ぶり照り

趣味について書きます。主に指した将棋を振り返ったり、序盤について書いたりします。

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最近の記事

振り返り36:77金型早繰り銀

こういう局面で▲35歩を打つのかは永遠のテーマなのだが、ここでは打たないほうがよいようだ。 図2で▲57銀としたが、▲66歩と突ける。▲67角が23の金を睨んでいるので。 ▲73角が本線だったが、日和って▲68銀としたのが疑問手。 最善は▲73歩成のようだ。ちなみに▲73角に対しては△62飛が最善のようだ。なかなか指しにくい。 ▲64角成としたが、△76桂だったら互角だった。 ここでは▲54桂がいいらしい。△同歩▲64角成△53銀▲31銀△同玉▲53馬△42銀▲86馬(

    • 振り返り35:対角交換振り飛車

      あまり見たことのない形。▲46銀としたが、▲46角もあったという。 ▲46銀以下、△24歩▲55銀△45角▲24歩△同銀で図2。 ここで何を指したらよいか分からず。▲44銀は疑問手。 ▲46歩△56角と追ってから▲64銀と出るのがよく、△47角成に▲23歩から▲41角成で先手まずまず。 △27歩を消すのが急所だった。 図3では手抜いて▲31飛で勝勢。▲94桂の前に▲62銀があるってことか。見えていなかった。 ▲38銀と引いたが弱気で、▲49歩でよかった。 実戦は△54歩

      • 振り返り34:対先手三間飛車

        やや珍しい対応。実戦では△65歩と突いたが、△44歩で▲35歩には△43銀とするのも普通だった。 △66歩が疑問で、▲55歩で先手まずまず。△66角▲同飛△同歩▲同角△44歩▲同角△33銀くらいで互角だった。 大事をとって△42玉としたが、▲55馬でヨリが戻った。 ここは△37角でよかった。 △59角と打ったが、△17角があるので平凡に△19角成で良かった。 ここで△51金引としたため逆転。金寄りだった。

        • 振り返り33:相雁木

          やや作戦負けの出だしから、図1は良くなったかと思った局面。 実戦は△54銀右としたが、△54歩が勝る。 ▲46角△同角▲同歩△65歩▲45歩△66歩▲56銀△46角(参考図1)は後手有利。 これがそんなに厳しいと思っていなかったが、▲26角だと攻撃力が落ちるため△75歩で十分。▲27飛は横利きが消えるため△55歩。▲47銀△68角成▲同金△67金は支えきれない。 図2で△55角としたが、△66歩が勝るようだ。▲56銀△84桂▲77金右△39角▲58飛△75歩(参考図2)で

        振り返り36:77金型早繰り銀

          33金型早繰り銀5:△42玉に最速▲56銀①

          今回から数回は、基本図で△42玉と上がる展開を見ていく。 △42玉のメリットは、前回の記事を参照。具体的手順についてはいずれ投稿するかもしれない。 基本図以下 △42玉 ▲56銀 △75歩 ▲同歩 △同銀 ▲24歩 △同歩 ▲25歩(図1) 図1までは半ば必然。△94歩型では△22飛と回ったが、玉がじゃまをして今回はできない。とすると、△42玉に代えて△41玉ではどうか、という疑問が湧いてくる。これについては△42玉型が片づいてからまとめる。 図1以下 △76歩 ▲88

          33金型早繰り銀5:△42玉に最速▲56銀①

          振り返り32:33金型腰掛け銀

          飛車先交換してきた場合には銀冠に組むが、両端を付き合っている形だとそれほど嬉しくないかも。出だしは▲76歩△34歩▲26歩△32金からなのだが、これをやるなら△94歩と早めに打診するのがよいかもしれない。 △33桂としたが、△33銀のほうが得。実戦はごちゃごちゃして間違えやすい展開にしてしまった。 図3から△43飛が悪手。▲44歩やら何やらが当たるので悪くした。飛車を成られるのが嫌だったのだが、△81飛▲24飛△37角成▲22飛成には△55角が当然ながらピッタリ。 △43

          振り返り32:33金型腰掛け銀

          33金型早繰り銀4:最速▲56銀に△94歩③

          今回は図1のように、△75歩に▲66歩と突く展開を見ていく。 図1以下 △76歩 ▲同銀 △86歩 ▲同歩 △同飛 ▲87金 △82飛 ▲86歩 △54歩 ▲65歩(図2) △54歩までは一本道で、この形の常套手段。▲65歩に対しては初志貫徹で△55銀とぶつけるのか、一旦△53銀で我慢するのか。 図2以下 △53銀 ▲77桂 △41玉 ▲58金 △32玉 ▲68玉 △44銀 ▲36歩 △55銀(結果図1) 図2ですぐに△55銀とぶつけるのは、▲同銀△同歩▲64歩△同歩

          33金型早繰り銀4:最速▲56銀に△94歩③

          33金型早繰り銀3:最速の▲56銀に△94歩②

          ひさびさに将棋のモチベが高い。書きたいテーマがいくつかあるので下書きを放出していこうと思う。なんで投稿していないんだろう。 今回は図1から、▲27同飛の変化を見ていく。 図1以下 ▲27同飛 △74銀 ▲55角 △44角(図2) ▲27同飛と取れば、図2までは一直線である。 △44角に対しては、▲91角成、▲44同角のどちらも有力。 まず▲91角成から見ていく。 図2以下 ▲91角成 △26歩 ▲28飛 △35金 ▲45歩 △33角 ▲44歩 △27歩成 ▲68飛 △

          33金型早繰り銀3:最速の▲56銀に△94歩②

          シャニマス6thライブツアーCome and Unite!:Brilliant Blooms現地参加記

          3月2日(土)、3日(日)に大阪城ホールで開催された、表題のライブを観てきた。本記事では感想を書いていく。 Day1序盤 座席はアリーナの、センターステージ左後方。なかなかいい席だった。 どういった始まりになるのかワクワクしていると、ステージに現れたのはデビ太郎とダンサーさんたち。腕立て伏せのところでパタパタしているデビ太郎はかわいらしい。 アレンジver.の「Spread the Wings!!」は、どの曲なのか分からなかった。 「Forward March !!!」の

          シャニマス6thライブツアーCome and Unite!:Brilliant Blooms現地参加記

          33金型早繰り銀2:最速の▲56銀に△94歩①

          本記事から数回に渡って、図1から△94歩▲56銀△75歩の展開を見ていく。 まずは△75歩に対して継ぎ歩で対抗する展開。 対早繰り銀の必須手筋:25歩の継ぎ歩 図1以下 △94歩 ▲56銀 △75歩 ▲同歩 △同銀 ▲24歩 △同歩  ▲25歩 △76歩 ▲88銀 △22飛(途中図)▲24歩 △64銀 ▲66歩 △24金 ▲65歩 △73銀 ▲74歩 △27歩(図2) △76歩に▲66銀は△同銀▲同歩△25歩、▲68銀は△86歩▲同歩△同銀で後手十分のため、▲88銀と壁

          33金型早繰り銀2:最速の▲56銀に△94歩①

          33金型早繰り銀1:最速の▲56銀(導入)

          はじめに 本noteの最大の目的は、33金型早繰り銀の研究を公開することであった。 マイナーな形を好む人、相居飛車の後手番に困っている人に届いてくれれば、何より嬉しい。 33金型と通常形の違い 33金型の主張は、後手でも確実に早繰り銀が出来ることだと思っている。 正確には早繰り銀から△75歩と突くことが出来る、だろうか。 通常の角換わりにおいて後手が一直線に早繰り銀を目指すと、次のような局面が想定される。 上図で△75歩は▲65歩と突かれて後手失敗。もちろん△73桂な

          33金型早繰り銀1:最速の▲56銀(導入)

          近況/今年の抱負

           ずっとバタバタしていたのが一段落した。noteに書きたいこともたくさんあったのだが、今やそのやる気はどこへやら。とにかく書いてみれば、また書きたくなるだろうという目論見でキーボードに向かっている。  最近は積んでいたゲームであったり、とにかく後回しにしていた諸々を少しずつ崩しにかかっている。何か1つのことに集中的に取り組むよりも、いろいろな事柄をつまんでいるほうが楽しいし、充実しているというふうに感じる。  今年初の投稿でもあるため、今年の抱負をいくつか宣言しておきたい。

          近況/今年の抱負

          振り返り31:向かい飛車ー三間飛車

          ▲28玉と寄ったが、▲37金が先らしい。△94歩なら▲35歩と突いて、△同角▲同角△同飛は▲44角で先手よし。よって△31飛だが、▲36金で先手十分。 以上を踏まえると図2でも▲35歩と突くことができて、△同角▲同角△同飛▲22角は飛車が近すぎる+攻め駒が少ないために先手よし。△31飛に▲25歩と取ればまずまずだった。 実戦は▲25歩△65歩に▲同歩と取ってしまったため、後手ペースに。 難しいながら先手ペースかと思っていた図3。実際は全くの互角で、最善は▲48玉。言われて

          振り返り31:向かい飛車ー三間飛車

          振り返り30:後手雁木

          △86同角▲同角△同飛▲64歩△同銀▲97角△96飛には▲64角と取る予定だったが、△99飛成▲88銀△95龍▲96歩△85龍▲91角成△87歩(参考図1)は後手ペース。 よって△96飛の局面での最善は▲88角からの千日手となるため、作戦があまりうまくなかった。 実戦は△86同角ではなく△45桂だったため、▲65銀△64歩と進んだのが図2。正解は▲54銀△同銀右▲55歩△63銀に▲46歩。手順に▲55歩と伸ばせることで、△65歩~△64角が緩和される。 ▲44歩△同銀▲

          振り返り30:後手雁木

          振り返り29:三間飛車に腰掛け銀

          ▲36歩△同歩▲同銀としたが、いまいち。ここは▲56歩と突くところだった。△73角に▲57金(参考図1)と上がり、▲36歩や▲75歩から▲66金を狙いにして先手十分。 図2では▲52香成で先手よし。△78銀成▲同銀△68金に▲69金が手筋で、△78金以下金銀を打ち合うと銀がなくなるので、△52金と手を戻さざるを得ない。

          振り返り29:三間飛車に腰掛け銀

          振り返り28:後手四間飛車に腰掛け銀

          石田流への組み換えを見せてきた図1。咎めるべく▲45歩としたが、▲99玉のほうがよい。以下、△51角には▲45歩△34飛▲44歩△同銀▲48飛△43歩▲45歩△33銀▲88銀(参考図1)で先手有利。 △36歩には▲47金と上がり、飛車をいじめていく。放っておいても▲47金から▲38飛だが、後手の角銀が使えない展開で辛い。 ▲28飛としたが、▲同飛△56金▲44飛△66金に▲69銀打(参考図2)で先手よし。 △66金の局面で自陣に手を入れる必要があるのは分かったが、▲69

          振り返り28:後手四間飛車に腰掛け銀