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Fintech革命 ブロックチェーンテクノロジー イーサリアムとスマートコントラクト Vol.5



皆さんはブロックチェーンという仕組みをご存知でしょうか。
仮想通貨に代表される、分散型でネットワーク、データベースを共有するテクノロジーです。従来の中央集約型と異なり、この革命的なテクノロジーが生み出す市場は、年間66%で急成長しており、経済産業省の発表では将来的に国内だけで67兆円の市場規模が予想されています。今回はこのブロックチェーンテクノロジーについて調査した事を記載します。


ブロックチェーンの仕組みは以前の記事に書いています。宜しければ読んでみてください。
前回の記事はこちら。

はじめに~トークンについて

ブロックチェーンの開発者やユーザーがDAppsなどのシステムに参加する動機づけとしてトークンを発行します。今回はこのトークンやスマートコントラクト開発の収益モデルについて記載して行こうと思います。

サービス開発には報酬が必要

結論:管理者不在の環境に価値を付与するトークンを発行し報酬を得る。

DAppsなどのサービス開発を行う場合は手数料などの利益が発生しません。
利益が発生しないと開発できませんので良いシステムも構築する事ができません。管理者不在のブロックチェーンでトークンという物を発行してサービス開発に必要な資金を集めるICO(Inicial Coin Offering)という手法が誕生しました。

トークンとは

結論:トークンとは、付加価値を含んだ媒体。

お店スタンプやポイント、クーポン券などもトークンに含まれます。こういったサービス特有の価値と紐づける事でトークン自体の価値を生み出します。

ICO(Inicial Coin Offering)とは

ブロックチェーン_スマートコントラクト_10_ICO

ICOとはプロジェクトの資金調達に用いられる手法です。プロジェクトの目的を達成(構築)する前に、仮想通貨の部分のみを先行開発し売り出し、資金調達する事でサービス構築費用や、マーケティング費用を捻出します。ICOは「クラウドセール」や、「プリセール」と呼ばれる場合もあります。
イーサリアムのICOではスマートコントラクトを使って、調達目標額、トークンの価格、発行量を設定し、全世界の参加者(開発者やユーザー)にトークンを発行します。これにより開発・運営に必要な資金を集める事ができます。このトークンはサービス利用券として使う事が出来たり、サービスの将来の方向性を決める際の議決権の証明(株券)の様な使い方など、様々な付加価値を提供します。
株価が上昇した場合利益を得る事ができますので、参加者達はトークン価値向上の為に協力するモデルが出来上がります。


最後に、

今回はスマートコントラクト開発の収益モデルであるトークンやICOについて記載しました。
今後もブロックチェーンの調査を進めて行きたいと思います。

最後までお読み頂き有難うございました。この記事が良かったと思われる方は、スキやフォローしていただけると嬉しいです。

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