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車の運転は現実対応力を上げ、妄想を減らす~ビビリだからこそ、工夫すればうまくいく。

   先日、「掃除の会の総会」に参加しました。
 前回、行くまでの自分の思い、葛藤、準備などについて記事にしました。

 実際に、高速道路を使って4時間かかる場所まで、自分が運転していきました。
 もちろん、帰りも・・・。
 
 総会を終えて、帰ってきて日常生活に戻った今の気持ちをいうと、本当に行ってよかった!そして、運転した自分に自信がついた!新しい発見があった!という何ともいえない満足感、充実感、幸せな気持ちになっています。
 そして、ドライブについて、新しい発見もありました。
 今回は、そんな車の運転で見聞きした、感じたあれこれを書いてみます。
 よかったら、お付き合いください。


1 「妄想」が減り、気分が晴れやかになった

 車の免許を取得して、もう何十年とたちますが、これまで、高速道路を使ったドライブは、両手で数えられるぐらいの回数しかありませんでした。

 理由は簡単。こわかったからです。
 そして、家族からも「運転が下手(危ない)」「心配」などと言われ続けていたからです。
 自分でも、何とくなく自覚はありましたし、どこかに出かけるなら、電車を使って、窓からの景色を見ながらぼーっとしたり、本を読んだりする方が楽しい、自分にあっていると思って過ごしてきました。
 
 ただ、車の運転で遠出をあまりしない分、生活範囲は狭いですし、見聞を広められてこなかったという思いもありました。
 
 今回、実際に高速道路を運転したわけですが、いろんな発見がありました。
 例えば・・・。

・気持ちが晴れやかになりました。

 これは、一番びっくりしたことです。
 運転するまで、高速道路を使う前までは、事故が怖いな、休憩はどこでとるといいのかな、どうやって入ればいいのかな、インターで迷わないかな・・・などと、可能性としてはめちゃくちゃ低い、それこそ、細かな不安があれこれと頭に浮かんできて、だんだんと気が滅入ってきていました。

しかし、高速道路で運転したら、全部、吹っ飛びました。

 というか、スピードに乗って、

どんどんと「現実対応する」世界に入ったので、「悩んでいられない」状態になりました。

 あれこれと思い浮かぶ不安や心配事ばかり追いかけていたら、それこそ危ないですし、いろんな状況に対応できません。
 
 前後左右を見て、スピードを調整。スピードも出し過ぎたら、違反に問われるかもしれません。でも、遅過ぎたら、後ろの車が詰まってきます。

 また、いろんな車とすれ違います。ちょこちょこと車線を替える車、ぶおーとすごい音をさせながら追い越していくトラックやダンプカー。遅い車もいます。追い越そうとすれば、車線変更できるか、周りに車が来ていないか確認も必要です。追い越し車線に入れば、速めに車線を戻さないと、スポーツカー的な車がどんどんと車間距離を詰めてきます。
 また、上り坂、下り坂では、それぞれ運転の仕方も変わってきます。
 
 これらの「現実」にどんどんと対応しないといけないので、ある意味、

「妄想」のような、ネガティブな思いや考えにとらわれている暇がありません。

 そして、今回、そんな時間が休憩をはさみながらも約4時間続きました。
 逆に言うと、約4時間、ネガティブな思いから解き放たれたともいえます。
 なので、初めの予想とは裏腹に、とても気分よく運転できましたし、とてもすっきり、晴れやかな気分になりました。
 
 余談ですが、小林正観さんは「運転中の脳波は、アルファ波(リラックス状態)とシータ波(深い瞑想状態)がごっちゃになった状態」だったそうです。
 
ひょっとしたら、晴れやかな気分になったことと、何か関係があるかもしれません。

2 考えすぎずに、会話ができた。言葉がどんどんと出てきた。

 今回は、同じ地区から総会に行く方に声をかけ、一緒に行くことにしました。
 正直言って、車の中で、どんな会話をしたらいいのか、シーンと沈黙したらなんか、居心地が悪いな・・・などなど、これまた、頭の中でいろんな妄想が広がっていました。
 しかし、上記の

高速道路に入っての運転、「現実対応する」状態になったら、やっぱり、そんな妄想は関係なくなりました。

 というか、車の運転をしながらの会話がけっこうできた自分がいました。  
 これまで、自分は内向的で、あまり会話が上手じゃない、話ができないなどと思っていました。実際、自分が助手席に座っての会話だと、どうしても、考えすぎてしまって、相手の話への返しが遅かったり、言葉を飲み込んでしまったりして、何か会話のテンポがずれていました。言葉を選びすぎて、なんとなくぎくしゃくしていました。
 しかし、

運転しながらだと、そんな余計なことを考えている暇がないので、むしろ、ふっと浮かんだ言葉をどんどんと相手に話していて、あるいは、相手の話を聞いて、ふっと浮かんできた内容を伝えていて、何か今までの自分じゃないような、どんどんと軽~く話ができていました。

 気づいたら、途中のサービスエリアまでの2時間、ずっとおしゃべりしっぱなしでした(笑)。
 休憩後の後半2時間は、多少、疲れも出てきて、お互い会話のテンポは落ちましたが、それでも、気持ちよくおしゃべりしていました。

 いや、だんだんと

「わあ、きれい!」
「山がでっかいですね~」
「いや~いい景色!!」

などと、会話と言うより、車窓から見えるものに、ただ、感動した一言が出てくるだけでしたし、それで十分でした。
 
また、会話が続かなくなった時の決め台詞、「疲れたら、寝てくださいね!」も言って、あとは、自分は運転に集中ってな感じでした。

3 経験知が増えることで、行動へのハードルも下がる。小心者だからこそ。

 帰りの運転も、行きと同じ高速道路を使いました、
 インターへの入り方、出方。料金の支払いの仕方、サービスエリアの駐車位置、車の追い越し方、インターチェンジで気を付ける事・・・。
 
 久しぶりの高速道路で、行きは緊張もしました。
 分からないこと(忘れている事)が多くて、戸惑いもありました。
 
 しかし、帰りの運転は逆でした。とにかく楽しかったです。
 
 それは、

行きに経験すたことで、不安が消えたからです。あるいは、コツがわかったからです。そして、そんな心の余裕によって、さらに運転しながらの景色も楽しめたからです。

 何でも、「練習するからうまくなる」と言いますが。改めて、車の運転だって同じだなと思いました。

 どう車を追い越すといいのか、サービスエリアでどの辺りに停めると出やすいか、インターチェンジが近づいたら、いつごろ車線変更しておくといいかなどなど、

経験知が増えるからこそ、よりうまく対応できます。前の失敗、成功を活かして、よりうまく運転できます。

 今回、車で総会に参加したことの収穫の一つは、

「車の運転を楽しめるようになった」
「遠出への抵抗が少なくなった」

事です。
 これまで、小心者で、行動範囲が広がらない、危険を恐れて、チャレンジしたがらない自分が嫌でした。
 
 しかし、

最近、「優れたリーダーはみな小心者である」と言う本や、EXILEのHIROさんの「ビビリ」という本を読み、「小心」とうのも、性格の一側面であり、「繊細さ」「危機管理力、危機対応力」につながるからこそ、リーダーに必要な力ということを知りました。別の面から見たら、プラスな性格でもあるわけです。

 だったら、その性格の特性を把握して、うまく、活かしていけばよいのだなと改めて感じました。
 
 小心のマイナス面によって、なかなか行動できない、チャレンジできなければ、今回の運転のように、人に頼ったり(一緒に行ってもらったり)、今できる事に付け足したりして、徐々に経験知を増やしていけばよいのだなと改めて発見にもなりました。
 
 さて、今度は車でどこに行ってみようかな。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

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