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話題の腎活とは

こんにちは、ちょらです。

近年腸活に加え、腎活を意識する人が増えてきました。

腎臓は肝臓に並んで沈黙の臓器とも呼ばれています。
症状が出たときには手遅れの場合が多いので、予防が大切になってきます。

そして腎臓にもっとも悪い影響を及ぼすのが「リン」です。

リンを過剰に摂ることで腎臓が弱り、人工透析になるケースもよくあります。
そして現代人は圧倒的にリンを過剰摂取しています。

つまりリンの摂取を控えなければ、1日4,5時間を週に3回人工透析をしなければいけない未来が待っていると言えます。

今回はリンが腎臓に与える影響とリンとの付き合い方について紹介していきます。


リンが身体にもたらす悪影響

そもそもリンはカルシウムと共に骨の形成に関わっていたり、細胞の構成成分であるなど体にとって大切な栄養素です。

そのため、ある程度は必要ですが、現代人はインスタント食品や加工食品などによる食生活の乱れでリンを過剰に摂取しています。

リン過剰による悪影響のメカニズム

通常リンを摂取すると骨に貯蔵されたり、血液を巡って全身へと届けられたりし、余分な分は腎臓で尿として排出されます。

しかし、リン過剰になると腎臓への負担が大きくなり、腎機能が低下することで過剰なリンが血中に送り出され、血中リン濃度が高くなります。

するとリンとカルシウムのバランスが崩れるため、リンを骨に貯蔵しカルシウムを骨から血中に溶け出す作用が働きます。

そのため骨密度が低下し、骨粗しょう症になることがあります。

さらに血中のリンが多いと溶け出したカルシウムと結合して、血管の中で固まり、動脈硬化を引き起こします。

動脈硬化は心疾患や脳疾患へと繋がりますから、リンの過剰摂取は死につながる行為であると言えます。

また、リンの過剰摂取は常に腎臓に負担をかけるので、腎機能が低下し、尿が作られなくなったり、体内の毒素が濾過できずに溜まってしまいます。

毒素は体を汚染し、老化を促進させたり、さまざまな病気の原因です。

リンの過剰摂取を避けるには

リンには無機リンと有機リンがあり、それぞれ吸収率が異なるなど特徴があります。

有機リンは自然な食品に含まれるものでタンパク質と結合しています。
豆など植物性のもので20~40%、肉など動物性のもので40~60%が体内へと吸収されます。

一方で無機リンは加工食品に添加物として使われています。
乳化剤、pH調整剤、増粘剤、膨張剤など用途は多岐に渡るため、ほとんどの加工食品に含まれています。
そしてこの無機リンの吸収率は90%以上です。

ですから、加工食品を多く食べる生活をしていると、すぐにリン過剰になります。

また、リンは無色透明で無味無臭ですから、食品にどれだけのリンが含まれているのか判断できません。
塩分であれば塩っ辛いなど味によって調節できますが、リンはそういうわけには行きません。

さらに厄介なのが、添加物として使われるリンは食品表示に「リン」と書かれることはほとんどありません。
添加物は一括表示が可能ですから、乳化剤、pH調整剤、かんすいのように表記されます。

ですからリンを避けるには加工食品を避けるか無添加の食品を選ぶ必要があります。

まとめ

  • リンの過剰摂取は腎臓を破壊する

  • 骨からカルシウムを溶け出し骨密度を低下させる

  • 血中でカルシウムと結合し、動脈硬化を引き起こす

  • 体内の濾過機能が弱まり、毒素が溜まる

  • 食品添加物として使用される無機リンの摂取を控える

  • リンは摂取量が判断できないため、加工食品や添加物の多い食品は避ける


それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!



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