、下がったら決済をジタバタと繰り返していくような作戦が割と利益が稼げる気がしています。

✅ 今後の作戦
欧州ガス危機が発生した6.5ドルを上限に、適正コスト3ドルに向けて、小刻みにショートエントリーを繰り返す。


コモディティー:穀物

大豆・コーン価格が爆上げしております。
これまでノーポジてずっと見ていただけでしたが、あまりに高騰するのでショートエントリーしてみました。(ちょっとだけ!)

大豆週足 今週は上昇幅がかなり大

高騰の原因は、先週のレポートにも書いていますが、南アメリカの干ばつによる作付け不良と、米国産の大豆の輸出の増加です。

ただ、これらの要因は、2021年にも起きたことです。
もう毎年干ばつ気味なんじゃないかと思うくらい、干ばつばかりです。
米国産の出荷増に関しても、中国の旺盛な需要に起因しており、昨年と同じ流れです。

昨年のチャートを確認すると、南アメリカ産の出荷が確定し始める2月には価格が落ち着いており、今年も同じように、2月になれば価格が落ち着いてくるんじゃないかという希望的観測です。

なお、穀物も保管コストがそれなりに高いため、先物は保管コストが低減するショートエントリーが有利に働きます。

ただ、昨年と同じ流れなら、米国産の作付け状況が織り込まれてくる5月~初夏ごろまでは価格変化に乏しい状況が続き、レンジ相場になると想定されます。

レンジ相場継続なら、保管コストぶん有利に働くショートを中心に置き、
あまり深追いせず小刻みにおこなっていく、というのが作戦としたいと思います。(ロットも小さく、ストレスにならない程度に!)

✅ 今後の作戦
南アメリカ産の大豆の収穫が始まりレンジ相場になると想定。ショートエントリーを小刻みにおこなっていく。

番外編 ー Amazonチャレンジ

Amazonの決算がありましたが、この機会に思い切ってギャンブルしてみました。( ´艸`)

結果はご覧の通り、、、真逆に動いて大失敗です。
直前に大幅に下げていたので、ワンチャンあると思っていましたが、、、まぁ、、、そんなにうまくいくはずがないですよね、、、(´;ω;`)

とりあえず、株式市場の全体が調整局面であるため、ショートポジションを保持するのはそこまで悪くないと思っています。

とはいっても、損益分岐の400ドルも再び下げる展開になるとは考えにくいため、他の取引の利益と合わせて、少しづつ決済していきたいと思います(´;ω;`)

投資戦略まとめ

今後の戦略をまとめると以下のような感じです。
今後に取引を予定しない内容は割愛させていただきましたm(_ _)m

  1. NASDAQ100 ー 下落をメインに置き、方向性を見定め順張り。

  2. 天然ガス ー 上がればショート追加を繰り返し。

  3. 大豆 ー 低ロットでレンジ相場を切り取っていく。

おわりに

5回目の投稿です。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今週は、NASDAQが思い描いたとおりに動き、VIXの利益の相殺もうまくいき、過去最大の利益確定が出せました (*゚▽゚)ノ

皆様により有益な情報となれば幸いです。
当たるも八卦、当たらぬも八卦の心持ちでご覧いだけると嬉しいです。
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