#1「大学生、大学院生は超恵まれている」
なぜそう思うのか
大学教授の給料
大学の教授、准教授の給料を知っていますでしょうか。
大学によりますが、僕がいる地方国立大学でいえば
教授平均:983万
准教授平均:812万
どうでしょうか。僕は衝撃でしたよ。
なんか身近に感じる先生が、こんなにももらっているなんて!!と驚いたのを覚えています。
(特に就活を頑張っていた身からすると。。。)
教授の業務量
そしてこれに加えて、大学の先生というのは持っている業務が半端ないです。
ブラック企業の人たちがかすむのではないかというぐらい、やることの重さとその多様さが目立ちます。
なんか大学の教授って暇そうでしょ?
適当に研究して、発表して、大学から給料もらってそれで暮らして。。。
そんなことないみたいです。
とんでもない量の仕事をこなしています。
大学の授業関係、所属する研究会の運営、自分の研究、研究費申請など
数えてみたら、30個ぐらい進めています。
そのうえで、私たち学生の指導をしています。
半端ないです。
博士後期課程まで卒業している
最後にですが、そもそも大学教授になるためにどんなステップを踏むかご存知でしょうか。
一般的に知られている大学というのは4年間通います。
ここで卒業すると「学士」の資格を得られます。
いわゆる学部卒の称号を得られます。
そこから先、大学院がありますが、
まずは2年間通います。
2年通って卒業すると次は「修士」の資格が得られます。
基本日本の大学院生のほとんどはここで卒業し、就職していくと思います。
私も現在この過程です。
そしてそのさらに先、修士の資格を得てから加えて3年大学院に通い、
そこで出した研究成果が認められると、
皆さん知っている「博士」の資格を得ることができます。
この博士の資格が、大学教授になる必須条件となります。
さらにさらに、博士の資格を得られただけでは教授にはなれません。
そこから、助教授やポスドクといった下っ端の席が空かないと仕事に就くことができません。
仮にできたとしても、次に上に上がれるのはまたもや席が空かないと。
その席が空いた時、上に上がれるだけの成果を出し続けなければならず、
また人付き合いもしていなければなりません。
こんな超人的なことをやって初めて、准教授や教授になるスタートラインに立てるのです。
まとめると
教授、准教授ってえぐぐくない?ということを伝えたかったんです。
そこからさらに言いたいこと。
今回はここが言いたい。
そんなとんでもない人たちの時間をもらえる立場が大学生、大学院生
質問をしたらめっちゃ頭のいい、卒業したら関わることができないようなレベルの人に簡単に聞ける。
時間がないけれど、学生の立場だからなるべく無条件に時間を作ってくれる。
個別の授業時間があれば、先生の考えていることを存分に聞くことができる。他にはない、ネットにもyoutubeにもnoteにも乗っていない。そこにしかない、超絶貴重な時間がそこにある。
こんなにも贅沢な時間や空間があるだろうか。
しかも国立大学なら、年間50万。授業料免除を使えば全額免除や半額免除もある。
僕は本当に贅沢な機会をもらっていると思う。
最大限活用していきたいと思う。
けれどこの価値は、人によってだとも思う。
僕と同じ状況にいても、今しかできないことをやらない人もいる。
だからこそ、僕は今回この記事を書いた。
自分の気づきを言葉にすることで自分自身に言い聞かせていること。
そして、どんな環境であったとしても今しかできないこと、関わることができない人はいて、それがどれだけ貴重かということを重く受け止めたいために。
最後に、ここまで読んでくださりありがとうございました。
何かありましたら、コメントの程よろしくお願いいたします。
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