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#0057【お金と時間】資産形成の目標は?期待資産額と蓄財優等生について

皆さん、こんにちは。記事をご覧頂きありがとうございます。
資産形成をしていくうえで目標を設定することは重要だと考えます。目標設定はどんなことに取り組む場合でもゴールをイメージしながらやるのと何となく手探りで先に進むのとでは、心理的な不安も違ってきます。
確かに、がむしゃらにやってみるのも一つの手段です。しかし、ゴールまでの距離が分かるのと分からないのでは、現在地が把握しにくいのと、道をそれたときの軌道修正がしにくいではないでしょうか。

それでは、本題です。皆さんは期待資産額という言葉を知っていますか?これは、「となりの億万長者」トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ著にて紹介されていて知りました。蓄財額を年収、年齢から簡易計算する考え方です。目標設定の目安として活用できます。期待資産額について説明したいと思います。

【期待資産額とは】
不動産投資をしている方の目的の中には資産形成をしたい。資産形成をした先に時間やお金についてゆとりのある生活をしたいなどと考えている方も多いと思います。もう少し端的に蓄財がうまくいっているか、お金持ちかどうかの目安を図る指標で期待資産額という考え方があります。これは、資産の額はその人の年齢と収入に大きく影響されるとして目安の指標を計算するものです。すなわち収入が多ければ資産も多いはずだし、働いた年月が長ければそれだけ蓄財もできているはずと考えるものです。社会人になりたての方よりも社会人経験が長い方が資産があるだろうと推計するものです。期待資産額は以下の式で計算されます。

税込年収(給与+不動産収入等)×年齢÷10=期待資産額
※なお、相続によって得られる金額は含めない。

例えば、40歳、年収1,000万円の方がいた場合、1,000万円×40歳÷10=4,000万円となります。もしよかったら、皆さんもご自身の年齢と年収を当てはめて計算してみてください。計算結果はいかがですか?期待値を上回っていれば、同じ年齢、年収の方よりもお金持ち、蓄財能力が高いことになります。

さらにこの本の中では、蓄財優等生と蓄財劣等生という考え方も紹介されています。簡単な式で、期待資産額の2倍の資産があれば、蓄財優等生と言え、期待資産額の半分を下回る資産しかなければ蓄財劣等生とするものです。先ほどの年齢40歳、年収1,000万円の方であれば、資産を8,000万円もっていれば蓄財優等生、半分の2,000万円以下であれば、蓄財劣等生となります。

【最後に】
となりの億万長者の中は、アメリカの富裕層研究をした統計結果から考え出された方程式です。そのため、労働環境も文化も違う日本においてそのまま当てはまるものではありません。1つの考え方として参考になると思い紹介させて頂きました。必要に応じて計算式を調整するなどして推計に役立ててみるといいかもしれません。本日は、期待資産額と蓄財優等生について紹介しました。最後までお読みいただきありがとうございました。よかったらお気軽にフォロー、スキして頂けますと幸いです。

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