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「自宅療養死の裏にあるもの 病床確保を阻む「抵抗」のわけ」

TONOZUKAです。


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自宅療養死の裏にあるもの 病床確保を阻む「抵抗」のわけ

以下引用

新型コロナウイルス感染症の拡大局面では、入院できない人や診察を受けられない人が続出した。その反省を踏まえ、政府は秋の臨時国会で国や都道府県の権限を強め、医療機関に病床確保を指示できるようにするといった感染症法の見直しを検討している。

ただ、「お上」の権限強化には医療団体などの反発が見込まれ、どこまで踏み込めるのかは不透明だ。保険医療機関の場合、経営はほぼ保険料と税で成り立っている。医療界には、公的なお金に支えられていることを自覚し法改正の議論に向き合うことを望む。

自宅療養中の死亡

 「夜になると血痰(けったん)がやまず、とにかく苦しそうで。入院できるまでの6日間、38度を超す熱にうかされながらほとんど眠れず、どうなるかと思いました」

 大阪市に住む50代の男性は今年2月、同居する母(82)がコロナに感染した際のことをこう振り返る。保健所を通じて入院先を探してもらったが、空き病床は一向に出ない。意識がもうろうとし始めた母の容体に不安が頂点に達したころ、ようやく入院できて一命を取り留めたものの、男性は「長男の私が実家に戻った昨年秋まで母は独り暮らしでした。独居のままだったらと思うと背筋が寒うなります」と語った。

 1~3月のコロナ「第6波」では、自宅療養で死亡した人が少なくとも555人に上ることが厚生労働省の調査で分かった。入院できず高齢者・障害者施設などで待機療養していた人は6610人に達した。

 施設で待機していた人のうち、57人が亡くなった大阪府。大阪市内の有料老人ホームの施設長は「感染者が出て保健所に何百回と電話したが、入院できんやった。うちは委託医の頑張りで死者こそ出んかったけど、薬も回ってこんし適切な治療なんてできません」と話す。

専門医や看護師の確保が課題

 コロナ禍での医療逼迫(ひっぱく)は、病床に数えられながら実際は人手不足などで使えない「幽霊病床」が多数あったことに加え、行政による病床確保要請に応じない医療機関が相次いだことで起きた。…

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