複雑性PTSDは発達障害のような症状がある事が分かった
こころがいない。
複雑性PTSDの人は幼少期に数え切れない程のトラウマを経験しているので、感情表現が乏しくなる。
私は自分の過去を、淡々と話す。
普通の人なら、辛い過去をしんどそうに話す。でも私は、まるで他人事のように平然と喋る。
父親が自殺した事も、母親からネグレクトとDVを受けていた事も、母親の彼氏から暴力を振るわれていた事も、まるで映画の内容を話すかのように、普通に喋る。虐められた過去も、パワハラを受けてきた過去も、全部、現実味がない。そう感じる。
また、機能不全家族で育ったので、教育をまともに受けていない。対人関係も築きにくい。
トラウマによって性格はねじ曲がり、私の言動には、発達障害の傾向が見られるようになった。
記憶喪失になっている。
すっぽり抜けているというよりも、部分的に欠けていると言った方が正しい。
私は、こうして日記を書く癖があるおかげで、過去をまるで小説を記憶するかのように覚えていられる。だからこそ、トラウマが他人事なのかもしれない。解離性健忘という奴だ。
自分のトラウマが自分じゃないみたい。変な話。
今は過去がどうこう言うよりも、これからどうしていくか、考えなくちゃならない。
正直、将来には不安しかないというか、自分に未来があるだなんて想像できない。だから、福祉の方が何人も協力して、私を支えてくれている。これからの計画も立ててくれるみたいだ。
昔、「あんたは発達障害だと診断された」みたいな事を身内が言っていた。どうせ身内は酷い環境で育った事は黙っているから、医者は特性だけみて、アスペと誤診したのかもしれない。でも、私は予定が乱されたからといって不安にはならないし、物に執着する拘りも無い。だから、違和感を覚えていた。
これでようやく納得できた。複雑性PTSDの、発達障害に似た特性だったんだ。
私はこれから本を読んだり主治医に質問したりしながら、少しずつ自己理解を深め、周囲に配慮を求められるようになりたい。
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