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「障害」の語源とその歴史:なぜ「害」から「がい」に変わったのか


「障害」という言葉は、もともとは「障碍」でした。この「碍が」常用漢字でないために、便宜上、「害」という漢字が使われたのです。

ですが、この害がよくなかったのです。

害から想起する熟語を考えてみてください。

有害、公害、害虫など、人間に害を及ぼすものとしてつかわれる熟語が多いです。
さらに、日本では、「disorder」「impairment」「disability」「handicap」といった単語をすべて障害と訳して区別していませんでした。

それが障害者への偏見につながってしまったことは否めない事実です。

障害者差別解消法の施行に伴い、「害」という漢字を避け、
ひらがなで「障がい」とあらわすようになりました。

もともとの漢字である、「障碍」にしたほうがよいとする人もいます。

いずれにしても日本は、
聖徳太子の時代より
「和を以て貴しとなす」ことを美徳とし、
協調性を重んじた教育を重視した結果、「1億総中流社会」という多数派優位の社会を築きあげてきました。
そのおかげで、日本は、高度経済成長を果たすことができました。

ですが、ここから日本はほとんど成長していないどころか、むしろ衰退の一途をたどります。
もはや、東南アジア諸国においても下から数えたほうがよいほどの後進国になっているのです。

こんな今だからこそ、リエゾン学級経営が必要なのです。



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