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トイレ掃除で運が開ける~プロスポーツ選手のマル秘メンタル改善術!?       

「トイレ掃除をすると仕事やお金に困らなくなる」

 これは、小林正観さん(旅行作家、心理学博士、教育学博士、社会学博士)がずっとトイレ掃除にまつわる事実を集めて検証した結果、出てきた言葉です。
 
 始まりは、アメリカの富豪たちが世界中に人を派遣し、3つのことを調べさせたことに起因します。
 
1 不老不死の薬・食べ物・方法はあるか。
2 貧乏人が必ず金持ちになる方法はあるか。
3 金持ちが金持ちでいられる方法はあるか。
 
 そして、得られた結論は、
 
・不老不死については、そんなものはない。
・金持ちには共通項があった。
 それは、トイレのふたが閉まっていたということ(笑)。

 
 正観さんもこの結論に爆笑したとか。
 そして、笑い話として、講演会のあちこちで話したそうです。
 
 すると、トイレを掃除するようになったら

「臨時収入があった」
「手がきれいになった」
「健康になった」
「前向きになった」

などなど、想像できないような楽しいこと、よいことがやってきたと報告する人が増えたとか。
 そこから、

正観さんはトイレ掃除には、何か良いことを引き寄せる力がある、潜在意識と関係があるのではないかと考えるようになったそうです。

  トイレ掃除をすると仕事やお金に困らなくなる~まとめればいいことが起こる、運が良くなると言い換えられます。
 実際、スポーツ選手に、トイレ掃除をして開運したという人はたくさんいます。例えば・・・
 

・桑田真澄さん

 元巨人軍のエース。
 清原和博さんと共に、PL学園で甲子園を沸かせたスターの一人です。
 今現在では「Matt Rose」(音楽家、プライダルモデル、タレント)のお父さんと言った方が伝わりやすいかもしれません。
 
 そんな有名で、実績もある桑田真澄さんの初めての挫折は、PL学園で清原和博さんや自分よりも技術の優れた選手たちとの出会ったこと。
 清原さんの全て~体の大きさ、守備のうまさ、打球の飛距離、ボールのスピード・・・が衝撃的で、別の高校に行こうかとまで、本気で考えたそうです。なぜなら、どう努力しても太刀打ちできなかったからです。すでに努力し尽くしている桑田さんには、努力のしようがなかったからです。そこで、野球の練習と言う「表の努力」のほかに、「影の努力」を行いました。その内容はごみ拾い、雑草取り、玄関の靴を並べる、大きな挨拶と返事・・・など野球の上達とは直接関係のない事です。
 
 何もせずにいると焦りばかりつのるため、その中でも

一番大切にしていたのが「トイレ掃除」だったといいます。毎朝、10分間。1日一つずつ、便器を磨いていったそうです。


 そんなある時、不意に試合で投げるチャンスが回ってきました。
 もちろん、トイレ掃除で野球の技術が上がったわけではないので、バンバンと撃たれますす。が、しかい・・・。スコアボードには、不思議と「0」が並びます。
 
 たとえ、バンバンと打たれても、おもしろいように確実に野手のグローブに球がおさまります。
 いいあたりを打たれても、野手の正面にボールが飛んでいきアウトになる。
 ホームラン性のあたりでも「神風」が吹いて、ファールになる。
 そして、(トイレの)神様がいるのではないかと思ったそうです。それから、自信を取り戻しました。 

「人間は目に見えないものをあまり信用しない。でも僕は目に見えないもの、その力を大事にしたいんです」

 目に見えるものは目に見えないものによって支えられていると確信した桑田さんの言葉です。

・菊池雄星さん

 大リーグで活躍する日本人選手。花巻東高校出身です。 

野球部入部からトイレ掃除を続けているそうです。

 その大きな理由として、佐々木監督は次のように言います。

「嫌なことから逃げないでやることが精神を鍛える」

なので、素手で便器を洗う「修行」レベルだったそうですが、菊池選手は、笑みを浮かべながら喜んで掃除していたといいます。

「自分が毎日使うものですから、感謝しながら掃除して当然ですよね」

 一流のアスリートになっても続けているところに「ホンモノ」を感じさせます。
 
 ちなみに、菊池選手と同じ高校出身者に、

大谷翔平選手がいます。

 やはり、トイレ掃除を経験していますし、さりげなく行う「ごみ拾い」も注目されました。その行為に対して、 

誰かが捨てた運を拾っている

と言った言葉も有名です。

・星野仙一さん

 元プロ野球選手。中日ドラゴンズや最後は楽天イーグルスなどで監督を務め、優勝経験も何度もある方です。
 
 そんな星野さんとトイレ掃除との出会いは明治大学野球部にあります。
 
 明治大学の野球部では、キャプテンがトイレ掃除をするという伝統があるそうです。
 
その当時の監督は厳しい方で、ある時、きちんと掃除していなかった星野さんたちを叱りました。そして、口だけではなく、監督自ら素手でトイレを掃除して見本を見せたそうです。「トイレは、なめられるくらいきれいにしろ!」とまで言われたそうです。
 ご自身がトイレ掃除を行ったのはもちろん、監督時代に若手が伸び悩むのを見て次のような言葉も発しています。
 
 寮生活からかえていかないといかん。
 今の選手たちは恵まれすぎている。
 例えば、洗濯物は自分で洗ったり、トイレ掃除したり。
 それぐらいは自分でせんといかん

  きっと、ご自身の経験、掃除などから学んだことがたくさんあったからこそ、出てきた言葉なんだと思います。

 他にも、サッカー元日本代表の槇野智章選手も素手でトイレを掃除するといいます。
 また、プロゴルファーの石川遼選手も、例えばトイレの洗面所で手を洗った後、飛び散った水しぶきをきれいにふき取る掃除をするそうです。


 
 ここからは私の勝手な想像です。
 ある意味、

スポーツ選手には、もちろん、各種目での技術やスキルが一流なのは当然ですが、そこにメンタルの強さという精神面でのプラスアルファが必要とも言えます。

よく指摘されるように、体と心はつながっているので、いくら素晴らしい技術があっても、

メンタルの強さがないと最高のパフォーマンスが発揮できなくなります。

 現在は、スポーツ心理学など発達してきて、それぞれの人に合ったトレーニング方法が開発されたり、人によっては、個人でメンタルコーチやアドバイザー、カウンセラーをつけて、日頃のメンタル低下に備える選手も多く出てきたりしています。 

同様に、トイレ掃除には「精神を鍛える」「精神を安定させる」力があります。

 ある精神科医の人は、トイレ掃除をすると自分を好きになりやすく、うつ病の改善にもいいと言っています。
 
 禅宗の僧侶の方は、寺の修行にある掃除(トイレ掃除)の目的は「自我をなくすこと」と言っています。

 
 実際、私自身もトイレ掃除を経験していますが、掃除前はあれこれと悩みや心配、不安などで、頭の中がごちゃごちゃ。いろんな「おしゃべり」が飛び交い、静まらない状態だったのが、便器を磨いている内に、だんだんと「静寂」が訪れました。気づくと、黙々と便器を磨いていました。
 そして、掃除後に白くピカピカになった便器を見て、清々しさや達成感、何ともいえない安心感を得ました。それがやみにつきになって、「修行」や「義務」ではなく、自分から掃除したいというモチベーションにもなっています。
 また「トイレ掃除」という、ある意味、人から「臭い、汚い」等と敬遠されやすい「下座行」によって、天狗になってしまいかねない自分をおさえ、バランスをとる働きがあるのではないかと思います。
 
 実際「日本を美しくする会(掃除に学ぶ会)」では、なぜ、トイレ掃除か?として、次の5つの効用を上げています。
 
1 謙虚な人になれる
2 気づく人になれる
3 感動の心を育む
4 感謝の心が芽生える
5 心を磨く
 
 謙虚な人であればあるほど、自分を磨くこと、人を喜ばせる事にも手を抜かないでしょうし、気付くことが増えれば増えるほど、仕事も生活の質も格段に上がります。さらに、感動や感謝の気持ちをもって(下心からではなく、自然と)人と接することができれば、自分の「味方」も増えるでしょう。

 プロスポーツ選手に限らず、どんな職業、人間でも、開運術としてもトイレ掃除には意味がありそうですし、実際、私も経験し、確信しています。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。
 

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