#56【雑文】理解されまい詩
何を書こうか、書くまいか。
書かずとも筆は進み、書いても筆は進まない。
まるでなにか引力が働いているかのように指は吸い付き
気づいたら離れようとしている
進まずとも書かないと意味のないわけで
書いてもそこに意味があるかはわからないのだけれども
意味とは何で、意味とはどこにある。
ここにある。
そこはどこだ、ここだ。ここってどこだ。ここだ。
堂々巡りだ
気づかぬうちに文字数は増え、文字数が増えたのに文字たちは気づかない
気づいたらそれはそれで面白いけれど、気づけないから現実はここにある
現実は明日にはなくて今日にしかない
それが本当かは明日にならないとわからないが
明日にとって今日は昨日で分からない
結局もって答えは何処へ
きっとそこへ
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