見出し画像

肩こりは、本心からのサイン 

 片頭痛の発作を定期的に体験することで、生活習慣の見直しや予防について考えるようになりました。
 本当に仕事が手につかず、起き上がれないぐらいの激痛で、恐怖すら感じるようになり、心から(本気で)、何とかしようという気持ちなったからです。

 主治医の先生から話を聞き、「ミグシス(血管の極端な収縮を抑えたり、脳内の血流量低下をおさえる薬 片頭痛の予防薬)」を処方してもらいましたが、時に、やっぱり激痛に襲われます。

 そこで、手帳や日記に、自分の心身の変化を記録するようになりました。
例えば、体重やお通じの様子、食事内容、身体のだるさ(元気さ)などです。

 すると、一つの傾向が見えてきました。
 それは・・・

片頭痛の発作が起きる、1,2か月前から肩こりがひどくなっている。
片頭痛が起きる年は、おなかの調子が整っていないことが多い(下痢が続いていたりする)

と言うことでした。
 特に、肩こりは、仕事をするようになって、結構続いていました。
 次のような経過をたどって、対処してきました。


1 姿勢の改善

 パソコン作業や机に向って何かしているときに肩こりが続くことに気づきました。
 単純にデスクワークが長くなることで、肩に負担がかかる姿勢になると思い次のようなことを取り入れました。

・椅子の高さの調整。
    特に特に長時間のデスクワークになると負担がかかりやすくなるため
・どんなに調子よくすらすら仕事が進んでも、定期的に (1時間のうちに10分ほど)休憩を知れ、のびをする。立ち上がって、歩くなど、体を動かす。
 家にいる時は、別の家事(皿洗い、洗濯物をたたむ、風呂を掃除する・・・)を行い、体を動かす休憩代わりにする。

2 肩を温める 

 肩こりは、実際には「血流の悪さ」が原因で起こってくることを知りました。
 何らかの原因で、肩から首の血流が悪いということです。
 11月以降に肩こりを感じやすくなっていました。
 たぶん、体が冷えるからです。

 夏場でも、エアコンが効きすぎている部屋にいると、同じように肩こりを感じることもありました。
 そこで、特に冬場の寒い季節は、貼れるカイロを下着の肩辺りに貼りつけ、温めるようにしました。これは、かなり効果があり、肩こり予防にもなりましたし、肩がこってきたとき、すぐに治る事にもつながりました。
 夏場のエアコンによる冷えは、カイロだと、外に出た時に暑すぎて大変なことになるので(笑)、お風呂を上手に活用しました。ぬるま湯に長時間入り、「体の芯」から温まっていると、エアコンによる冷えを予防でき、血流もよくなるので、肩こりを減らせました。

3 自律神経を整える

 緊張やストレスがかかると、交感神経が優位になります。
 交感神経が優位になると、体を興奮させ、活発に動ける態勢を整えます。車でいえば、アクセル部分。血管を収縮させ、心拍数を高め、血圧を上昇させます。
 ということは、血管収縮作用によって、「血流が悪い」状態になります。
 また、呼吸が浅くなり、胃の働きも低下するので、便秘や下痢につながりやすくなります。
自律神経が乱れ、交感神経が優位な状態が長く続きすぎると、長期的には、体の不調が多くなります。
 なので、睡眠や三食をしっかり食べることを始め、規則正しい生活にして、交感神経と副交感神経のバランスがよくなるように心がけました。

4 リラックスする

 最近気が付いたのですが、1日の中でも肩がこる時と、こっていた肩が何ともなくなる時があります。簡単にいうと、「●●を~までに、やらなくちゃ(やらなければいけない)「~すべきだ」という気持ちが強い時、それこそ、「肩に力が入る状態」になるので、肩こりにつながっていました。でも、そんな気持ちがほどけている(いく)と、自然と肩のこり、違和感も消えていきます。
 特に、過去の自分は「頑張って頑張って」「努力、努力」「我慢して乗り越えて」の価値観が強かったので、それこそ、ガチガチでした。
 
いつも力が入った状態が反映されていたんだと今ならわかります。
 休日も家族との時間より、仕事を優先していた時があり、いつも「戦闘モード」だったからかもしれません。
 だいぶ変わってきたとはいえ、性格(価値観)の部分は急にはガラッと変えるのが難しいので、今は、リラックス効果がある音楽を聴いたり、朝散歩を習慣にしたり、ベランダ読書タイムなど、自分が好きな時間(楽しめる時間)を多く取り入れたりするようにしています。

5 肩こりをサインと受け止める

 もう一つ気付いたことは、肩こりは自分の「心(本心)」からのサインではないか」と言うことです。
 頭で考えて、今日のうちに、今のうちに「~を終わらせておこう」と机に向かうと、なぜか、急に肩こりがして、なかなか取り組めない時がありました。
 取り組んでも進みが悪い!以前の自分であれば、それこそ「肩こりぐらい・・・」と頑張って、無理やり終わらせようとしていたと思います。
 
 しかし、最近、

「体のこわばりは、心のこわばり」

というような言葉を知り、自分の心の状態が体に出てくる、感情のひっかかりごとに、体の痛い部分がかわってくると実感しています。

 なので、

肩がこる時ほど、実は自分は「本心では休みたい、今やりたくないと思っているのに、無理やりやろうとしているサイン」と受け止め、一度、離れるようにしています。

 そして、ちょっと散歩したり、本を読んだり、昼寝したり、思い切り、心身がリラックスできる、休めることを行うようにしました。
 すると、不思議と、肩こりが治ったり、散歩中に、仕事のヒントとなるアイデアが浮かんできたり、頭がすっきりして、逆に、思った以上に仕事がはかどったりする経験をしました。
 
 肩こりも、付き合い方次第で、いろいろと発見があったり、自分へのメッセージを受け取れたりします。
 
 ひょっとしたら、片頭痛も、今、無理やり自分に課した仕事を強制的に辞めさせる(自分を休ませる)ために、「自分が」引き起こしたことかもしれません。 

体の声をうまく聞きながら、生活改善に生かしていきたいです。

皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

この記事が参加している募集

最近の学び

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?