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読書紹介72「最高の幸せは、不幸の顔をしてやってくる!」~自分を幸せにするには、ただ「自分は幸せだ」と決めればいい。

あらすじ・概要

・さて、この本はどういう本かといいますと僕がめちゃくちゃ幸せになった過程を書いた本なのですが(笑)、もしかしたら、あなたが幸せになるためのヒントもギュッと詰まっているかもしれない・・・・。そんな感じの本です。
自分に「〇」を出してあげよう。自分に優しくしてあげよう。今が幸せ・・・から始めよう。それが、あなたも、みんなも、一緒に、幸せになれる方法です。

・今まで、「夢や目標を持つことは大切」「夢を実現してこそ幸せになれる」「夢や目標をあきらめることはつらいこと、挫折」と思っていました。

 自分のこれまでの経験から考えても、夢や目標を持つことのメリットや楽しいことはたくさんありす。
 しかし、夢や目標を達成した後に最高の喜びを味わえても、一瞬のことでした。
 その強烈な思いはすぐに冷め、また、何かを求める、もっと、もっとと際限がないことも経験しました。

 さらに、

逆に言うと夢や目標をもたないことや、途中であきらめたら、幸せになれないとも思っていました。

 だから、夢に向かって、自分に足りないことを補おうと努力するという在り方、生活になりがちでした。
 
 しかし、夢や目標がないと幸せになれないのでしょうか?
 むしろ、夢や目標を叶えたところに幸せのゴールを設定することで、今の自分を追い込んでしまうことだってあります。
 
 未来の成功のために今の自分に我慢を強います。
 未来の幸せのために今の自分をないがしろにしてしまいます。

 成功したら幸せになるんじゃなくて、幸せだから成功する。
 夢や目標から引き算して「ない」ことを見るんじゃなくて、幸せな気分でいるから「ある」ことを見るようになれる。

 上を目指して、苦しい努力を続けて、成功、達成したら「幸せ」だと思っていました。 
 しかし、成功しても、幸せになれるとは限りません。
 夢や目標が、成功の幅を縮めてしまうことだってあります。
 逆に、成功しなくても幸せになれる道はあります。
 
 見方を変えれば、不幸も、幸福の伏線になる。
 あの時の不幸があったから、今の幸せがある。
 不幸に見えることも、ぜんぶ含めて幸せ。

 自分を幸せにするには、ただ「自分は幸せだ」と決めればいい。
 そこから、信じられないほどの「成功」が待っていると教えてくれる「しんちゃん」の生き方でした。


 「あさっての法則」
 投げかけた幸せや笑顔が、投げかけた相手からではなく。まったく別の方向から戻ってくる。‥古代中国の自然哲学「五行思想」に通じます。
  覚えておいて損はない法則です。
  
ちなみに、この本の作者「しんちゃん」は こんな人 です。

 ・高校生の時に、右ひじの負傷をきっかっけに独自のイメージトレーニング法を編み出し、投手として120キロしか出なかった球速を150キロ近くまで上げることを実現
・野球を通じて、人間の可能性は無限だと学ぶ。
・その後。プロ野球選手を目指し、9年間の猛特訓を重ねるも夢は叶わず挫折。
・ファイナンシャルプランナーの資格を取得。
・大手生命保険代理店に就職。
・売上を上げることより、お客様に喜んでもらいたい!の一心で、わずか2か月で退社、独立。
・独立後、約1000名以上の顧客に恵まれ、保険業で日本一のトップセールスマンとなる。
2018年には、保険セールス史上最高額の契約金額を預かる。
・2015年に実家を会員制のふぐ料理屋に改装。隠れ家的人気店「佐一郎邸」のオーナーとなる。

しかし、ーーー

・食品衛生法違反で逮捕される。
(フグのきも提供は都道府県ごとの条例で扱いが違っているが、大阪では禁止になっていたため)留置所ライフも経験する。
・留置所で唯一ゆるされていた読書で、ひすいこたろうさんの「ものの見方検定」を読み、実践する。

・罰金を支払い釈放後、留置所で読んだ本の作者である ひすいこたろうさんにお礼のメールを送る。
・メールに返信があり、講演会に参加。急遽、自分の経験談の講演を頼まれ、成功。(取り調べで、何度も自分のことを語ったことが生かされて)
 その後、講演会にひっぱりだことなり。今に至る。

 
しんちゃん自身が、自分は幸せだと、決めて生きていくことで、側から見ると奇跡と言えるようなことを経験しているところが、とても、参考になりました。引き寄せの法則を実践した記録とも読めました。

著書情報
発行社   かんき出版
発行年月日 2021年12月6日

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。

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