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こんにちは、ちょらです。

最近一段と寒くなってきましたね。

そんな冬といえば「大根」です。

大根は春や夏にも取れますが、冬の大根は体に染みる美味しさがあります。

よく水分が多くて栄養がないと言われる大根ですが、水分自体も大切な栄養ですし、ビタミンやミネラル、食物繊維に加え、消化酵素を含む大根は付け合わせにピッタリな野菜です。

加えて大根はアブラナ科の野菜に属します。
アブラナ科といえば、ブロッコリーやキャベツ、ケールなど葉物野菜が多く、健康的な野菜の代表格です。

今回はそんな大根の栄養をまとめました。


大根の栄養

大根は根(白い部分)と葉の部分で栄養が異なります。

大根の根の栄養

大根の根の栄養成分

大根100g中の栄養成分は上記です。(根:白い部分)
水分が多いため、カロリーは少ないですが、栄養は優れています。

食物繊維の水溶性と不溶性のバランスも良く、カルシウムやマグネシウムのバランスも良いので、バランスの取れた食材であることがわかります。

・消化酵素

大根の根には消化酵素が含まれています。
デンプンを分解するアミラーゼ(ジアスターゼ)、タンパク質を分解するプロテアーゼ、脂質を分解するリパーゼが全て含まれています。

そのため、うどんなどの糖質、ハンバーグなどのタンパク質、天ぷらなどの脂質の付け合わせとしてすり下ろして添えてあります。

・イソチオシアネート

大根にはイソチオシアネートという辛味成分の元が含まれています。
抗酸化作用があり活性酸素を除去するため、がんの予防はもちろん、肌の健康維持にも関わります。

また、イソチオシアネートは肝臓での解毒機能をアップさせる働きがあり、デトックスにも関与しています。


大根の葉の栄養

大根の葉の栄養成分

大根の葉には根より多くの栄養が含まれています。
これは大根の根は水分が多いですが、葉は水分が少ないためです。

しかし、ビタミンAやビタミンE、ビタミンKや鉄といった根には含まれていない栄養素も含まれておりますから、葉も捨てずに調理した方がいいです。

また、大根の葉には抗酸化ビタミンと言われるビタミンACEが全て含まれていますから、強い抗酸化作用があることが分かります。

大根を食べる時のポイント

ポイント①:栄養の偏りを考える

大根は葉に近い上の部分と根っこの細い部分で味が違います。

これは辛味成分であるイソチオシアネートが根に近いほど多くなるためです。
つまり、スーパーでカットされた大根を購入する際は、葉が付いているならその部分を、葉がないのであれば根っこに近い部分を選択するとより豊富な栄養が得られます。
(葉にはビタミンA,E,K,鉄が、根の部分にはイソチオシアネートを多く含有しているため)

ポイント②:根はすり下ろして食べる

根に含まれるイソチオシアネートは細かく切ることで増殖します。
そのため、すり下ろすことが一番イソチオシアネートの効果を得ることができます。

ポイント③:葉は油で炒める

葉に含まれるビタミンA,E,Kは脂溶性ビタミンですから、油と一緒に摂ることで吸収率がアップします。

細かく切って、油で炒めるとより効率的に栄養を得ることができます。

逆にビタミンCは水溶性で、水に溶け出しやすい特徴がありますから、注意が必要です。
ビタミンCの熱破壊は今では否定されているのであまり気にする必要はありません。
ビタミンCについて詳しく知りたい方はこちら↓↓を参照してください。

それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!

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