掃除の会に参加して学んだこと34~ビフォー・アフター。写真を撮り続けることでやる気と達成感を味わえる。記録(思い出)にもなる。
月に1,2回、学校や公共施設などのトイレ掃除を行っています。
それぞれの場所ごとに、本当にさまざまなトイレがあります。
床がタイルの所があれば、フローリングの所もあります。
壁もタイルのところがあれば、木でできているところもあります。
便器にしても、陶器で色が白いところもあれば、水色や緑の所もあります。
いつだったか、白い便器の方が、値段が高いと聞いたこともあります。
学校であれば、最近は洋式が増えてきたとはいえ、和式のトイレもまだまだ健在です。そして、ウォシュレットや便座の保温機能がないトイレの方が多いのではないかと思います(私が掃除した学校のトイレの多くは、保温機能がない便器がほとんどでした)。春や夏には感じないでしょうが、冬の寒い時期に冷たい便座に座って用を足すことは、子供達にもとってもかなりの負担、ストレスになるのではないかと思われます。子ども達が「声を上げる」ことをしないから気づかれないだけで、トイレ以外にも「我慢」してもらうことで、「成り立っている」「表面的にはうまくいっている」ように見えることは多くあるのではないかと感じました。
少子化対策にお金も必要でしょうが、ぜひとも、今現在子供たちが生活している学校の中の設備にも税金をたくさん使ってほしいと思います。
「自分が大切にされている」気持ちを持ててこそ、周りの人や物を大切にできたり、自分の子どもを大切に育てていきたい気持ちを大きくできたりします。
さて、タイトルの話に戻します。
デジカメやスマホが登場して、手軽に自分で写真を撮影できるようになりました。
そして、その場ですぐに確認。必要なければ消去できます。
実は、掃除の会でもよく写真を撮ります。それぞれに良さがあります。
いくつか紹介します。よかったらお付きあいください。
1 元通りにするための記録写真
「掃除に学ぶ会」なので、学校や公共施設のトイレをお借りして「掃除をさせてもらう」立場になります。なので、いろいろと気を遣うところはあります。
その一つが、掃除道具やトイレに置かれたもののことです。
それぞれの場所(施設)にも、掃除道具(入れ)はあります。
中には、雑巾、ブラシ、バケツ、スッポン・・・をはじめ、いろんな道具が詰め込まれていたりします。
しかし、掃除道具自体は、自前で持って行きます。
それは、設置された道具を使わせてもらうことが申し訳ない事と、サンドメッシュ(やすり)をはじめ、徹底的に綺麗にするための特殊な道具を使うからです。
そのかわり、設置された掃除道具入れの中もきれいにするために、中の道具を一度外に出します。この時、写真を撮ります。
なぜなら、初めの道具の置き方、入れ方を忘れてしまうからです。
私達からすると、初めての掃除場所になるので、どこに何が置いてあったか、一度では記憶できません。なので、撮影した写真を見ながら、元通りにセットし直します。
掃除の会、掃除をさせてもらうことも「信頼」で成り立っています。
あまり、こちらの都合や勝手で、道具やトイレに置かれているものをいじってしまうと、「相手」からすると、変なことをされたという感覚になります。そんなことが続くと、「もう来ないでくれ」と言うことにもなりかねません。
なので、「元通り」にすることが、結構重要になります。
その時に写真撮影は、有効な手段になります。
2 どれだけ綺麗にしたかを確認するための写真~ビフォー・アフター
掃除終了後の達成感、綺麗にした後の清々しさは、何にも代えがたいものがあります。本当に、うれしいし、気持ちよいものです。
ある意味、汚いトイレの方が、楽しい思い出になったりします(笑)。
ただ、掃除をしてきれいにすると、初めにどんなだったか忘れてしまいます。それはそれで、よいことだとは思いますが、
掃除前の写真をとっておくと、よりその変化、成長、達成感を味わえます。
こんなにきれいにできたのか~
あの汚れがここまで落ちたのか~
やったかいがあったな
やればできる
みちがえるほどだな
また、汚れがそれほどないようなトイレでも、いや、綺麗なトイレだからこそ、写真撮影が有効なだと感じています。それは、ぱっと見はきれいでも、やはり、うっすらほこりがついていたり、水垢?がついていて、ぬめぬめしたりと、目には見えない、感じない汚れもついているからです。そして、そんな汚れを落としてから写真を撮ると、やはり違います。ピカピカと言う言葉があるように、かなり「光り輝いて」います。汚れが多くないことで、見た目の違いは分からない、とらえられないですが、写真を見比べることで、少しの変化、綺麗にできたことを実感できます。
そして、そんなビフォー・アフターの経験を続けることで、次の掃除へのやる気、原動力にもなっていきます。
これまでのビフォー・アフターを掲載します。
汚れの写真を見たくないという方は、飛ばしてください。
(あまりにひどいものは、掲載を見合わせているつもりですが、感覚の違いもありますので)
3 仲間との連帯~記念写真
掃除の会に参加するメンバーは、全国各地からやってきます。
「どこそこで、掃除するよ」と聞きつけると、時間や都合を合わせて、集まってきます。同じ県内の人だけではなく、中には、高速道路や新幹線を使って、5,6県を飛び越えてやってくる人もいます。
掃除を一緒に行ったことで、「同志」という感じになります。
ここで友達になって、掃除以外で交流がある人もたくさんいます。
掃除を一緒にすることで、連帯感は増します。
せっかく、遠いところから来たのだからと、掃除終了後には、みんなで記念写真を撮影します。日本全国に自分の知人、友人がいると思うだけで、気持ちが盛り上がります。
そして、自分の掃除の足跡を振り返ることに繋がります。
記念写真の枚数が増えるだけ、自分が掃除をしてきたという証にもなります。
掃除活動の中で、写真は欠かせないものになっています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。
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