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#0079【建築設備等】マンションで用いられるラーメン構造と壁式構造とは?

皆さん、こんにちは。記事をご覧頂きありがとうございます。
マンションで用いられるラーメン構造と壁式構造という言葉をご存知ですか?不動産投資をしているだけだと、あまり聞き慣れない言葉です。ラーメン構造と聞くと、どうしてもラーメンの部分が耳に残ってしまい、一般の方が聞いたら食べ物の話をしているのかとさえ思うかもしれません。これは、マンションを建てる際の建築構造のことです。不動産投資をする上でも知っておいた方がいいと思うので説明します。

【ラーメン構造】
建築構造による分類をしたとき壁式構造と並んで代表的に説明されるのがラーメン構造です。マンションで多く採用されています。ラーメンとはドイツ語で「フレーム」の意味です。日本語では「枠」です。簡単にいうと柱と梁(はり)でフレームをつくり荷重や外力に耐えられるようにした建築構造です。鉄筋コンクリート造のマンション以外にも鉄骨造や鉄骨鉄筋コンクリート造においても採用されています。低層マンションにも採用されますが、概ね5階建て以上の場合にはラーメン構造を用いていることが多いです。耐震壁をフレームに組み込んだ耐震壁付ラーメン構造が一般的です。


【壁式構造】
壁式構造とは、耐力壁と床といった平面的な構造体のみで構成される構造です。イメージとしては箱を積み上げたような構造です。印象としては中層低層マンションで採用されています。小規模なマンションで柱の分だけ部屋が狭くなるのを避ける場合には柱の出っ張りがない壁式構造を選択することが多いためだと思います。3階くらいまでの低層ワンルームマンションなどで各階の広さや間取りがあまり差がなく箱を積み上げたような建て方をするときに適しています。各階の壁の位置が同じことで建物の強度を増すことができるわけですが、中層高層マンションになると壁で支えるのには限界があるので必然的に3階くらいまでの低層マンションの場合に採用される傾向にあります。

【まとめ】
不動産投資とは直接は関係しない建築関係の知識かもしれませんが、言葉は知っておいた方がいいと思います。特徴を抑えておくことで一棟マンションを購入するときになんとなくでも知っていると安心です。区分所有マンションを投資目的で探していても建設した当時のマンションのパンフレットなどを見ているとラーメン構造とか壁式構造と記載あり、建築構造を知る機会があります。今回はラーメン構造と壁式構造について説明しました。最後までお読み頂きありがとうございました。よかったらお気軽にフォロー、スキして頂けますと幸いです。

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