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コーヒーの味はブラックホール

このカフェに来るまで、コーヒーの味といえば「苦い」とか「酸っぱい」とか「香ばしい」くらいの表現しか持ち合わせていなかった私だが、ここ最近はその違いに触れるたび、わずかながらだが新しい表現も覚えてきた。

苦いと言っても、カカオ感だとか、ロースト感だとか。はたまた、黒糖っぽい甘さを含んだ苦みだったりだとか。

酸といっても、柑橘系だとかベリー系だとか。はたまたキウイをギュッと凝縮したみたいな酸っぱさだったりとか。

香ばしいといっても、スパイス系のシナモンみたいな香りとか。黒糖っぽい苦味と相まって紹興酒のような香りを感じるようなものもあったり。

また、焙煎・ドリップ・エスプレッソ抽出、これらの影響でも味が大きく変わってくる。豆の挽き目やお湯の温度、抽出する時間なんかはバリスタの腕の見せ所。これまた少しの違いで、大きく味が変わる繊細さなのだ。エスプレッソなんかは、ミルクと合わせると、それぞれの豆の特徴がこれまた違った風味に。うちの出しているコーヒー豆の種類はブレンドも含めて11種類、また、ミルクの種類も牛乳・ソイ・オーツの3種類。

なんてこった。どれだけ奥深いのよ。
コーヒーって何味か?って、
そりゃもうブラックホールですわ。

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