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わたしの人生の30年間





高校生の頃進学先、就職先を決める時
自分にはやりたい事が何もなかった

夢がある人がすごく羨ましかった

当時やりたい事がないからとにかく自分の
”好きなこと”を紙に書き出した

10年も前の話であんまりよく覚えていないけれど

最終的に“食べること”に行きついた

食に関する仕事につきたいと思って、初めは栄養士、調理師、色んな仕事を見てみた。

パンフレットを見てみると解剖する授業があって、あ、無理だって思ったのは覚えてる

そんな時全部楽しそうワクワクすると思えたのが

ベルエポック製菓調理専門学校
カフェビジネス科

高校の友達にも将来お店出すから来てねって言って釧路を出た

カフェを開業する為に必要な知識、ラテアートの練習、お菓子作り、料理などを全部プロの先生から教えてもらえた

同じクラスになった人たちは
年齢も国籍もさまざまな人達

コーヒーにアツいお兄さん方がいたり
すっごくお菓子作りが上手なお姉様がいたり

みんな学びに来ているんだけど、スタートラインのレベルが自分とは違いすぎてできない自分に腹が立ち、よく人と比較をしていた。


そして職業体験で札幌のカフェで働かせていただいた。

19歳になるまでバイトの経験がなくて、極度の人見知りだった

いらっしゃいませと言うだけで声が震える
とにかくお客様と話すことが怖いと感じていた
コーヒーカップがびっくりする程ガタガタ震える
お客様に飲み物をかけてしまったこともあった

自分が理想としていた仕事、自分には合ってないかもって思ってカフェで働く事を一度諦めた

まずは、接客の仕事から勉強しようって思って

初めての就職先は、ケーキパンお菓子を販売をしている会社にした

接客の基本を学ぶことが出来て、1日に何人ものお客様とお話をする

お客様とお話しする事がいつの間にか楽しいって思うようになって、毎日会いに来てくれる常連さんもいた

鬼みたいな怖い店長がいて怯えていたけど中身はすっごく優しい人でずっと成長するまで見届けてくれた

今でもずっと繋がる大好きな友達もできたし
仕事ってたのしいって思わせてくれる職場だった


次はどっか遠くに行きたいと思って
滋賀県の旅館の住み込みバイトで仲居の仕事

朝の6時から23時まで、中抜けはあるけど休んだ気にもならず毎日ヘトヘト

ボロッボロの廃墟みたいな部屋で
コンロもなにもない

朝と夜はまかないが出ると聞いていたけど
毎日揚げ物の詰め合わせ

職場のおばちゃんは毎日誰かの悪口を話している
関西弁だから尚更怖い

この時に当たり前がどんなに幸せだったのか気づいた

早く帰りたいとしか思っていなかった

そして次の職場
雑貨屋さんで働いた

はじめて自分のすきなことを職場にした。
好きな髪型で好きな服装で自分の好きなことで働くのがこんなにも楽しいのかと気づくことが出来た。

友達も沢山会いに来てくれた

夜の時間や休みの日も有効にしたいからもつ鍋屋さんで掛け持ちもしていた

この時は働く事が楽しくて毎日キラキラしていたと思う笑


そんな時に彼氏ができた。
間違いなくわたしにとっての大恋愛
今までの彼氏とは何かが違った
愛をまっすぐに伝えてくれる人だった

恋愛すると仕事よりも頭の中が彼でいっぱいの
恋愛優先になってしまう

その時も彼が日曜日休みだから、わたしも日曜休みの仕事したいって思って転職までした

同棲もして、結婚すると本気で思っていた

この時は完全に自分を見失っていた

この人さえいたら周りの人なんかどうでもいいって位のめり込んでいた

いつの間にか恋愛から執着に変わっていったのが自分でもわかってなんか違うって思って、お互いに話し合って別れた。

その後も彼氏ができたりしたけど、その人を超える人にはまだ出会えていない


土日休みの仕事を選んだ職場は調剤薬局。
全く未知の世界。気づいたら6年もいた。

30歳までに結婚、子供できたらいいな位にしか思ってなかった

命に関わるお仕事だから毎日プレッシャーが凄くて正直全然楽しくなかった

私は目標に向かって改善していくのが好きで
今の店舗がより良くなるにはどうしたら良いだろうって考えて

ある題名でアンケートを集めたら
白紙で出してきた人が2人いた

その時も、何でこんな事をやるのか意味がわからない今のままでいいじゃんって陰で話しているのを聞いた

地獄耳なんだと思う

自分がやろうとしている事は全員が望んでいることではなくて

この仕事は、向上心よりも毎日淡々と仕事をこなしていく人達ばかりでただ同じ毎日を繰り返していく

自分にずっと合ってないな〜って思ってはいたけどこの出来事で確信に変わった

組織の中で働くのではなくて
自分のやりたい事を仕事にしようって思いはじめて

YouTubeの独り言動画を撮ってみたりVLOGを撮ったり絵を描いてみたり色んなことをしてみた


そんな時に実家の敷地の倉庫を改装するから、そこでカフェやったら??っていきなり弟から連絡が来た


なぜか悩むこともなく、やるって即答した
何にも考えず、ただ面白そうっておもった

色んなことを経験してきた今ならできるって自信があって、迷いはなかった

それから再びカフェで働く事になる


仕事を辞めて10年住んだ札幌からも引っ越して釧路にきた


ここからまたすぐに上手くいくわけでもなく
色々ある訳なんだけど。


結局30歳まで生きてきて学んだことは

◉小さな違和感はなにかのサイン
◉人に合わせていると自分が死ぬ
◉仕事も遊びも偏らずに同じ位楽しめている時が一番良い
◉死ぬ程嫌いな人にも感謝の気持ちを持つ
◉悔しい思いは良い方向に行く前兆
◉同じ出来事でも捉え方によって変わる
◉とりあえず考えるよりも行動が先
◉どこの土地にいても助けてくれる人は必ずいる


とゆう事を自分なりに得た30年間だった

恋愛から離れてみて一回孤独を味わう事で、自分自身と深く向き合う事ができた

恋愛は楽しいからこの先もするだろうけど、1人でも生きていける同士で一緒になったらうまくいくのかな

これからの自分の人生もたのしみ

10年前に見つけた夢がまた出てきたのがなんかおもしろい

叶えるから待っててね


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